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平成20年第4回定例会(第3号12月12日)

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  1. 福知山市議会 2008-12-12
    平成20年第4回定例会(第3号12月12日)


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    平成20年第4回定例会(第3号12月12日)            平成20年第4回福知山市議会定例会会議録(3)               平成20年12月12日(金曜日)                  午前10時00分 開議   〇出席議員(29名)       1番  池 田 雅 志       2番  福 島 慶 太       3番  大 谷 洋 介       4番  荒 川 浩 司       6番  細 見 秀 樹       7番  吉 見 光 則       8番  大 西 敏 博       9番  審 良 和 夫      10番  杉 山 金 三      11番  今 次 淳 一      12番  稲 垣 司 郎      13番  武 田 義 久      14番  野 田 勝 康      15番  谷 口   守      16番  高 宮 辰 郎      17番  塩 見 卯太郎      18番  吉 見 純 男      19番  中 島 英 俊      20番  木 戸 正 隆      21番  松 本 良 彦      22番  井 上 重 典      23番  塩 見   仁      24番  永 田 時 夫      25番  芦 田   廣
         26番  竹 下 一 正      27番  芦 田 弘 夫      29番  高 宮 泰 一      30番  足 立   進      32番  和 田   久 〇欠席議員(3名)       5番  奥 藤   晃      28番  加 藤 弘 道      31番  仲 林 清 貴 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長       松 山 正 治    副市長       芦 田   昭   副市長      小 西 健 司    企画管理部長    溝 尻 憲 章   総務部長     塩 見 康 郎    総務部理事     田 中 法 男   環境政策部長   足 立 恵次郎    保健福祉部長    吉 田 厚 彦   健康推進室長   谷 垣 英美子    市民人権部長    廣 田 房 代   人権推進室長   芦 田 豊 文    農林部長      藤 田 重 行   商工観光部長   岡 田 勝 一    土木建築部長    桐 村 俊 昭   都市整備部長   和 久 秀 輝    下水道部長     足 垣 克 己   会計管理者    古 口 博 之    財政課長      長 坂   勉   消防長      土 家   潔    ガス水道事業管理者 岩 城 一 洋   ガス水道部長   足 立 喜久夫    病院事業管理者   香 川 惠 造   市民病院事務部長 森 下 恒 年    教育委員長     藤 林   稔   教育長      荒 木 徳 尚    教育部長      村 上 政 彦   教育委員会理事  西 山 直 樹    選挙管理委員長   足 立 昭 彦   監査委員     垣 尾   満 〇議会事務局職員出席者   局長       熊 谷 正 章    次長        鎌 田 孝 司 〇議事日程 第3号 平成20年12月12日(金曜日)午前10時開議   第 1  一 般 質 問 ◎午前10時00分  開議 ○(野田勝康議長)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の会議に奥藤 晃議員、仲林清貴議員は他の議会業務のため、加藤弘道議員は通院のため欠席する旨の届け出がありますのでご報告いたします。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。 ◎日程第1  一般質問 ○(野田勝康議長)  それでは、日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  発言の順位、時間、予告の方法は、昨日申し上げましたとおりであります。  それでは、これより順次発言を許します。  はじめに、20番 木戸正隆議員の発言を許します。質問方式は、一問一答方式とします。  20番、木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  (登壇)  皆さん、おはようございます。  通告書に基づき、あわせて枕言葉を省略してただいまから一般質問を行います。あわせて答弁につきましても、時間の関係等がありますので、簡潔明瞭にご答弁いただきたいと思っております。これは、前も申しましたけれども、たくさんの課題でありますので、特にヒアリングを通じて1時から確か4時までやったと思っていますので、十分思い起こしてご答弁ください。以上でございます。  市長公約の実現について、具体策、予算、財源、課題、実現期日について。1番目、各支所エリアを含む周辺地域がよくなる支所機能の充実について。1、東部支所、旧三和支所、西部支所、旧夜久野町支所、北部支所、旧大江町支所の課題と具体策。予算、財源、課題、これの実現の期日等を問います。  2、支所長の権限及び支所権限の拡大についての検討結果で本当に機能するのか。3、支所の予算充実、地域振興の充実、組織体制の見直しの具体策を問います。  2番目、学校給食センター建設事業変更問題について、1、建設変更による損益計算、財源確保、投資的経費、運営管理費は。2番、場所変更には三和町地域の住民の合意が必要となるが、地元説明会の開催方法はどのようになるんでしょう。3、本事業は地域振興に寄与し、地域格差の解消につながるが、代替の施策を具体的にどのようなものであるかを問います。4、中学校の給食未実施学校における整備計画と合意形成のプロセスは。  3番目、市民にほめてもらえる交通問題、低額バス交通網の整備の実現について。運賃設定、運行路線、運行時間、高齢者対応、交通空白地域対応、あわせて先般新聞報道がありましたが、特にこの場所につきましては、三和中学校で吉見議員と私も臨時の市議会を開催いただきました。中学生の皆さん方からも、スクールバス対応につきましては、後で詳しく申し上げますけれども、非常に関心が高かったことと思いますのであわせてご報告申しておきます。  6項目のそれぞれの課題と財源、施策はいつまでに実現できるか、職員体制につきましては、先般のときの一般質問につきましても、市長は2人の片手間では対応できないということを私の答弁をいただいたことを中心的にご答弁いただきたいと思っています。  4番目、長田野工業団地アネックス京都三和の用水問題につきまして、検討結果概要のうち、合併特例債が適用できない場合、どのような財源対応をしていくのかにつきましてお答えをいただきたいと思います。それから、あわせて企業誘致施策につきまして課題点等につきましてお考えをお示し願いたいと思います。第1回目の質問を終わらせていただきます。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  おはようございます。  木戸議員のご質問に、お答えさせていただきたいと思っております。  最初の合併協議に基づく支所の関係であったかとこのように思っておりますけれども、市長公約にかかわる支所機能の充実につきましては、もともとこれは総務部理事を中心に各支所あるいはまた各関係課によるプロジェクトチームを組織編成いたしまして、現在の支所の課題調整あるいは機能の充実のためにいかにやるべきかということの検討を重ねてまいった次第でございます。窓口に来られた住民の方々からは、以前より職員が少なくなって寂しいなとか、あるいはまた担当部署がなくなり、その場で相談できないんで困ったなあとか、返事が返ってくるなども聞いておりますが、精いっぱい当部署との連携を密にいたしまして、現体制の職員で皆様に不便をおかけしないように努力しているところでございます。また、支所内だけでなく本庁と連携をしながら窓口対応でありますとか、事務事業の研修を行いまして、ご来庁なされる皆さん方に満足のいくように対応に努めてまいるということでございます。支所のエリアの見通しにつきましては、旧町の方だけでなく、旧市の方にも前にも一度申しましたように、旧町の周辺の方にも利用していただけるような形にしてはどうかということと、また保健福祉センターでありますとか、そういった地域包括支援センターと同じように地区担当などによる地域への働きかけを行っていきたいと、こういうようなことでございました。支所の名称変更等につきましても質問にあったかと思いますけれども、新しい一つの市という意味で、皆さんが一体感を醸成するためにもそういった名前を、前回にも東部やとか西部やとか北部やとかいうお話をさせていただきましたが、そうすることによって新市の一体感を感じられるんじゃないかなということも、せんだっても申したようなわけでございます。現在、取りまとめ中でありますし、11月に行った支所エリアのそういった自治会長会へのアンケートでは、旧町の名称も残してほしいというご意見も多数ありました。この点に関しましては、今後、十分に意見を伺いながら最終的には調整を図りたいと考えている次第でございます。  それから、これも前回からお話ししておりますように、支所の権限の拡大のことにつきましては、まず、予算につきましては、その支所の意見も十分聞きながらですね、支所の将来を見据えながら検討してまいりたいということが一点と、それから権限につきましては、前にも述べましたように、住民のやっぱり安全・安心ということを最優先に考えますときに、緊急時には支所長から直接、消防団への出動要請を伝えられるようにしなければ、本当に一瞬の間にあるいは災害に対してはその場ですぐ対応できるような形を取りたいということでですね、特に昨今ゲリラ豪雨でありますとか、そういったものが起こる時代でございますので、そういったことも鑑みながら支所長に権限を持たすべきやということでお話しさせてもらっているわけでございます。特にそういったところの通行止めを支所長の権限で「ここから先は、危険ですからだめですよ」ということが即座に言えるような対応をとるということが大事かと思っております。それから、支所の充実を図るためには、今以上にいろんな面で直接かつ積極的な支所の運営活動が必要な、こういったことにつきまして、支所の人数も増やさないといけないのではないかという形も出てくるかと思いますけれども、合併前の住民満足度の維持を図れるような形で今後努めてまいりたいということでございます。  その次で質問があったのは、支所予算の充実についてということですが、今の関係と絡んでくるわけでございますけれども、第4次の行政改革大綱等によりまして、健全な行財政をしていかなければならないという私どもの考え方もありますけども、ただ、財政の硬直化を招くような大幅な財政支出は考えられないとこう思っておりますし、特に議員もご承知のように、きのうも申しましたように6月議会と9月議会と12月のこの議会で、どんどん経済的な問題は大きく変化しておりますし、そういったことを考えますと、来年も不況だと言われていますし、いつ経済が回復していくかわからない点で、そういったあたりにつきましてもできるだけ災害とかそういったことに急場をしのげる支所の権限と、そして予算につきましては災害に備えて安心・安全な対策の充実を図るような予算を考えてまいりたいとこのように思っているわけでございます。  それから、学校給食センター関係におきましては、大変、議員には申しわけないですけれども、担当の方に回答を回させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、交通問題につきましても、担当が後ろに控えておりますので回させていただきたいと思います。  あとは、三和の私も就任以来いろんな議員ご承知のようにアネックス三和の水問題で頭を悩ましておりまして、再三、府庁の方にも行きまして最終的には副知事との間でひとつ取り持っていただきましてですね、せんだっても知事さんのところ、あるいはまた副知事さんの方にも行かせていただきまして、この問題のことに、以前のことは以前として、もう既に市長もかわったわけですので、何とか力を貸してくれということでまいりまして、それならばということで話し合いの場を持つということにもなりましたし、そういったことで今後府の職員とそれから出先の振興局と、そして私どもの担当の間において、もう少し水のことについてのプロジェクト的なことで前に進んでいくように頑張らせていただきたいと思います。そして、お聞きのように、これも財源が合併特例債以外はないとこのように思っておりまして、このことの許可的なことにつきましても、私どもは知事に出会いに行きましたときにそういうふうな返事もいただいておりますので、これで行きたいとかように存じておる次第でございます。このことは、今も再三言いましたけれども、知事そしてまた副知事あるいは関係者の京都府知事部局の関係者とせんだってお話しして帰ったところでございます。  あとは所轄の部課長に答弁をさせますので、ひとつよろしくお願いいたします。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  教育長。 ○(荒木徳尚教育長)  新学校給食センターの建設事業の見直しについて、お尋ねをいただいております。一つ目の計画見直しによる損益計算、財源確保、投資的経費、管理運営費についてはというご質問でございますが、補助金としましては、平成18、19年度に実施をいたしました基本設計、実施設計等で9,423万5,000円ということになっております。それから、交付金としましては平成20年度に実施予定をいたしておりました新学校給食センターの建設の安全・安心な学校づくり交付金として2億2,847万4,000円がございます。補助金の返還でございますけれども、受け取った補助金のうち、当初計画どおりに使用したものについては、返還の対象外の取り扱いをしていただくようにただいま府と協議中でございます。また、安心・安全な学校づくり交付金の方でございますが、本年度建設予定であったために、その建設ができておりません。未実施でございますので、これについては文部科学省の方に全額辞退を申し入れておるところでございます。  次に、文部科学省の交付金辞退の今後の影響はどうなるのかと、こういうお尋ねでございますが、新学校給食センターの建設年度は、後年に延期になるので安全・安心な学校づくり交付金を改めて京都府教育委員会に要望していくと、こういう手はずになると思っております。  次に、公設地方卸売市場で給食センターを建設する場合に、中学校給食の給食方式の見直しにより施設規模が7,000食から5,000食の給食センターになっても、合併特例債の適用を受けることができるか、こういう問題でございますが、規模を縮小して建設する場合でも、施設の合理化、均一化を行う施設の統廃合であることから、合併特例債の適用は受けられるということでございます。  次に、給食センターを三和に建設した場合と、公設地方卸売市場に建設した場合の配送コストの比較の方法でございますが、福知山、夜久野、大江の3センターの20年間の配送車両維持経費、維持管理費、それから更新費用並びに配送人件費、燃料費等をもとに比較検討をいたしております。三和から学校密集度の高い旧福知山市街地に建設を変更いたしますと、各校への給食配送回収にかかる走行距離が短縮をされてまいります。そのことにより燃料費とか回送車両の管理経費の軽減及び配送車両の台数が2割削減(後刻、2台削減と訂正発言あり)できるということでございますので、1億2,700万円の削減が図れると考えているところでございます。  次に、ランニングコスト、20年間の削減を具体的にどうしてするのかというお尋ねでございますが、今回の削減計画につきましては、今後の子供の出生数の推移状況とか、施設の老朽化、財産処分の制限期間の緩和など、社会経済情勢の変化を見据えて、20年間のシミュレーションを行い削減額を算出いたしております。今後、住民理解や財政状況の変化等、さまざまな要因が加わるということも考えられます。こういったことの実現に向けて努力をしてまいりたいと思っております。  次に、地元説明をどのようにするつもりかというお尋ねでございますが、今回の見直しの趣旨や内容を説明し、ご理解、ご協力が得られるように粘り強く努力を重ねていきたいということでございます。現在、地元説明会の開催を準備中でございまして、できれば小学校単位で開催をしていきたいとこのように考えているところであります。  その次に、代替案、代がえの案をどうするのかというお尋ねでございますが、給食センター建設予定地は、国道9号線に面した一等地でございます。地の利が大変すぐれた場所でございますので、その特性、利点をうまく利活用できる施設が誘致できればありがたいとこのように思っているところでございます。  その次に、中学校の給食未実施校における整備計画と合意形成のプロセスをどうするのかとこういうことでございますが、中学校給食につきましては、現在、中学校給食検討委員会を立ち上げまして、どのような給食の実施方法がふさわしいのかを検討していただいております。今後、児童生徒、保護者などにアンケートをいたしまして、そのアンケートの結果を検討委員会に報告をし、それを参考にして協議をいただいて、望ましい中学校給食の実施方法について意見集約をお願いしてまいりたいとこのように考えているところでございます。その意見集約の結果を受けまして、教育委員会として実施方法なり施設設備方針を固めてまいりたいと考えているというところでございます。以上です。 ○(野田勝康議長)  市民人権部長。 ○(廣田房代市民人権部長)  失礼します。交通関係のご質問についてお答えさせていただきます。  交通関係の公約につきましては、プロジェクトチームを設置いたしまして、具体的な検討を行っているところでございます。そのうち、運賃設定につきましては、低額、低い額、または定まった額のわかりやすいものにするよう現在考えているところでございます。導入時期につきましては、21年度をめどとしております。運行路線につきましては、現行の路線を基本といたしますが、利用状況等も考慮して段階的に見直しを実施していくよう考えております。運行時間は、通勤、通学、通院等の利用状況を視野に入れながら時間設定を考えていきたいと思っております。高齢者につきましては、優遇措置を導入するよう検討をしております。また、交通空白地域につきましては、有償運送を利活用できるような実施団体と協議を進めていくよう検討をしております。その他、大型店への乗り入れ、スクールバスの有効活用等につきましても、今後、検討を進めていきたいと思っております。  また、職員体制でございますが、職員体制につきましては、本年の4月に生活交通課に交通対策係を新設いたしまして、公共交通について検討をしているところでございますが、職員体制については現状維持をいたしまして、必要に応じて現在もございますプロジェクトチームの会議などを設置いたしまして横断的に対応をしていきたいと考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  教育長。 ○(荒木徳尚教育長)  先ほど、配送コストの比較について答弁をした中で、私、うっかりしまして間違いをしておりますので訂正をしたいと思っております。つまり、公設市場の方に移したときに、配送車両の台数が2割削減できるというような言い方をして間違っておりました。2台でございますので、えらい失礼をいたしました。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  それではですね、長田野工業団地の関係をさせていただきたいと思っております。今も話がありますように、合併特例債という形の活用について知事部局とお話をいただいたという形でございますので、それは私も大きく評価したいと思ってございます。念には念を入れるという形だったと思っておるんですが、ただ、企業誘致対策につきましては、いろんな形が旧三和町時代もやってきた特別な施策があったわけでございますが、そういったものをある一定引き継いでおるとは思うんですけれども、特に先般来からの話にありますように、これから市長もおっしゃったように本当に企業誘致が可能なのかどうかという瀬戸際でありますので、確かに水を引くということにつきましては、対応の中でセールスポイントになるという私も確信はしておるわけでございますが、そうも言いながらも合併をして、いわゆる後で財政のことを申し上げたんですが、激変緩和措置が終わった後に後年度負担を踏まえたりして、生き残りをかけて自主財源ですね、毎回話がありますように、本市は非常に好調であったということで長田野企業が今いいわけでございますが、かといって、この企業につきましてもご案内のとおり非常に不透明な、いわゆる勝ち組、負け組というのが盛衰あるわけでございますので、そういった社会情勢を見ながらであっても、セールスポイントにつきましては、水があるということについても私たちもそのとき把握しておりましたので、その問題についてもあれですし、あわせて現況の取り組んできた経過の中で、こういった問題があるという形、例えば水問題が解決すれば、それがいいのか悪いのかという形について、率直に現況を知らせていただきたいと思っております。以上です。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  ただいま、木戸議員さんがおっしゃるように、企業誘致と言いますのは福知山市、あるいは三和地域にとって大変重要だということは重々認識をいたしておりまして、本市のやはり雇用の場でありますとか定住要件の整備、あるいは人口増、それからひいては市内経済の活性化、どれをとって見ましても極めて、極めて重要な事業だというふうに考えております。で、先ほど市長がご答弁申し上げましたように、水が十分でないということでネックになっておることも事実でございまして、新たに合併特例債を活用して何とかしたいということで、京都府の方もいよいよ動き出していただきました。過日も京都府の方から連絡がありまして、京都府の本庁の5部署、商工労働観光部、あるいは。                   (不規則発言あり) ○(岡田勝一商工観光部長)  ということで、いよいよ本格的な取り組みも始まろうというふうに考えております。そうした中で福知山市としましても、三和の工業団地に何としても企業誘致をしたいということで、あらゆる角度からやっておりまして、とりあえずは今の優遇制度ということで頑張っておりますが、最近では流通関係にその門戸を広げたということで、現在1社が建設中というようなことでも一つの成果であろうと言えると考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  分譲単価の値下げの要請という形に、ちなみにこのプロジェクト結果から出ておるわけですが、これのことにつきまして、本市だけで可能なのか、いわゆる投資的評価も踏まえてですけれども、この問題についてはどのような見通しをされているかご答弁いただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  分譲単価につきましては、議員さんがご承知のとおり、大体あそこは1万7,000円から2万円を過ぎたぐらいの単価で分譲はされておりまして、あくまでも土地そのものにつきましては、独立行政法人の中小機構とそれから京都府が持っておる用地でございまして、現在その両者に価格の値引きも含めて要請はいたしておりますが、今のところ確定はいたしておりません。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  それでは、時間の関係がありますので、今度は市民にほめてもらえる交通問題に移らせていただきます。この検討結果をちゃんときれいにご答弁を読んでいただいたと、こういうふうに思っていますが、ところで、先ほど私、冒頭で申しましたように、市長はかつて私の答弁で、2名では難しいと腰かけ的な、ご答弁をされたのはご存じだと思いますが、私は、プロジェクトチームという話がありますが、なかなかこの問題について期限が切られたわけでございますが、鉄軌道を持たないという、例えば私も旧三和町でございますが、市長はこの問題につきましては選挙戦を通じて非常に私は細かくと言いますか、実態をちゃんと言っていただいたと思っています。例えば、今ご案内のとおりですね、農協もそれから販売店とかいろんなものもなくなって、日々の食料を買いに行くのについて、お年寄りの皆さん方が買うよりも往復したバス賃が高いということを踏まえて、それからまた、いわゆる通学路等につきましても現実はご案内のとおりでございます、朝の2便が1便になったということもあるということで復活もできないということでございますので、地域の中で若者が定住していく、または過日申しましたように中学校の皆さんもスクールバスの問題も踏まえて、安心・安全なポイントが少ないので、地域の皆さん方がパトロールしてくれています、正直言って。それでも非常に不安を覚えておると。そして、通学費の補助や給付が旧三和町であったがないわけでございますので、今ほとんど父兄の皆さん方がお互い頼んで送り迎えしている状況でございますけれども、そういった問題がプロジェクトチームを組んでと言ってもですね、ほかのものがあるのに果たしてそれができるのかできないのか、これが今期限が切られたので、具体的にやらなければ、これはまさしく市長の公約でありますから、私はやっぱり責任を問いたいとこのように思っていますので。  もう一つは、今の答弁の中で、少なくともどんなものをお願いするんだろうと。例えば、近くの綾部市の問題であっても、もう一遍、法人といいますか、決定したわけでございますけれども、丹後なら丹後の方の話も聞かなくもないんですけれども、どういったイメージを皆さん方が考えておるのか、今こういう形であったらですね、これはもう当たり前の話でありますが、これからやっていくことについては、前も申しましたようにスピーディーなあれですね、一日一日、それからここにも書いてありますように、京都府下で確か年間で、ちょっと私、忘れましたが、相当ですね、高齢による免許を返上している方が増えております、この市でもたくさんあると思いますが、その中でやっぱりお便利タクシーの話はまだ出ていなかったわけでございますけれども、本当にこの問題については、喫緊の一番の課題でありますので、ぜひ、今あえて2名という形聞きましたけれども、これは非常に私は残念な答弁と思っております。ただ、この問題につきましては、まさしく私は地域住民の皆さん方、旧三和町じゃなくしても、9号線あえて申しますけれども、これは市域にとっても周辺地域にとっても、生き死にをかけたり、若者と定住とかいろんな問題、福祉の問題でありますから、大きな課題がありますので、その責任だけはしっかり果たしていただきたいということで置いておきます。他がありますので、よろしくお願いします。  次にですね、学校給食センターの関係に移らせていただきます。最初に申し上げたいと思いますが、この問題につきましては、市長の公約ではなかったと思うんですが、そのことだけですね、これは、例えばいい方向であっても、その後、私も地域の皆さん方と出会わさせていただきました。例えば、旧三和町長とも助役とも、また合併協の議員、また皆さん方に、非常にそのことにつきまして、なぜこういったふうになるのかという形の中で、全体的な気持ちの中では、いわゆるこの支所機能もあわせて、なぜこういういった問題になるんだという率直な住民の皆さん方は違和感があるわけでございます。ですので、その辺のところを踏まえて、例えば、後の話で順番に詰めていきますけれども、この地元説明会の開催方法につきまして確認でございますけれども、市長の本市の議会でも、全員協議会でも、また自治会でも地元の合意が必要だというふうに言ってやっています。教育長はご答弁いただいたというふうに思っています。たまたま三和町の出身の方であってもこの経過については、失礼ですが十分まだご理解ないといいますか、わからない部分があると思いますが、住民説明会にどなたが、住民説明会が学校単位でありますが、どなたが説明におみえになるのかというふうに、まず第一点、そういうことについてご答弁いただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  芦田副市長。 ○(芦田 昭副市長)  失礼いたします。  まず、最初にお尋ねいただきました、今回、三和町で予定されておった給食センターがなぜこのプロジェクトチームの中で浮上したのかという一点目のお尋ねでございます。この前の全協の場でも答弁させていただきましたけれども、この給食センターにつきましては、合併協議の中で協議されて、そういう方向にあったということは確認をさせていただいております。そうした中で、市長は箱物行政について見直しをしていくんだという大きな課題で公約を掲げられておりまして、その一環といたしまして、この給食センターにつきましても箱物行政の一つであろうということで検討チームを立ち上げたということでございます。そうした中で市財政全体をとらまえます中で少し話がずれるかもしれませんけれども、公設地方卸売市場特別会計が大変厳しい状況になっておるということを、やはり大きな課題としてとらまえておりまして、この財政問題をいかにしてクリアをしていくかということを真剣に考えていきます中で、公設市場の土地が若干余裕があると、この土地をいかに有効に活用していくかということが我々にとっては大きなこの財政浮上の一つの課題であろうということで、今回この公設市場をご利用させていただいたらいいんじゃないかという、この安易な答えをさせていただいておりますけれども、真剣に考えた中でそうした中で検討させていただいたということでございます。この辺はご理解を賜りたいというふうに思います。  さらに、三和町域への説明でございます。これにつきましては、先ほど申し上げましたように三和町の中で決定をされておったというこの施設を別の場所に移すということで、一番大事なのは三和町の方々のご理解をいただくということだと思っております。従いまして、三和町の方々への説明は、これはもう欠かせないというふうに思っておりまして、総力を挙げて住民の方々のご理解をいただくべく対応していかなきゃならんということで地元の方に説明に入らせていただく予定でございます。その対象というようなお尋ねでしたが、私どもは特にこの方々を対象にするということは予定はいたしておりません。すべての方々を対象にいたしておりまして、説明会がありましたら一人でも多くの方々に来ていただいて、率直なご意見を伺った中でご理解を、こちらも精いっぱいさせていただいて、ご理解を賜りたいというふうに思っております。説明員につきましては、私も当然行かせていただく予定ですし、それぞれの所管の部課長も同席をしていきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  住民説明会には、大変失礼なんですけれども、市長は入ってくる意志があるのかないのかということについてお尋ねいたします。
    ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  木戸議員さん、以前からこの問題につきましても関心を持っていただいていまして、感謝申し上げなければならないとは思っておりますけれども、今も副市長が申しましたように、まず、旧細見、菟原、川合この皆さん方に冒頭で私も教育委員会の方からも答えさせましたけれども小学校単位で、少なくとも皆さんの了解を得なければならないと。もちろん議員の皆さん方にもこのことについては了解を得なければならないわけでございますけれども、そういった点で私も責任上必要ならば喜んで行かせていただきますので、私でよければ行かせていただきますし、副市長で役不足やと言われるならば私が行きます。そういったあたり、私の行事等、あるいはまた仕事等の関係もございますので約束はできませんけれども、必要ならば私の空いたときを選んでいただければ喜んで参上いたします。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  ありがとうございます。あとはですね、代がえの施策についてですね、いまひとつ明確なものがなかったと思うんですが、例えばですね、これは本市の総合計画、または旧三和町がまだ過疎地域でありますので過疎計画等ありますので、基本的に今の答弁、先ほどの答弁ではそれなりの理解もできるんですが、やっぱり地元の皆さん方は先ほど申しましたようにちょっとご答弁なかったと思うんですが、本件については、あくまでも市長公約ではなかったと。その中で違和感と言ったら失礼なんですけれども、正直言ってまことに、率直に私も地元の皆さんと接触していますので、例えばですね、言い方は、またこれも失礼になるかもしれませんけれども、市長の場合については、墳墓も違うと、三和町はですね、ある意味においてですね、ですから、皆さん方はやっぱり有権者と言いますか、住民の皆様方は、この問題が急に降ってわいたような形で違和感を感じていますと率直に申し上げたいと思っています。ですから、今市長が入っていただくということで、私はそういったことについてはやっぱりなぜ私が公約でないものを、プロジェクトにないものをしたかということについてはやっぱり市長みずから、私はできるだけ時間をあわせてもらって結構でございますので、そうすれば道は開けるとこういうふうに思ってございます。  で、具体策につきましては、一等地であって、もともと前も申しましたように、私も合併協におりましたんですけれども、給食センターをあの土地にすることについて、私は正直言って不本意でありました。そういったことが地域的にもありますので、この代がえの案、地域の格差を是正できるようなそういったものを、例えばという話で結構でございますが、そのときにはこんなものを考えているんだというようなことを一つ、二つでも出していただければ、また住民の皆さん方も信頼していただけると思いますので、そういったことを踏まえて地元説明会については計画と申しましょうか、十分な検討をしていただけるのかいただけないかということについてご答弁いただきたいと。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  確かにおっしゃるとおり、私の公約の中にはなかったことですが、ただ、ああいった施設を見たときに、今、副市長も答えましたように、福知山全体というところを見渡していった場合に、給食センターのみならず、いろんな経済的なことも考えますと、果たしてあそこがいいものかどうかということに私自身も疑問に思いましたし、それがゆえにそれ以上のエネルギーを費やして地元の皆さんにはご了解を得るような形の代替的なものを持っていかないと、恐らく議員さんもおっしゃっているように地元は納得しないと思います。だから、それなりのものを、例えばの中で当日は伺って、そういう集客性の高いそしてまた地元の雇用関係につきましても給食センター以上の人たちが雇用でき喜んでもらえるような施設と思っております。それと同時に、先ほどのご質問にもありましたように、三和の水問題も解決していくことがあわせてそういった工場誘致と、あるいはまたそういった集客性の高いものを持っていくことによって活性化につながるとこのように思っていますので、極力努力いたしますのでご理解のほど、ひとつよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  先ほどの中で、財政的な形の中で投資的経費の関係はお話しいただいたと思っておるんですが、三和のケースで、市場ケースでも夜久野センター食器、食缶、配送車が必要とされているにもかかわらず、三和のケース、夜久野センターでは改修工事が計上されておりますが、市場ケースでも必要でないかということと、それから、管理運営につきましては、調理配送することが、いわゆる大江センターが廃止されますので、維持管理、業務委託料を増額計上する必要があるのではないかというふうに思います。それから、管理運営の大江センターにつきましては、大江センター廃止後、新センターが配送受けて、搬出の8割増を見ているのは、配送車の更新費用も増額計算する必要があるのではないかと。一番課題であります財源ですね、両ケースの財源の違いを、支払い利息の金額が評価されなかったと、されていないというふうに私は思っておりますので、このことについても、時間があったらまた次のがありますので、今は答弁、結構でございますが、またいつかのときに聞かせてください。  それでは、支所の関係なんですが、率直に申して、私自身はこれこそ市長の公約でありましたので、多くの旧夜久野、大江、三和の人は、市長選には私は支持をしたと思っております。で、生きがいという言い方はおかしいんですけれども、行革審ということが出ました。行革というものと今回決算を見ていただいたらわかるとおりですね、私どもが申し上げています国が認めた激変緩和措置の中で、やっぱりこういうやつを見ていただいたらわかりますように、17年度から18、19年度それぞれ交付税だけを踏まえてでも約50億増えているわけですよね。ですから、18年と19年とはここで切っておりますが、三和支所、夜久野支所、大江支所という形、東部、西部はさておいてですね、本当にその市職員増やさなくてですね、増やすと、要は職員採用をするんじゃなくて、この本庁にたくさん人がいらっしゃるわけなんです。で、たまたま今度市長が高宮辰郎議員の質問で、夜久野も大江も三和も、一遍支所へ私が行って皆さんの一遍お話を聞きたいというようなことをいただきましたので、3人の職員が本当に窓口業務を必死になってやっています。私のところはたまたま特異性でありますけれども、旧三和の支所はいわゆる萩原と接しておりますので境目がありません。で、ここまで来る間には三俣のところとあそこのところと2か所か3か所が、1か所、例えば三和町へ行く場合でしたら、いわゆる信号がたった2つしかありませんので、本方へ行くよりも時間的にも来やすいので、前にも申しましたように、特にこの税の関係について、いわゆる所得申請のときに本当にいっぱいなんですよ、周辺地域から。それから福祉の問題についても、たくさんお訪ねになっています。ですけれども、現状、この中で市の職員の皆さん方と話したと、本当に私、話したんだろうかと。私は、市民の声と言いますか、地域の皆さん方の声を聞いてもらったんだろうかと。その中で、周辺部がよくなれば、市長がですね、いわゆる市内もよくなると、このことは私は正しいと思っています。で、前の市長とのやりとりの中で私は正しいことです、正直言ってほっとしております。ただ、行革審という形、ちょっとあいまいだったかもしれませんけれども、予算についても私どもは決してそういった激変緩和措置の中でいつまでも思っていません。各支所の中で何度も申していますように、商工会や老人クラブやらいろんな中で予算が、当初予算と旧三和町から言ったら、3分の1、5分の1になっていると、それは仕方なくてもですね、本当に地域の特色を生かせるそういった市の予算になっているのかということについて、今すぐ結果を求めませんけれども、熟慮してこれなら仕方がないなと、これこそまさしくですね、周辺地域や旧夜久野、大江、三和の皆さん方が合併して何もいいことがなかったと、三和中学の生徒からもそういう質問を吉見議員と二人で受けました、胸にたまる思いをですね、ですから、ここについては許される範囲の中で、ただ行革審だという話だけじゃなくして、私は行革審に対してそういった財政的なこともご存じなのか、合併協議会で言ってきたことが理解されているのか非常に疑問であります。ですから、その辺のところも今すぐ回答を求めませんけれども、少なくともこのことについては市長は大きくやっぱり、市長を投票したといいますか支持した人は、旧夜久野、大江、三和にもたくさんあったと思っています。ですから、そのことは切なる思いでありますので、できればこの問題につきましても、市長自身がもう一度内部で調整したことを、財政的な問題について過日にもありましたように合併協で250億の特例債、それが180、それの凍結をしていくという形を踏まえたり縮小もしながら、あえて申し上げたいのは、人件費につきましても、聖域では私はないと思っています。例えば、言い方はおかしいんですけれども、そのことについてもいずれかはもっともっときちんとした形の中でやれば、市民要望、新市民を踏まえてですけれども、そういったこともしっかり私はすべきではないかと思いますが、最後に市長にご答弁をいただきたいと思います、以上です。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  前から私が申していますのはおっしゃるとおりで、福知山周辺部が本当に、特に旧3町の方から合併してよかったなと言われることが一番望ましいということで、まず周辺から喜んでもらう声を聞いて初めて福知山市になったという、一体になるんだろうと、そんなことによってあらゆる角度から今おっしゃった合併協議会のことも踏まえながら、そしてまた皆さん方から今までに貴重な意見をたくさんいただいておりますし、また、旧3町からも予算要望等で自治会を通じてみえたりですね、議員さんを通じて紹介を得ながら会わせていただいております。そういう中で、そういったことの検討結果をもとにいたしまして予算でありますとかその財源の問題、あるいはまた体制の問題、あるいはまた人員等につきまして地域の皆さんの声を聞きながらこれは当然やっていきたいと思いますので、その窓口になるのはもちろん支所の、あるいはまた代表議員さんのご意見を聞きながら今後進めてまいりたいと、このように思っておりますので。立候補したときとその後の公約と今の気持ち、何ら変わりはございませんのでご理解のほどよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  時間がまだありますので、済みません、あえてじゃあ担当理事に率直に質問させていただきたいと思っています。非常に地域の中では、また支所の中では人柄も踏まえていい意味において信頼が、支所の皆さん方とつながっていることを、私もほとんど解消はしていただいておりますので、その中で、一つ私理事に課題点と言ったらおかしいですけれども、この中でもちろんいろんな形が書いてあるわけですが、地域の特色という形と、それから特に今、今回は前よりも部長級扱いという形がひょこんと出ているわけですが、それはさておいて、いわゆるこういった予算の充実の中で、これが実際にそうであったのか、で、話してきた経過の中では、支所の皆さん方というと、話の中で合意という形になっていたんですが、どのような合意のプロセスの中でこの中の検討事項がなったのか、なっていないのかということについてご答弁いただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  失礼いたします。  支所機能の中でどのような問題が一番大きかったかと申しますと、地域の皆様方に聞きます限りでは、一番望まれましたのは、やはり本庁から遠いところにありますので、緊急時におきまして即時対応が一番していただきたいという声はたくさん聞きましたし、職員もやっぱりいざというときには応急措置であっていいから、とにかく安全・安心、住民の方の方を向いてそういう仕事を主にしていきたいということは聞いておりましたので、そちらに重点的に予算的なものを考えていっております。以上です。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  今年なんですけれども、例えば、住民の皆さん方であったのか、それとも市の担当職員からも、例えば率直に言って私自身は、帰り道ですからよく寄るんです。で、このとき前まで合併協に30人内部に置くと、で、ほかの保健福祉センターとかはさておいてですね、それが10数名になったという形で減っているわけですので、そういったことについてもあったのかなかったのか、失礼な話なんですけれども、私は夜久野、大江のとこの実態はわかりませんけれども、少なくとも三和支所はわかっていますので、その辺のところについて、補助金の関係等について、地域の特色ですね、地域の特色を生かすという形については、それぞれ夜久野、大江も三和もあるわけですが、そういった問題については議論されてきたのかどうかということについて質問させていただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  失礼いたします。  確かに人数は減ってきておりますので、職員としては大変仕事の量は増えたということは聞いております。それは確かなことだと思います。しかし、今後ですね、地区担当制の導入などを見ながら、果たしてどのような体制がいいのかは今後考えていきたいと思っております。以上です。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  済みません。では、先ほどの中で地域振興、特色ということについて、それは先ほども申していますように、いろんな農業施策を踏まえたり、例えば営農組合費なんて言ったら当初の5分の1という形で、これは私は直接営農組合の組合長さんから聞かせていただいておるんですけれども、それから観光協会も商工会も老人クラブもいろんな団体がそうなんですが、その問題について、ないというのは不思議なんです、正直言って、その話の中でですね。じゃあ、市の職員だけなのか、どこかでそういった団体等もきちんと話も、予算をつけるつけないもそうですよ、そういった話も進めておみえになったのか、今後、そういったことを進めていく気持ちがあるのかないのかについてご答弁いただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  失礼いたします。  もちろんいろんな団体がありますし、いろんな活動をされております。例えば、夜久野でしたら農匠の郷とか、あるいは大江町でしたら大江観光、それから三和におきましては三和荘などいろいろございます。そういうところのいろんな方々と協議もさせてもらっておりますし、話し合いもさせてもらっておりますけれども、今後ともまたお話はさせていただきたいと思っております。以上です。 ○(野田勝康議長)  木戸正隆議員。 ○20番(木戸正隆議員)  大変恐縮ですけれども、担当理事でございますので、できるだけですね、いい意味において市長の思い、それから支持した住民の思いが反映できるような形で、まことにご苦労さんですけれども、担当理事はやっぱり市の中では言い方はおかしいんですけれども、市職員の皆さんに私、よく聞くんです。で、私としゃべっているときと、失礼な話だけれども、実際違うような気がするんですわ。というのは、やっぱりなかなかそういった気持ちが通じにくいという意識を持っておると。やっぱりなじんでいない、一体感がないんです、職員同士もですね。それは立場の違いでそう思ってください。私と話をしたらいろんなことをいろんな意味において的確にしゃべっていただきます。なかなかそうならないという私は危惧もしていますので、ですからせめて職員じゃなくして各種団体と率直に、まずは今度市長がこの問題について、給食センターの問題のみならず入ってきていただく、顔を見せていただくと、そうして親しく市民と語っていただく、旧町民と語っていただくということでございますので、そのことによって市民も新市民と言いますか、旧町の町民との信頼が深まると思いますので、ぜひよろしく。 ○(野田勝康議長)  次に3番、大谷洋介議員の発言を許します。質問方式は、一問一答方式とします。  3番、大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  (登壇)  皆様、失礼します。公明党の大谷洋介です。通告に従い、質問を行います。  まず、生活者を守る党、中小企業を守る党、地方を守る党、公明党の強力な推進で実現また進行中の生活対策についてお尋ねします。  最初に1、生活を守る定額給付金についてお尋ねします。新たな経済対策の柱である総額2兆円の定額給付金は、生活支援とともに経済対策の意味合いがあり、来年3月までの給付をめざして今後本市においても実状に応じた交付要綱がまとめられることになります。最近、京都府より総務省のたたき台の説明会があったとお聞きしました。その中で政府、与党の自民・公明両党が合意した給付金額は、一人当たり1万2,000円を給付することとしており、65歳以上と18歳以下にはそれぞれ8,000円が加算され2万円となります。財源は、将来の子や孫につけを残さないため、赤字国債を発行しないことが大前提です。財政投融資特別会計の準備金や、行政のむだを徹底して削ることを含めて確保されています。そこで、(1)総務省提示に対する市の対応案についてお伺いします。給付対象は住民基本台帳に記録されている人と、外国人登録原票に登録されている人のうち、永住外国人や日本人の配偶者などとされていますが、就労目的や留学などの外国人をそこに加えるのか、また所得の高い人の取り扱いはどうするのかお聞かせください。  次に2、中小企業の経営悪化に対する緊急支援についてお尋ねします。現在、日本経済は大変厳しい状況に直面しています。アメリカの金融危機の影響で貸し渋りも増え、年末に向けて中小企業の資金繰りは大変厳しい状況にあります。このたび中小・小規模企業の資金繰りを支援するため、緊急保証やセーフティネット貸付による支援を過去最大級の30兆円に拡大することとなりました。まず、信用保証協会が100%保証する緊急保証制度が10月31日からスタートしました。対象業種は、公明党の強い主張で従来の185業種から現在698業種にまで大幅に拡大し、400万社ある中小企業のうち、約80%をカバーできております。そこで(1)緊急保証制度で中小企業の資金繰りの改善はについてお伺いします。どうすれば利用できるのか、内容、対象、手続についてお聞かせください。  次に3、名誉市民顕彰の意義についてお尋ねします。昨日、めでたくもノーベル化学賞を受賞された本市出身のアメリカボストン大学名誉教授の下村脩さんを名誉市民として顕彰する関連議案が本市議会定例会に提出されました。改めて敬意と感謝の念をささげます。まことにおめでとうございます。ここで、名誉ある歴代の受賞者、そしてその受賞理由を改めてお聞かせください。  最後になりますが、4、市民参加、情報開示を明示した自治基本条例の制定をについてお尋ねします。9月議会では先進地事例を検討したいとのご答弁をいただきました。ここで自治基本条例を本当に制定するのかしないのか、またいつまでに制定するのか、ここでもう一度市長の明確なご答弁をお聞かせください。以上で1回目の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  大谷議員の質問に答えさせてもらいたいと思います。  特に最初の受給の総務省の関係でございますけれども、おっしゃるように総務省のたたき台となっております今回のこの市町村の意見を聞いた上で、最終的に私どもも総務省においてのその要綱を定めた、あるいはまた国会に提出されているというものでありますけれども、受給資格は今、大谷議員もおっしゃったように、住民基本台帳に記録されているもの及び外国人登録原票に登録されている者のうち一定の者とこうなっていると、おっしゃるとおりでございます。この外国人登録原票に登載されている者の一定の者とは、今議員もくしくも同じことを申されたと思うんですけれども、永住外国人あるいは日本人の配偶者や定住者などの身分または地位に基づき在留する外国人を対象としており、就労目的や留学生等の非就労目的、在留する外国人については、そのことについても今議員のおっしゃったとおりでございますけれども、私どもはそういったことも含めまして、今、現在検討中であるというご回答しておきたいと思います。なお、観光客等の短期の滞在者や不法滞在者につきましては、これはもう私が述べるまでもなく対象外となっているのはご存じだと思います。それから、そのときに高額所得者の関係のお話があったと思いますけれども、その高額所得者の取り扱いにつきましては、その判断を市町村が行うことになっておりまして、その基準として示されているのが、年間1,800万円を超える所得を有する方について不給付にするとかですね、あるいはまた辞退を求めるとかですね、あるいはまた一たん給付しておいた後に返納していただくとかという、いろんな措置がとられるというようでございますけれども、そういったいろんなその措置をとるようであるというくらいの、今のところ回答しかできませんのでひとつよろしくお願いいたします。  それから、緊急保証制度の内容のことだったと思いますが、金融機関から要は融資を受ける際に、信用保証協会が保証することで融資を受けやすくするという制度だと、簡単に言えばそうだと思います。制度の対象は、もちろん国が定める不況業種を含む中小企業社で、かつ前年比で算定していって売上高の減少率でありますとか、価格への転換率あるいはまた利益減少率のいずれかの一つの規定の率を超える中小企業社が対象となる予定であると、このように聞いておるわけでございますけれども、指定業種につきましては、12月5日現在で618業種が指定されておりまして、全国の中小企業の3分の2が該当するというように聞いております。制度の利用にあたって言いましては、まず市へ申請していただいて、中小企業保険法の規定に基づきまして特定中小企業社であることのまず認定を受けてもらう必要があるんじゃないかなと。で、その後、金融機関へ認定書を添えて融資の申し込みを行う順序となっているとこのように思っております。  それからもう一件は、名誉市民のことについてのお尋ねであったと思います。今までの人の、特にお聞きであったように思いますが、私の手元の資料では、まず最初に福知山市名誉市民は、せんだっても申しましたように4人出ておりまして、一人目は故芦田 均氏、もうご存じだと思いますけれども、芦田 均氏は六人部に今、記念館がございますね、あの方でございますけれども、外交官としてまた内閣総理大臣を務められて、郷土が生んだ国際的にも国内的にも偉大な著名人であったということです。私どもがちょうど小学生であったと思いますけれども、ラジオで一生懸命国会討論あるいは質疑応答の、あの混乱した国会の中でもそういう状態の答弁も聞いた覚えがあります。二人目はですね、故谷垣専一氏でございます。現在の谷垣氏のお父さんでございまして、農林省の官僚から衆議院議員、文部大臣として活躍されて、郷土の発展に尽くされたという方です。それから三人目は、故塩見精太郎氏でありまして、もう議員もご承知だと思いますけれども、福知山市の職員として奉職の後、連続7期28年の長きにわたって福知山市長を務められた方でございます。本市のちょうど基礎を築き上げていただいて、市の発展にさらにまた地方自治振興に多大な貢献をなさった方だと、私も尊敬する一人であります。四人目は、これも記念館がお城の下にありますが、故佐藤太清先生でございまして、福知山市出身の日本画家で、日展の理事長も務められて芸術界の発展にご尽力していただいて、そして文化勲章も贈られました。今も申しましたように福知山もそうですけれども、各方面の美術館に多数の作品を出品され、あるいはまた福知山にはそういった形で寄贈も受けて文化の進展に大きく寄与していただいた方でございます。  それから今回、昨日も一昨日もテレビに絶えず出ておられますけれども、議案に出させていただきまして、このノーベル化学賞を受賞されました下村 脩先生でございますけれども、ご存じのように駅前でも中学生がパネルまで用意してくれましたけれども、発光するオワンクラゲですね、オワンクラゲのその体内から紫外線を当てると緑色に光るというそういった蛍光タンパク質を世界で初めて発見されて製造することに成功されたと、これが大きな賞の中のことであったと思いますが、これを上手に目印として私たちの細胞の中にタンパク質の動きがそのことによって、直接観察されたり、あるいはまた免疫学の方からもがんの研究でありますとか生命科学の研究にも飛躍的な発展をもたさせるんじゃないかなと、このようなことがあると思います。私が述べますよりも、きょうは院長が見えてませんな、院長先生の方から本当は香川先生の方から答えたもらったらいいようなことなんですが、そういう医科学的にも随分役に立つ、これからはいろんな面で発展的に化学賞を得られたと。その先生の功績は卓越したものであるとこのように思っております。先日にも申しましたように5歳まで、あるいはまた武田議員の質問のときにも言いましたように4、5歳のときに記憶というのはすばらしいものが残っていくんだという、幼児教育の関係からも申しましたように5歳まで本市に住まわれていたということで、長年にわたるその研究と業績に対して章を贈る分であります。簡単ですけれども、その程度でおさめさせてください。  それから、今市民参加のあるいはまた情報開示を明示した自治基本条例の規定のことでございますけれども、自治基本条例は、市の最高基範としていわばこの自治体の憲法に位置づけられるものでございます。もちろんこれは市民とそして皆さん方議会と行政など、まちづくりには各主体になって役割分担をして責任を明確にするというような形になりますので、実は簡単に言ってもなかなか制定については難しいことが出てくると思っております。もちろんそれは一つに市民のまず機運が高まってこないと、いわゆるこういうものがどういうものであるかということを正しく認識してもらうまでには、随分時間が僕はかかると思っております。何かなしにぱぱっと飛びつかれたときには、あるときにはもう議会を無視したような形になってしまうし、その心配あるいはそのおそれもありますので、もっと変わった方向に行くと、もう議会がいらないような形になってしまうおそれがあるわけですね。だから、議会は議会としてピシッとしたものをこしらえていく中で、私たちのもちろん理想とするところはそういったところにありますけれども、市民のとにかく、まず機運の盛り上がりがあって、いわゆる相まってそういうものができ上がっていく形にしなければまずだめだと思います。まずこういう、今も申しましたように、自治体を憲法でやる自治基本条例というのはどういうものかということを理解してもらって、十分わかってもらってからじゃないとこれは一概にぱぱっと走れるものではないというように私は思っております。要は、市民の参加と合意のもとに、十分理解した上での市民の参加と合意のもとに進めていくならば大変いいことではないかなと私自身は思っております。もちろん皆さん方、議会の承認を得なければならないことでございますので、そういったことにつきまして始めるときにはぜひまたご協力を願いたいと思っております。できれば、そういった経過とスケジュールも今後考えてまいりたいとこのように思っております。  あとは、なかったですね、以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  2回目の質問を行います。最初に生活者を守る定額給付金について(1)の総務省提示に対する市の対応につきまして、続きましてお尋ねさせていただきます。  市長から今、ご説明にもございましたですけれども、定額給付金の概要はこのような形でまとめられております。ちょうど先ほどもございましたが、定額減税をもととして、定額給付金で支給される、全国で総額2兆円ということでございます。夫婦と子供18歳未満の子供さん2人であれば合計6万4,000円が家庭に支給されるというふうな形でございます。お待ちしている家族の写真が載っています。そういうことにつきまして、給付金はどうすることによってもらえるのか、申請方法また支給方法についてお聞かせ願いますか。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  ただいまお尋ねの申請方法なり受給の方法でございますが、総務省からの説明によりますと、申請方法につきましては郵送による方法、窓口申請による方法、窓口現金受領による方法、この3つの方法があるということで承っております。また、支給方法につきましては、できる限り口座振替の利用ということで、どうしても口座振替ができない場合には窓口現金払いも可能だということで考えられておるようでございます。また、申請者あるいは交付金の受取人、これは世帯主に限るというふうに聞いております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  続きまして、年齢を算定する基準日と申しますか、それと給付の開始日まだ決定しておりませんのではっきりと言えないと思いますけれども、あと事務費用の取り扱いについて再度お聞かせください。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  今、議員さんのお言葉にもありましたように、まだ決定にはなっておりませんので、算定日につきましても流動的だということでありましたが、今、考えておられますのは、1月1日または2月1日が検討をされておるということを聞いております。また、財源的な問題で給付開始日につきましては、市町村で決めることになろうかと思いますけれども、今住民基本台帳や外国人登録システムの改修というようなことも想定がされます。で、各市町村でばらつきが出ることが説明会等では大変懸念をされておりました。京都府としましても市長会や町村会と協議を行って、統一的な日程で調整をするというようなこともこの意向として出ております。この事務にかかる経費につきましては、国が100%補助する予定だというようなことを聞いておりますけれども、原則的に人件費の本給や備品購入等は対象にならないということもちょっと聞いておりまして、一定市の単費支出は伴ってくるんではないかなということはちょっと心配をいたしております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  注意することとしまして、マスコミ等で振り込め詐欺に絡みまして定額給付金が今一番ねらわれているということで、その防止方法と申しますか、教えていただきたいのと、あと税金を滞納されている方々について、ある職員の方からお聞きしましたことですけれども、それに定額給付金を充てていいのかというような問題ですね、その辺のことについてお考えがあればお聞かせください。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  おっしゃるように、かなり新聞報道等でも報じられておりますが、やはりこういった給付金を目当てにそれを悪用するやからもないとは言えないということで、総務省のホームページの広報紙やら警察庁の取り組みとして、振り込め詐欺や個人情報の搾取、こういった予防の取り組みがされております。それから、このことによって定額給付金については現在申請手続を含め何も始まっていないのに、生年月日や家族等の問い合わせ等、こういうことについても十分注意が呼びかけられておるという状況にございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  こういうことにつきましては、決定しました前後の段階で、やはり周知徹底の方法、案内が大変必要になってくるのではないかと思われます。ございましたらよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  済みません、先ほどちょっと一点、答弁をもらしておりまして、滞納等への充当のご質問もあったということで、これにつきましてはまだ市として方向を出しておりませんので、今後の検討ということにさせていただきたいと思いますし、先ほどの防止策としてはやはり市としましてもチラシや広報紙、それから市のホームページ、こういったものを十分利用していきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  福知山市の人口を市民課でお調べいただきましたところ、現在の人口8万2,267人でございます。で、上乗せ分のある18歳以下の方々が1万5,106人と。で65歳以上の高齢者の方々が2万647人でありまして、給付総額は最大では12億7,754万8,000円と約13億円にのぼります。これは大きな使い方によっては爆弾となります。すべて市内での消費に回れば景気への刺激効果も相当程度あると思われます。特に中・低所得者層の生活が大変な子育て世代や、年金生活者、また障害者の方々、母子家庭にとりましては、非常に明るいニュースで、私が市民相談を受けましたところ一日も早い支給を待ち望んでいるというのが市民の方々の現状でございます。最後にですね、(2)の支給効果に対する市長のご見解をお聞かせください。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  市長の回答ということであれですが、国が示す今回の定額給付金の施策の目的を読ませてもらいますと、これがおっしゃるように景気の後退化の住民への不安に対する対処だということで、住民の生活支援を行うとともにあわせて住民に広く給付するという大変議員もすごいものだと言われたとおり、地域の経済対策にはすごい効果をあらわすものじゃないかとこのように思っておる次第でございます。ただ、総額2兆円規模と言われるその巨額の財政の出動となるので、効果的にその目的は、とにかく今議員さんのおっしゃったように、とにかく効果を100%出してもらえるような目的達成されるように私も心から祈っている次第でございます。以上です。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  よろしくお願いします。  次に、2番の中小企業の経営悪化に対する緊急支援についてということで、(1)の緊急保証制度で資金繰りの改善をについて、お伺いさせていただきます。こちらの方の緊急保証制度が実現ということで、10月31日よりスタートをしております。先ほど、市長のご答弁で618業種ということでございましたが、先週にあと80業種プラスされまして、現在、私が先ほども言いましたように698業種の80%弱の業種をカバーしておるというのが現状でございます。で、こちらの中を読んでみますと、緊急保証制度、先ほどもございましたが、減収で赤字でも審査は総合的に判断すると。で、対象業種が698業種に大幅拡大、もちろん先ほどありましたように100%保証ということでございます。で、この緊急保証制度にあわせまして、また従来からございますセーフティネット貸付もございますし、資金繰り円滑化借換保証制度もございます。小口保証制度もございます。予約保証制度もございます。ということで、このような制度は、どのような場合に利用できるのかということをもう一度確認したいと思います。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  今、ご質問がありました件につきまして、まず業種の拡大でございますが、議員さんおっしゃいましたように、5日現在で市長がご答弁をさせていただきまして申しわけございませんでした。12月10日に80業種確かに追加になっておりまして、698業種が対象となっておるということでおわびを申し上げます。  それから、今お尋ねの議員さんがおっしゃいましたように中小企業を支援のためには、セーフティネットの貸付制度、あるいは予約保証制度、あるいは資金保証制度、いろんな制度で今経済の底上げを図ろうというふうにされております。まず、緊急保証制度対象とならない中小企業が、一時的に資金調達を必要とした場合、政策金融公庫などによる業種を問わず利用できるセーフティネットの制度がまずあります。それから、将来の資金需要に備えたい中小企業社には、あらかじめ金融機関や信用保証協会の審査を受け、保証付融資の予約を行うことができる予約保証制度が新たに新設もされております。それから、過去に借り入れた保証付融資の返済の負担を軽減したい中小企業社には、資金繰り円滑化借換保証制度がございます。この制度を利用した借り換えによって返済期間の延長や、複数の融資を一本化し毎月の返済額を減額することも可能な制度もございます。小規模業者の資金繰りを円滑化するため、金融機関が融資額の20%について信用リスクを負う責任共有制度の適用を受けない小口保証制度が設けられておると。で、この小口保証制度は本市の小規模企業融資制度、通称マル福と言っておりますが、のベース枠でも活用しておりまして、無担保無保証の融資限度額が1,250万ということで小規模の企業者にとっては非常に利用のしやすい制度であろうというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  (2)のマル福につきましては、昨日、福島議員も質問されておられましたので割愛させていただきまして、これについても定額給付金と同じなんですけれども、周知徹底方法についてお聞かせいただければと思います。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  このたび、市が行いました緊急経済対策としての小規模企業融資制度、マル福の周知でございますが、大変、急に始めた制度でございまして、周知は大変大事だということを基本的に思っておりまして、市の各施設でありますとか商工会議所、あるいは商工会それから取り扱いをお世話になります金融機関、保証協会こういったところには当然今回の措置のチラシを配付しておりますし、市のホームページ、暮らしのガイドにも掲載をしております。また、過日、新聞等で報道されましたように、プレスによる報道も心強い限りだというふうに思っておりまして、今後とも広く周知ができるように十分努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  最後に、市長にお聞きしますけれども、この緊急保証制度、現在の大不況につきましては、どのような効果を期待されるか、どのようなお考えをお持ちなのかにつきまして、市長のご意見をお伺いしたいと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  とにかく今回大変なこういった経済的に厳しい、昨日も言いましたように100年に一度味わうようなことだということで、大変私どももこういった経済関係については苦慮しているわけでございますけれども、幸いにも今、担当の方から答えましたようにマル福は、近畿で一番先に手を挙げて、市民の皆さんのためになるようにということで企画してくれまして、多分、北近畿あるいは管内では一番早かったんではないかなと思っております。今後、そういった企業でありますとか、あるいはまた生活者に大変ご苦労をかけておるわけでございましたので、そういった点につきましてもスピーディーな対応をしてまいりたいとこのように思っておるわけでございます。特に中小企業の関係の資金繰りを円滑にするためにも、今後は期待が大きいし、また評価もじわじわ出てくるんではないかなと、このように思っています。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  今回の経済対策につきましては、ぜひ有効にご活用いただきですね、市民の方々に喜んでいただけるような結果に、ぜひつなげていただきたいなというふうに考えております。  次に、名誉市民顕彰の意義についてお尋ねします。私の母校であります創価大学の池田大作創立者が、現在、世界各国から600の名誉市民称号、246の名誉教授賞を受賞しております。激励や対話、講演や詩歌によって、世界で何千万という人々が生きる勇気を持って道を開くことができたと、受賞理由の共通点としてあります。改めて、名誉市民顕彰の意義について、これも市長にお伺いしたいと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  福知山市の市民のその条例と言いますか、その中に「市民または本市に縁故の深い者で、公共の福祉を増進しまたは文化の進展に寄与し、その功績が卓絶であり、市民の尊敬の的と仰がれる者に対して福知山市名誉市民の称号を贈り、その栄誉を顕彰する。」とこのようにあるわけでございます。先ほども申し上げたとおり、あるいはまた昨日からもこの件につきましては、今回の下村先生の功績はすばらしいものであるとこのように思っていまして、市民にとっても本当に夢と希望を与えてくれたんではないかなと。福知山市をあげて先生を郷土の誇りとしてたたえていきたいとこのように思っております。今後も福知山市市民またはあるいはまたその縁故の深い人につきましては、市民だれでもが尊敬する人を名誉市民として顕彰し、ご本人との友好関係を築くとともに、その功績を末永く後世に語り継げるようにしてまいりたいとこのように思っております。さらに、このような多大な功績がある人を、一人でも多く輩出できることを私どもは期待している次第でございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  先ほどの続きになりますけれども、元ソ連大統領のミハエル・ゴルバチョフが、母校の創立者への顕彰に対して、名誉市民また名誉称号を授与する側に、当市は福知山市になります、側に目を向ければ威信を持って称号を贈ることが、世界に強力な一つのメッセージを発していることになる。それが、私たちの同じ哲学と信念を持って、平和と価値創造の社会を構築することをめざすという強い行動メッセージなのですというふうに、ゴルバチョフ氏はおっしゃられております。福知山市におきましては、歴代の受賞者、なかんずく下村博士と信念と行動をともにするという決意の上で、先ほどの市長の答弁にプラスされまして、市政にこれからどのように生かされていくのか、最後に決意と市長の夢を語っていただければと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  受賞を知ったときに、先生と偶然にもうまく電話がつながりましてお話しさせてもらったんですけれども、来年、できたら3月ぐらいですかね、一度帰りたいと、その節にはぜひ私も欲張りですので、東京に行くまでにまず福知山へ帰ってきていただけないかとそういうお話をさせてもらいまして、笑っておられましたけれども、ぜひ立ち寄りたいということでしたので、本当にそのことが実現すれば、身近なオワンクラゲであるし、子供たちにも興味関心が一番の身近なものとして海の近い福知山ですので、そういった題材に対しても中の研究内容よりも子供たちは恐らくそういったところにも興味を持つでしょうし、また、この地からノーベル賞化学者が出たということだけでも大人も子供も興奮ぎみで迎えられるんじゃないかなと、そういうことを考えておりますので、そういったときはできたらぜひ記念講演でも願いたいなと、そして偉大な先生のそのお話を子供から大人まで聴講してそして後世に残る、そしてそのことが起爆剤となって本当に教育のまち福知山になればいいなとこのように思っておりますので、ましてや、せんだってのテレビ、あるいは新聞に出ていましたように理科離れして、また理科が5位から4位に上がったんですかね、そういったことでありますとか、大変、昔に比べまして日本の教育そのものの理科離れにも福知山がまず歯どめをしていってですね、教育のまち福知山を発信できればとこのように思っております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  ぜひですね、福知山大発展の方向に今回の名誉市民称号を位置づけていただけたらと、市長には大変な期待を抱いております。よろしくお願いします。  では最後に、市民参加、情報公開を明示した自治基本条例の制定をについてお尋ねします。先ほどの19プロジェクトの追加報告の中で、前提となる自治基本条例制定への進捗状況が全議員協議会で発表されております。その中には、現在資料として提出するものがないと、市民主体のまちづくりについては、第4次総合計画基本構想の中に書いてあるというふうな意見が結果報告として書かれておりました。一刻も早い条例制定が市民の方々から巻き起こっておりますけれども、ぜひ、具体的な制定スケジュールをお聞かせいただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  先ほども、このことにつきましては、まず市民の機運の高まりを待つ必要があるだろうと。本当に最終的にこういったものが制定されていった場合に、よき理解者が、福知山市を愛する者は、いろんな形でこのことを理解した上で参画していかなければならないと思っておりますので、ゆえに再三申しますけれども、市民の機運の高まりを待たなければだめだということで先ほど答弁させてもらったわけですが、あえてスケジュールをというようなお話でしたので、まず、先進自治体が、余りこれは数が多くないんですね、実際にやっているところが大変少ないと思っております。そういった先進自治体の研究でありますとか、あるいはまたその後に市民参加のプロジェクト的なものを丁寧に実施する中で、自治基本条例を制定していきたいとこのように思っております。で、福知山市として市民のまちづくりにも積極的な参画や、あるいはまたパブリックコメント制度を、あるいは既存制度の活用をフル回転させまして、そして市民とそして行政、そして議会の皆さん方のご意見を聞きながら21年度に本格的な取り組みが進められたらよいなと、今のところはその程度でございますので、ぜひ、そのときには皆さん方におきましてもご協力のほど、よろしくお願いいたしたいと。以上です。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  市長のご答弁の中で、2点ほど確認と言いますか、させていただきます。  1点はですね、市民の機運の高まりがないということですけれども、やはり私が思うには、行政の仕事または議会の議員の仕事というのは、そういう機運を、市民の機運を高めていくのが私たちの仕事であるというふうに考えております。やはり、自分の人生を振り返ってみましても、機運を、時を待つというふうな方法もあるんですけれども、やっぱり時は呼び起こすものだというふうに私自身は思いますし、市長も納得いただけたらありがたいかなというふうに思います。  あと1点ですね、先進地事例は、市長は数少ないというふうにおっしゃられましたですけれども、私の調査では100を超えております。これ5冊ぐらいになるぐらいの資料は私、持っております。ということで、自治基本条例といいましても、市によりましてはまちづくり基本条例とかいろいろな条例の名前がございますので、すべてひっくるめて自治基本条例という中で制定されている過程がございますのでまた確認いただきまして、ぜひ21年度での先進事例を研究するということでございますけれども、ぜひ、来年度はまとめていただいて、事例を研究してまとめていただいて前へ進めていただきたいというふうに考えております。  ちょっと、耳の痛いことばかり申しますけれども、この間の毎日新聞にですね、11月26日です。福知山市長の発言として書かれておられます。ちょっと読ませていただきます。福知山市長出馬に際し表明の自治基本条例「必要な状況にない」。福知山市議会の全議員協議会が25日開かれた。松山正治市長が、4月の市長選出馬会見で制定をめざす考えを示した自治基本条例について、市は条例の必要性そのものに市民の機運の高まりが重要で、十分な時間が必要として、現時点は条例が必要な状況にないとの認識を示した。当面は、市総合計画の市民主体のまちづくり実現をめざすという。自治基本条例は地方分権の流れを受け、全国の自治体で制定が進んでおり、住民参加や情報共有などの原則を設け行政市民の役割などを定める。松山市長は、出馬会見で市民のための市政実現の具体策として条例制定を挙げていた、とございますけれども、この新聞の情報でよろしいんでしょうか。 ○(野田勝康議長)  市長。
    ○(松山正治市長)  よろしくないです。今、お答えしたとおりでございまして、私の公約の中に入れているぐらいですから。ただ、時期的な問題がございまして、機運がないときにこちらから一方的に話をしたって、恐らく皆さんだって、これは一体どういうことだということから始まると思うんですね。むしろ、そういったことで機運を高めるためにはもちろん議員がおっしゃったように僕のその説明が足らなんだのかもしれませんけれども、市民のまちづくりのいろんな参加の中でそういったお話をさせてもらったり、あるいはそういう委員会の中でそういうお話をしたり、あるいはパブリックコメントということも申しましたけれどもそういったものを、あるいはまた今までの既存の委員会とかいろんなものを全部活用してそういう中でその話をどんどんしていくということがまず大事であろうと。そういう私が公約で言っていることがすべて今すぐぱっぱっぱっぱとできるものではない、よく言われるんです、世間で。市長がかわったけれども、一つもかわっていないじゃないかと。僕にしたら随分かえてきたなと。僕がやったことをずっと書きとめておりますけれども、僕は僕なりの公約についての、どんどん努力はしております。ただし、相手があったりあるいは事があったり、あるいは外から見ている部分と中へ入った部分と随分違いもあったりしますんで、必ずしも100%の公約ができるかどうかはまだまだ先は長い話ですので、できるまで頑張らせてもらうと、努力するというのが私の方向でして、中にはできないものも、物理的にもできないものもあったりするわけですから、必ずしも100%できるとは思いませんけれども、しかし100%に近い努力はさせてもらいたいというのが私でして、ただ、それも時と場所と時期によってそれぞれ機運の高まりによって入れていく必要があると思いますから、全くその答弁、あるいは文書で出たのかどうか、全議員協議会ではほとんど私は発言していませんから、記録を見ていただいたらよろしいけれども、記者は入っていましたしね、ただ、方針がえをしたわけでも何でもないそういう私の言葉足らずから出たものだとご理解願えればいいと思います。以上です。 ○(野田勝康議長)  大谷洋介議員。 ○3番(大谷洋介議員)  19のプロジェクトという大事なものがございます。で、市長公約、市長が出馬会見されたすべての公約のもととなるのがやはり市民参加、情報公開、また市民主権をうたったこの自治基本条例であると思います。大変な作業を要すると思いますし、私どもも提案していかなければならないというのは決意しております。ぜひ、一刻も早くこの制定につなげられることを念願しております。「市民の市民による市民のための政治」をスローガンに市民参加の会と看板に大きくうたい上げられまして、出馬会見で自治基本条例の制定を第一とうたい上げられた市長でございます。私自身、例外なくすべての情報は市民に公開し、市民に参加を図って最も大事な市の根幹部分は市民の方に決めていただくと、私たちも含めてですね、決めていただくというふうに私は信念を持っております。で、確かに100幾つの自治基本条例の先進地事例を確認してみますと、やはり市長がおっしゃられましたように短期日でつくったものにつきましては余り功を奏しておりません。で、やはり1年、2年とかけたものについては、やはり市がほかの市からも仰がれるような魅力的な自治体に成長されている事例がよく見受けられます。ここで、そういうふうなこれは私の提案ですけれども、2年とかかかるんであれば、その自治基本条例を抽出したようないろいろ市民の方々からもおっしゃられておりますけれども、そういうふうな住民投票条例とか、そういうものも作成されるというのは、やはり市長の公約にもかなったものであると思いますし、これであればさほど時間のかかるものではないというふうに考えております。また、自治基本条例につきましては、やはり市長提案というものがありますけれども、ほかには聞くところによりますと、議員であれば3名の提案があれば自治基本条例は提案できると。で、市民の方々でも50分の1の、有権者の50分の1の方々、1,000数人だったと思いますけれども、署名があれば提案できるというふうにも書かれておりますので、ぜひ一日も早い制定に向け頑張っていきたいと思います。私も先進地事例の伊賀上野と名張について、しっかり勉強してきますので、ぜひ3月議会ではまた市長と討論できればなというふうに考えております。ともかく最後になりますけれども、福知山市、他市から、全国の市町村から、視察にたくさん来ていただいております。しかしながら、市民病院、またJR、KTRの高架事業といったようなハードの事業が多いと思うんです。これはある職員の方からひしひしと訴えられた内容なんですけれども、やはりその若い職員の方々が、やっぱり先進的な自治体としてこういうふうな自治基本条例を先進的に定めて市を引っ張っていくというようなものについても視察が殺到されるような福知山市をぜひめざしたいというふうにおっしゃられている方がおりまして、私もそのとおりだなというふうに感銘しました。ぜひ、市長、これからもよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  全くおっしゃるとおりでございまして、私も経済状態から見まして、きのうから言っていますように、ハード面よりもソフトだということはよくわかっておりますし、それから今議員がおっしゃったいわゆる住民投票条例につきましても、あれも簡単そうに言われますけれども、本当に議会とのある意味ではすみ分けをしっかりしておかないと、誤解で何でだから賛成だということになって、本当に議会軽視みたいなことになるんですね。だから、ご自分で研究していただいてお知恵も拝借して、議会無視にならないような形の中でつくっていると、そのための機運が必要だということを再三言っているわけでございまして、そういったことも含めまして、確かにおっしゃるとおりハードよりもソフト面で有名になることも大事だと思いますし、そういうのが先進地やと思いますから、決してものづくり、箱物づくりばかりをねらっているものではございませんので、そのことをぜひまた行かれましたらよろしくということと、それから私は数少ないと言いましたが、全国市町村の2,000弱のうちの100何ぼですから、100分の1、それが必ずしもよい条例ばっかりだとは私は思っていませんので、そういったものを幸いにも議員、今度は三重だとかあちらに行かれて資料を寄せていただいたら、うちも旅費が助かりますし、ぜひそういったものを寄せていただきまして勉強させてもらいたいと思います。今後とも、議会とともにそして皆さんに承認を得る大事な大事なことでございますので、慎重審議する中で私どもも決してせけずにやらせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  一般質問の途中でありますが、この際、昼食のため休憩いたします。  再開は午後1時といたします。                 午後 0時03分  休憩                 午後 1時00分  再開 ○(野田勝康議長)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、15番 谷口 守議員の発言を許します。質問方式は一括質問一括答弁方式とします。  15番、谷口 守議員。 ○15番(谷口 守議員)  (登壇)  失礼します。平成会の谷口です。通告に従って質問いたします。  最初に、平成21年度予算編成についてお伺いいたします。平成20年度も下期を迎え、今後松山市長としては初めてとなる平成21年度予算編成作業が本格化するものと思います。そこで、平成21年度予算編成について大きく3点お伺いしたいと思います。  まず、第1点目に、市長が公約として掲げられた19のプロジェクトの検討結果をどのように平成21年度予算に反映させるのかであります。特に北近畿の都センターや防災センター、給食センターなど、大型事業、また市長が維持管理費の減額の方針を出されている「e−ふくちやま」整備事業、さらにごみ分別収集の見直しについて検討結果をどのように反映されるのかお伺いいたします。  2点目として、財政健全化との関係であります。いわゆる地方財政健全化法により、地方財政の連結決算が行われることになりました。本市においては、特に福知山駅周辺整備事業などの区画整理事業、また非常に厳しい財政状態にある公設卸売市場事業、さらに全国的にも問題となっている土地開発公社の問題など、財政健全化のために解決していかなければならない問題が山積みとなっております。特に区画整理事業などは、都市基盤整備の基本であり、これによる地価の上昇、固定資産税を中心とした税収確保に寄与してきた面など評価すべき部分もあります。その点も含めて、将来的な展望も踏まえながら21年度予算における取り組みについてお聞かせいただければと思います。  3点目に、過疎対策についてお伺いいたします。旧3町、また旧市においても周辺地域は過疎高齢化が進み、いわゆる限界集落、準限界集落と呼ばれる地域が多くあります。旧3町においては合併前からの地域づくりの大きな財源となってきた過疎対策事業債も平成21年度で終わることになっており、その後についてはまだ未定の状況であります。そのような状況下において、一定平成21年度予算で過疎対策を行っていく必要もあろうかと思います。また、農村地域の活性化については、19のプロジェクトもありますが、具体的な予算にどのように反映されるのかもお考えをお聞かせください。  次に、交通体系の将来像についてお伺いいたします。全国的にも地方へき地においては過疎高齢化が進み、交通機関の確保が重要な課題となっております。本市においても例外ではなく、交通体系の抜本的な改革は求められるところであり、市長の19のプロジェクトの一つとしてこの問題を取り上げられております。ところで、JRバスの園福線は、本年3月まで21往復運転されていましたが、その後、2回の時刻改正で去る10月18日からは7往復と大幅な減便となりました。園福線と言えば、鉄軌道にかわる代替輸送として省営バスが昭和14年に園部河原町から福知山に開通して運営され70年になります。その流れとして、現在三和町を含む東部地域の幹線輸送として早朝6時ごろから21時過ぎまで運行されてきました。今回の大幅な減便が時代の流れでもあり、またJRバスの判断でもありますから仕方がない部分もありますが、今回の改正で最初に福知山駅に到着する便が、朝8時を過ぎることになり、会社の始業に間に合わずやむを得ず退社に追い込まれたり、また別の交通手段を模索するなど、現実として多くの問題が生じてきております。先ほども申しましたとおり、今回の減便はJRバスの経営判断によるものでありますが、また一方でバスなどの公共交通は公益性の非常に高いもので、もうかるもうからないの尺度だけでは一方的に経営判断のみで決めるものではないのではないかと思われます。そうなると、バス会社から言わせれば、経営を続けるだけの担保を確保してもらわないと続けて行くことはできないということになります。そこでまず、本市においてはJRバス以外の民間バスには補助金を出していますが、JRバスには補助金をなぜ出されていないのかお尋ねいたします。またあわせて、今後もJRバスに対して、補助金を出す予定はないのかお尋ねしたいと思います。また、JRバスについては、厳しい運行状況の中、経営改善の方策として一昨年からオンデマンドバスを走らせています。このような工夫はどこまで功を奏しているのか、また試行中とお聞きしていますが、どのような実績を出しているのか教えてください。  次に、本市における交通体系の構築についてお尋ねいたします。バスを維持存続させるには、何においても乗客を増やすことが先決であると思います。しかし、乗客の立場から言えば、高い料金でありわざわざ無理をしてバスに乗る必要はない。やむを得ず利用しなければならない場合のみバスに乗るというのが一般市民、利用者の本音であると思います。このように考えたとき、ただバスに乗ってくださいと言い続けることにも限界があるのではないかと思われます。しかし、いよいよ市の財政状況を考えた場合、バス会社への補助金をどんどん増すことも難しいと思われます。そのように考えたとき、やはり抜本的な改革を模索していかなければならないのではないでしょうか。バスにかわる、あるいはバスを補完する交通手段についても検討していくべきではないかと思います。一方、現状では、バスが走っている以上、他の交通手段がバスの路線区間を走ることも難しいと聞いております。あくまで市民、利用者の立場に立って、今後の交通体系をどのように構築していこうとされているのか19プロジェクトの検討結果も踏まえ、将来的な交通体系の構想を、また短期的な取り組みについて、できるだけ具体的に何をいつまでにどのようにするか、考え方をお示しいただきますようよろしくお願いいたします。  次に、国道9号の改修の促進についてお伺いいたします。国道9号の改修については、現在、4車線化が堀地区から篠尾地区にかけて取り組まれており、日に日にその姿がかわってきております。また、京都に向かって岩崎地区や三和分校下においては、歩道の新設工事が進められており期待しているところであります。言うまでもなく、国道9号は本市を縦断する大動脈であり、市民生活や経済活動に、そして長田野・三和工業団地の製品輸送に大変重要な路線であります。京都府の南北をつなぐこの国道9号にかわる幹線道路として建設が進められている京都縦貫自動車道については、本市はルートから外れておりますが、この9月に綾部和知間が開通し、2014年には全線開通の予定と聞いております。全線が開通すると京都から福知山に向かって桧山付近で高速からおりた途端に、国道とはいえ、両側からガードレールに挟まれた片側一車線の道路が続くことになり、このままではドライバーから敬遠されることになりかねません。かつて本市は、その地理的優位性もあり北近畿の交通の要衝となっておりましたが、このままではいずれ陸の孤島になりかねません。今後の道路整備については、道路特定財源の問題などがあり、道路予算確保には厳しいものであるとは予想しますが、しかし、国道9号の4車線化は我々の悲願であります。財政厳しい折、悲願の4車線化への着手が困難であるならば、その前段階としてまずは歩道の整備をお願いしていただきたく思います。歩道を整備することにより、ガードレールがなくなり幅員が広くなります。通学道路、生活道路として安全面からもぜひ将来4車線化を見越した歩道の整備促進を強力に進めていただきますよう、国、京都府など関係機関の要望をお願いしたいと思います。また桧山から福知山までにはカーブが多くあります。その中でも一番急なカーブは、三和町の芦渕のカーブではないかと思います。このカーブについては、過去にも人身事故も幾度か発生しております。そこでバイパス化も含めた改修について検討していただきますよう、また国、京都府などの関係機関に働きかけていただきますよう、ぜひお願いしたいと思います。この点について、市長の見解をお伺いいたします。また、せんだって、ふるさとルート9ネットワーク期成同盟会の要望活動も行われたように聞いております。そこではどのような話があったのでしょうか、教えていただきますようお願いいたします。  最後に、小学校の統廃合問題についてお伺いいたします。本市においては、児童数が年々減少し今後の人口シミュレーションにおいても、この傾向はますますきわまっていくことが予想されています。明治時代以降、長年にわたって維持されてきた現在の小学校についても、このままでは統廃合せざるを得ない状態も将来やってくるのではないかと思われます。言うまでもなく、子供たちにとっては多くの友達に囲まれて勉強や集団活動を行っていくことが大切であるかと思います。一方で、小学校が廃校ということになれば、地域の力が失われて過疎化に一層拍車がかかりかねません。このような現状においては、今後の小学校のあり方について、どのようにお考えか新しく就任された荒木教育長の所見をお伺いいたします。また、仮に統廃合による地域から小学校がなくなった場合、これにかわる地域のセンター的な役割を担う施設として公民館が考えられます。公民館は旧市においては中学校単位に地域公民館が置かれ、また小学校区単位に地区公民館が置かれ、それぞれ地域活動の担い手となっております。合併協議会の議論において、この公民館制度が取り上げられたと聞いております。旧町においては旧市の公民館制度とは違い、すべて地域公民館として運営されてきたと聞いております。合併を機に旧町の公民館制度を旧市の制度にあわせていくことになり、第4次行政改革大綱において、旧市においての中学校区に地域公民館、小学校区域に地区公民館を設置していくこととされています。これについて、現在の状況がどのようになっているか、また、今後の見通しはどうかお伺いいたします。また、今後の地域づくりにおける公民館の役割についても所見をお尋ねいたします。以上で一回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  ただいまの谷口 守議員の質問にお答えいたしたいと思います。  最初、19プロジェクトの関係で、私の公約しております都センターあるいはまた防災センター、給食センターとこういったことについてのプロジェクトの検討結果、あるいはまた21年度に対する予算に反映するのかどうかというご質問であったかと思っております。再三申しておりますけれども、19のプロジェクトにつきましては、特に昨今、財政の厳しい中でそういった意味で福知山市の財政健全化というようなことも踏まえまして、諸課題に対しまして私ども多面的、あるいはまた総合的に検討を行ってきております。案を皆さん方にもたたき台といたしましてご説明させていただいたり、あるいはまたパブリックコメントでありますとか、あるいはまた市民へのアンケート、あるいは関係先へのヒアリング等々を実施いたしまして、現在方向性を検証しているところでございます。特に21年度の編成時期を迎えまして、福知山市民の皆さんの意見を聞きながら市民といかに、あるいはまた市にとって最良となるような方向を模索しながら来年度予算を編成していきたいと、そういう進行形のような状態でございますけれども、そのような形で今進んでいる最中でございます。この議会が終わりましたら、そういった集中的な論議も重ねるつもりでおりますので、そのことに対しましてご理解を賜りたいとこのように思っております。  2点目は、福知山駅周辺事業の土地区画整理事業、あるいは公設市場の件であったと思っておりますが、特に土地の区画整理事業など、都市計画の事業につきましては、福知山市は着実に都市基盤整備を図って来られたんじゃないかなと、そういう面で前市長あるいはその前の市長に対しましても、計画そのものあるいはまた実行に移されている内容につきましては、先輩の市長に対しても敬意を表しておかなければならないとはこう思っております。ただ、土地区画整理事業につきまして、それぞれの町並みが整備されまして、定住促進が図られるとともに、区画の固定資産税などの市税の確保にも一定寄与してきたものと私は認識しておる次第でございます。一方で、土地区画整理事業特別会計でありますとか、今、議員のおっしゃった公設市場の特別会計の累積赤字や、そしてまた土地開発公社の債務の問題などを抱えているのも事実でございます。財政健全化を見据えながら、早期に解消していかなければならないこういう大きな大きな課題を抱えているのも事実でございます。特に、土地区画整理事業につきましては、市の施行、特別会計という見地から、会計を閉鎖する場合は一般的に言いますと、一般会計が債務あるいは債権を引き継ぐことになっていくと思いますので、こういった点にもご理解を賜りたいと。会計閉鎖の仕様につきましては、今も申しましたように一般会計から繰り出しを行って、そして赤字解消を図ることになる場合も多々たくさん出てくるとこのように思っております。一般会計から繰り出し財源につきましては、もちろん基本的には土地で生じた赤字につきましては、土地の売却ということによりまして賄う、このように考えております。ただ、今地価の問題で随分低下しているという大きな課題もありますけれども、何としてもそういったあたりを土地売却によって賄いたいというのは私どもの考え方で今まで進んでまいりました。従いまして、福知山市が例えば緑ヶ丘に所有している普通財産でありますとか、あるいはまた合併特例事業で生じました行財政の跡地の売却益でそれにも対応できればというようなことも考えておりまして、平成21年度の予算編成におきましては、そういった今まで申しましたもろもろのそういったことを考え合わせながら、健全財政を目指しながら必要な施策の展開に当たっては、合併による有利な財源を最大限に生かしながら、そのことに英知を絞って私どもは行政を、あるいは編成を進めてまいりたいとかように存じておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。  それから、過疎対策のことでございますけれども、これも再三、皆さん方にも提示させていただき、あるいはまた皆さん方のご意見も拝聴しながらこの19プロジェクトの中で検討してまいっているわけですが、特に農山村の定住対策といたしまして進めている9つの事業を掲げておるわけですけれども、これは従来から継続している施策をさらに定住化にしておいて実施しているものでございまして、特に農山村地域における密接な関係ということから農林部の事業を中心として具体的な施策の推進を図っているところでございます。農山村定住対策の重点施策として、継続事業であるよくこの前から言っていますモデル事業だとかいうような表現をしておりますけれども、雲原あるいはまた金山地区の農村定住化基本計画事業におきましては、宅地分譲などを行って、ついせんだってもどなたかの議員さんの質問にも言いましたように2戸の住宅を建てたりしてそういう定着あるいは定住化の取り組みということで進めてまいっている次第でございます。いろいろと新規の事業をスタートして、ふくちの農山村応援プロジェクトという事業におきましても、過疎あるいはまた高齢化が進行した集落への支援ということで、私どもの職員も村の中に入り、そしてまた施策のあるいはまた自治会長さん初め住民の皆さんと協議の場を設けながら、事業展開を図って活性化に努めていきたいとかように思っているわけでございます。特に、今も言いましたように、私どもがそれぞれ挙げました17集落でありますとか、まだまだそれに準ずるところがあと13、そしてまた65歳以上ということになりますと112集落ございます。そういった点につきましても、模範になるような形で予算を上手に使って、そして21年度のそういうモデル地区を代表するような形の中で、どんどんその集落以外に今も申しましたように17集落あるいはまた限界集落、その合計は30ほどありまして、年齢別に言いますとまた今も言いましたように65歳以上になっていきますと112ほどの自治会がございますので、そういった意味におきましてもモデルとしてそういう施策の中で皆さんに示していきたいと。そして、ほかの集落につきましても活気が出てくるような形で次々と事業が打てたらなと、このように思っていますのでそういったあたりにつきましてもご理解のほどをひとつよろしくお願いします。  それから、議員がおっしゃったように、私はなつかしい言葉が出てきたなと思いまして、省営バスなんていう言葉が出てきましたので、本当に私どもも江戸ヶ坂をですね、木炭炊いたやつを後ろからどんどん、どんどん手で押した事例がありまして、「全員乗客の方、おりてください。」と言われて、あの坂を省営バスで走った覚えもございまして、大変そういったなつかしい、今でこそJRバス園福線なんてこういうようなことで呼んでおりますけれども、極端な赤字路線ではなかったために、これまでは、これは補助申請が実はされて来なかったわけですね、あちらからの補助申請がされて来なかったと。しかし、数年前から利用者が減少して赤字状況になってきまして、福知山市に支援を依頼するようになってきたということは、これは事実でございます。現在、ただJRバスではオンデマンドバスの実験検証といいますか、進展といいますか、そういうことからそういったなさっていることを十分見きわめながら、今後のあり方については私どもも平行して住民の足をできるだけ取り上げられないような形で進めていきたいと。またJRバスのこういったことにつきましても、いろいろと次年度につきましては、私どもも考えていかなければならない検討課題だとこのように思っております。特に園福線減便を今申されたわけでございますけれども、大変皆さんに地域の交通関係におきまして迷惑をかけていることも事実、減便がゆえに議員がおっしゃったようなことでいろんな通勤・通学に不便をかけていることにつきましても重々承知しておる次第でございますが、今後ともそういったことに協議を重ねてまいりたいと、努力をさせていただきたいとこのように思っています。特に私の公約でもあります交通空白地帯の対応ということでも、どうしても考えてまいらなければならない件だと思っております。  それからオンデマンドバスのその実績と成果はどうかということでお聞きになっているわけですが、この実証実験は平成19年の3月1日から2年間の予定で実はスタートしているわけでございまして、ルートは議員もご存じのように市内の循環、それから駒場のところ、それから三俣、議員の地元の三俣、それから今申されていました菟原、この4ルートがあるわけでして、乗車人員が各ルートとも、実は月平均しますと上りで実は35人と、下りで128人とこうなっております。そういう乗車人数等は私どもの方にも入っております。これは当初の目的からしますと20から40%程度の利用状況であって、実証実験の終了を待って課題でありますとか今後の問題点でありますとかいうことを整理しながら、最終的にはその判断をしてまいりたいとこのように考えておりますので、この点につきましてもご了解をお願いいたしたいと。  それから今後の交通体系の構想はどうかというような質問でありましたけれども、木戸議員の質問にもお答えしたと思うんですけれども、交通空白の地域でありますとか、あるいはまた高年齢者あるいはまた運転免許をお持ちでない方への配慮といたしまして、いろんなことを基本にしながら交通施策を、福祉の面も含めながら市民の生活を守るという観点からも必要なことであると考えておりますので、あわせて運賃でありますとか市民人権部長が答えましたように定額と、定める額の方と、それから低い額、低額でわかりやすいようにするように検討を重ねているところでございます。  それから、安全通学できる歩道の整備のことでございますけれども、私ども国土交通省に歩道の未整備の区間というものの交通安全対策の推進を要望してまいっております。特に通学路、そしてまた生活道路であります区間につきましては早期整備をしてくれということで、再三近畿の国交省へ行ったり、あるいはまた国の方へ出向きまして要望しているわけでございます。その荒河地区ですか、あるいはまた議員がおっしゃいましたその多保市、岩崎地区、あるいはまた三和町のその千束地区で歩道の整備を進めて今いただいているわけですけれども、また、菟原地区につきましては本年度から用地買収に着手して、菟原の中地区におきましては一部歩道設置工事に着手する予定だと、こういうふうに国交省からも聞いておりますので、私どもの要求を徐々に聞いていただきながら今後、工事が進められるものと思っておりますけれども、ただ、そのほかの議員がおっしゃったように未整備箇所につきましては、引き続き要望して、強く強く要望してまいりたいとこのように思っていますので、ひとつよろしくお願いします。  それからもう一件は、芦渕の急カーブの件、私もあそこはかなり、嫌と言うほど京都へ通うときに通っていまして、そのこともありまして私自身がふるさとルート9ネットワーク期成同盟会のその及ばずながら会長として沿線の1市1町の行政、あるいはまた議会、あるいはまた商工関係者とともに国道9号線の整備促進でありますとか、あるいはまた市町村間の広域的かつ安全で快適な道づくりのために国交省でありますとかそういったところへも、財務省もせんだっては行きまして、要望活動をさせてもらって帰りました。そういう面で事あるごとに皆さんの要望を国なりそういったところへ要望にまいっている次第でございます。災害に強い安心・安全なそういった国道にするためにも防災対策だとか、あるいはまた局所の改良の推進及び災害緊急時においても安定的で利用しやすい道路、円滑走行できるための今申されました三和の芦渕のああいった急カーブにつきましては、解消をめざして今後とも要望活動を進めてまいりたいとこのように思っておるわけでございます。本年度も国道9号線のその今議員もおっしゃいました4車線の問題につきましても早期完成、そして未歩道の整備、区間の交通安全対策事業の推進、あるいはまた防災対策、あるいはまた局所改良の推進、あるいはまたこちらにずっと下がりまして夜久野のトンネルの解消と言いますか、青天井にするための事業でありますとか、そういった早期の着工、道路整備、このことにつきましても5項目ほどまとめまして、国の方あるいは近畿の方に要望してまいっておる次第でございます。どちらにいたしましても、国道9号の整備促進のために、沿線はおっしゃったようにあちらに全部逃げた関係から、今言いました1市1町、本当に少ない沿線の中であそこの町長とも一緒にまいった経緯がありまして、今後ともそういった要望活動を手を緩めることなく頑張らせていただきたいと思います。  それから、公民館の件は教育委員会、後の点につきましては所管の部長なりあるいはまた室長の方から答えさせていただきますので、その点、お許しを願いたいと思います。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  教育長。 ○(荒木徳尚教育長)  今後の小学校の統廃合について、どのように考えているかと言うことでご質問をいただきました。議員、ご指摘のとおり、全国的に見まして少子化が大変進行いたしております。本市におきましても児童生徒の数がどんどん減少してきているというようなことで、小規模化が進行し複式学級が増加していると。そのために教育効果やとか学校の活力が低下しているんではないかという指摘もたくさんあるわけでございます。こういう状況の中で子供にとって一番望ましい教育環境とは何かなというようなことを考えてみますときに、例えというか、言い方は少し適切ではないかもしれませんが、人間という字を見たときに人の間と書きますね。私は常に思っとんですが、人間というのは人の間で育つものではないかとこのように考えております。で、より多くの人格を浴びながら学び育つ場所、それが学校であると、私はそのように常に思ってきましたしそう思っております。そういう具合に考えますと、多くの友達と切磋琢磨して学び合う中で生涯にわたり必要となるさまざまな能力を身につけていくことこそが最大の最善の教育環境であるとこのように認識をしているわけでございます。そのためにも学校規模及び配置の適正化による子供の教育環境は、条件の改善というのは喫緊の課題となっているわけでございます。来年の3月には今精力的にご審議をいただいております学校教育審議会より、今後の福知山市の学校教育のあり方及び市立学校の適正規模及び適正配置のあり方について答申をいただくことになっております。この答申を受けて先ほど申しましたような小規模化が進行していることに伴う複式学級等の問題については解決を図っていきたいと、解決に向かって進めていきたいとこう思っているわけでございます。で、学校統廃合の問題についても、その中で検討させていただきたいとこのように考えております。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  公民館に関するお尋ねでございます。議員さん、ご指摘のように、合併協議会では原則といたしまして地域公民館は中学校区単位に設置する、それから地区公民館については小学校区等を単位に設置することになっております。ただし、経過措置といたしまして、地域公民館にあっては現行のまま新市に引き継ぎ、新市移行後5年を目途にこれまでの取り組みを尊重しながら公平性にも配慮した制度に移行することとこんなふうになっております。で、その移行の対象になります公民館でございますが、旧三和町で3館、旧夜久野町で3館、旧大江町では旧村単位に設置されておりまして、その対象は7館ということでございます。現在、教育委員会の取り組みといたしましては、それぞれ旧町の地域で公民館連絡協議会を開催いたしまして、移行に向けて取り組みを進めております。今後は使用されている建物、旧町の地域公民館ですね、現在の地域公民館で使用されている建物、それから管理されている体育館・グラウンドなどの施設の管理方法を整理する必要がありまして、自治会長さんにも協議に加わっていただいて早期の移行を実現したいとそんなふうに考えております。以上であります。  今後の公民館のあり方ということでございます。平成20年1月30日に第12期福知山市社会教育委員会議の答申がございました。その中で子供、人材を育てるための公民館活動という一項目がございまして、公民館の今後のあり方がまとめられております。そこでは、地域ぐるみで子供や人材を育てるために、世代、性別を問わず地域や社会への貢献を楽しみながら、活躍できる場として公民館の必要性が述べられております。次代を担う子供や人材がすこやかに育成されることはだれしも望むことでありますので、そのために公民館と各種団体、地域住民との連携が今後は大切になるんではないかなというふうには考えております。以上であります。 ○(野田勝康議長)  15番、谷口 守議員。 ○15番(谷口 守議員)  それぞれ丁寧にお答えいただきまして、もう2回目質問することはないほどになりましたんですけれども、それでは予算ですが、平成21年度予算について、財政状況が非常に厳しい中、大型事業見直しなどを行うなど工夫をしておられることをお聞きしますので、市長さんのご苦労さんですが一生懸命、ひとつよろしくお願いします。  その中で一つ、「e−ふくちやま」整備事業は、周辺地域にとって非常に大きいものです。周辺地域の若者定着のために、地上デジタルテレビ、高速ブロードバンド環境の整備に加え、携帯電話の不感地域の解消が重要だと考えております。しかし「e−ふくちやま」整備だけでは即不感地域の解消とはならず、地域の民間の携帯電話会社のアンテナ整備は必要であると思います。「e−ふくちやま」整備を携帯電話不感地域の解消にどのように結びつけていけるのか、その辺をお聞かせいただきたいと思っております。  それから、財政健全化の問題では、大型事業の財源に合併特例債を使われることもあり、今後起債の償還が増えていくことと考えられますが、特に公債費に与える影響について、いつごろ償還のピークを迎えるか、またピーク時の公債費はどのくらいになって、市の歳出全般にどのように影響を与えるか現在の見通しを教えていただきたいと思います。  それから、過疎対策についてですが、昨日も高宮議員の方から詳しい質問をされましたが、現在の農林部で取り組んでおられる福知山農山村応援プロジェクトは、過疎化が特に進んだ17区域を対象としたものであり、それ以外の多くの過疎地域に対してもどのように取り組んでおられるか、これも先ほど答弁をいただきましたが再度お聞かせいただきたいと思います。  次に交通問題ですが、改めてになりますが、JR園福線の減便をどのようにお考えか、JRバスの路線存続要望やあるいは補助をしていくのか、またJRバスを補完する交通手段の確保をめざしていくのか、その辺を再度、展開をお伺いしたいと思っております。  次に、国道9号線についてですが、やはり2017年の京都縦貫道の開通までに4車線化を含めさまざまな改修を行っていくことが本市にとっては非常に重要でありますので、引き続き取り組みに強力に進んでいただきますようよろしくお願いいたします。  最後に小学校の問題ですが、私自身は、小学校の統廃合については、できるだけ慎重の上にも慎重で検討していただきますようよろしくお願いいたします。ところで、市としてはいつごろまでにどのような手続、方法で検討していかれるのか、先ほどのちょっとダブるかもしれませんけれども、わかればひとつよろしくお願いします。以上です。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  「e−ふくちやま」の件につきまして、特に今ご質問がありましたのは、携帯電話の事業者の関係での、特に山間部が不自由になっているということで聞かせていただきました。市が設置しました光ファイバーを活用することで、携帯電話の基地局の整備コストを下げられることから、市の光ファイバーを活用した新たな基地整備を携帯電話事業者にお願いしているわけでございます。また、これと平行いたしまして、総務省の格差是正の補助事業によります携帯電話基地局の整備、あるいはまた京都府を通じて国及び携帯電話事業者に対しまして、積極的に取り組んでいただけるよう強く要望してまいりたいとこのように思っております。  それから、もう一点が合併特例債の関係でございましたが、公債費のピークはですね、繰り上げ償還の特殊事情を除けば、平成25年度が最大となりまして、その額は約、約ですが63億円程度と見込んでおります。市の歳出全般に対する影響であるわけですけれども、歳入の確保がいろいろと課題となってくるわけでございますけれども、歳入に見合った歳出となるよう予算を編成していかなければならないと。そのために、大変公約、いろんなことをしていたにもかかわらず、それを断念しなければならないようなことも、僕は起こり得るということで、何としても健全財政をめざす方向で頑張ってまいりたいとこのように思っております。このためには、今も申しました私の公約もさることながら経費の削減を必要として、このために人件費でありますとかあるいはまた物件費でありますとか、あるいはまた補助費などのさらなる行政改革が必要だとこのように思っております。ぜひまた、議員の皆さん方につきましてもご理解のほどをひとつよろしくお願いいたしたいということでございます。  それから3点目の追加のご質問は、過疎対策の関係と思いますが、この件とそれからバスの関係は、それぞれ農林部長なり市民人権部の部長がおりますのでその方から、それから教育関係についてはそちらから答えさせてもらいますので、国土交通省の要望は、まだまだあきらめずに粘り強くまたさせていただきたいと思いますので、以上でございます。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  過疎対策としての、ふくちの農山村応援プロジェクト事業の推進でございますが、これは本市独自の基準を設けまして、過疎高齢化が特に進んだ17集落を対象として進めております。この17集落に継続的に入る中で、集落の生の声を吸い上げて具体的な施策等を検討していきたいというふうに考えております。こういう検討結果が、集落の維持が困難になってきたほかの農山村地域の集落にも対応できる内容であるというふうに考えております。この17集落以外のこれらに準じます集落などへの対応については、この12月4日に設立しました福知山市農山村活性化協議会におきまして、今年度と来年度の2か年をかけて将来の本市農山村づくりを計画していく福知山市農山村活性化計画を策定しまして、この中で各施策を位置づけて対策を推進していきたいというふうに考えております。 ○(野田勝康議長)  市民人権部長。 ○(廣田房代市民人権部長)  JRバスの減便について、どう考えているかというご質問でございました。JRバス園福線の減便につきましては、本年の9月にJRバス側から収支改善のために減便の報告を受けまして、地域交通会議に諮って了承を受けたものでございます。減便によりましてご不便をかけていることは十分承知しているところでございますが、減便の代替措置として他のバスを運行することは、議員さんの方からもありましたように路線が競合するため、現況では極めて難しい現状であると思っております。JRバスの路線の存続を基本に今後の動向を見きわめながら協議を重ねていきたいと考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  教育長。 ○(荒木徳尚教育長)  統廃合する場合には、今後慎重に進めていただきたいというご意見をちょうだいいたしました。議員がおっしゃるとおり、地元の学校というのはそれぞれの地域の願いやら思いやら、いろんなものが詰まっている学校でございます。いろんなお考えがあったり思いがある、そんなことを十分踏まえながら慎重に進めていかなければならない問題だとこのように思っておりますので、統廃合しなければならないというような状況になってきた場合には、該当地域の保護者の皆様だとか、地域の皆様、あるいは関係者の皆様のご意見に十分耳を傾けながら慎重に、慎重にやっていかなければならないだろうとこのように思っておりますので、またそういうことが起こった場合に、またいろいろと議員の皆様にもご意見をちょうだいしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○(野田勝康議長)  谷口 守議員。 ○15番(谷口 守議員)  どうも、ありがとうございました。時間はまだあるようですけれども、1時間ほどなりましたので、いろいろとありがとうございました。 ○(野田勝康議長)  次に、19番 中島英俊議員の発言を許します。質問方式は、一問一答方式とします。  19番、中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  (登壇)  共産党議員団の中島英俊です。今回は3点についてお尋ねしたいと思います。  まず、第1点目は、農業者の労災保険の加入についてです。農業者も労災保険に入れる、こういうことを聞きますと、「え、本当に」とだれでも思わず聞き返したくなるのではないでしょうか。私も長らく労災保険というのは、月給をもらって働いている労働者のこと、勤め人だけのことと思っていました。ところが、農業者も労災保険に入れるのです。実は、農業者のための労災保険の特別加入の制度があるのです。もちろん、労災保険ですから労働者の場合と同じように作業中にけがをすれば治療費や療養費が全額補償されますし、休業補償や障害補償もあり、万一の死亡のときには一時金のほかに遺族への補償、すなわち遺族年金が一生涯続きます。こんなよい制度があることを私は知りませんでした。そこで、ぜひ福知山でもこの農業者の労災加入に市が音頭取りになって積極的に取り組むべきではないかと思い質問に取り上げた次第です。市長、ぜひこのよい制度への農業者の加入を実現して、農業者の生活の安定と福祉の増進に寄与していこうではありませんか。事故の発生する割合は、建設業や運輸交通業が高いのはだれでも推測できるでしょうが、実は農業は発生率では、これらの業種のはるか上をいっております。そして年間全国で400人ほどの死亡事故が平成の初めからずっと今日まで続いています。そこで、福知山での農作業にかかわる死亡事故件数について、わかればお答え願いたいというところから入っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。  第2点は、抜本的な有害鳥獣駆除を求めたいのです。この間、有害鳥獣による被害が農業でも林業でも一層拡大しております。それだけでなく、作物をつくろうという意欲さえ奪われてしまった人も増大しているというのが実状です。私は、今回はシカに、イノシシではなしにシカに絞って取り上げますが、平成16年度から17年度、18年度、19年度とこの3年間で駆除期間の捕獲数と、11月15日から翌年の2月15日までの狩猟期間の捕獲頭数の合計数は1,319頭から2,465頭へと実に1.87倍となっています。これを言いかえますと、3年前の2倍近い頭数を捕獲しているのに、一向にシカの頭数が減らずに逆に増えているということだと思います。捕獲以上に、異常に増え過ぎている、まさに深刻な危機的な状況、爆発的な増加と言えるのではないかと思います。では、どうすればいいのか、私は思い切って減らす以外にないと思うのです。本年9月にまとめ上げた福知山市鳥獣被害防止計画では、3年で被害を3割減らすとして、シカが平成20年度1,900頭、21年度も1,900頭、22年度も1,900頭と捕獲計画を決めていますが、それでは間尺に合わないと思うのです。毎年2,500ないし2,600頭に大幅修正して、思い切って駆除すべきではないかと提起したいのです。そして、そのためにも、駆除隊のあり方を抜本的に改めることを提案したいのです。そこで、シカについてまず本年度平成20年度の11月14日までの駆除実績数と、11月15日から来年の2月15日までの狩猟期間の捕獲見込み数及び2月16日から3月末までの駆除見込み数もわかればお尋ねすることにしたいと思います。  第3点は、やくのふる里公社の破産処理をめぐっての市の対応について質問します。破産をめぐっては幾つも不可解なところがあるまま、そして総括もしっかりできぬまま幕が引かれようとしている中で、破産管財人から10月30日付で債権者に簡易配当の通知書が送られていましたが、過日11月12日、福知山市が裁判所に異議を申し立てられたと聞きました。優先債権である元従業員の皆さんの解雇手当分は、管財人の配慮に裁判所が答えて認可してくれたということで、何はともあれよかったと思っておりますが、この簡易配当についても異議を申し立てた福知山市の真意は一体何なのか、この点から一層の解明のために幾つかお尋ねしていきたく思いますので、よろしくお願いいたします。この席からの発言は以上といたします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  ただいまの中島議員へのお答えをさせてもらいたいと思います。最初に出ておりました農作業中の事故の本市における事故状況はいかがなものかという質問でございましたが、京都府の統計によりますと、平成15年から19年の5年間の府下の状況でお答えいたしますと、死亡事故が13件、それから傷害事故が2件となっておりまして、市内の状況は死亡事故が1件、それから傷害事故がゼロでございます。ただ、5か年の今数値を申しましたけれども、平均は府下では、死亡事故が2.6件、傷害事故が0.4件となっております。福知山市内では死亡事故が0.2件、それから傷害事故は0件であります。ただ、今議員もおっしゃいましたように、農業者にもそういった組合加入といいますか、そういう一定の制限がございますので、特別加入条件を満たす農業者がそういう加入団体をこしらえて、組合組織にしていくためには条件をクリアするものの農業団体での一定数集めてやっていくという、その組合運営にも費用もかかりますということも承知して、私どもも思っているわけですが、今後そういったことを進めるに当たりましても、JA関係の働きかけでありますとか、その制度の運用が可能となるかどうかというあたりにつきましても、今後、十分検討はしてまいりたいと思っておりますので、そういったかなり面積的に言えば経営耕地が2ヘクタール以上というような条件が入ったりしますので、果たしてどれくらいの人数でそういう組合設立し運営できるかというあたりも、私どもも研究したいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。ほかの点につきましては、かなり専門的な数値もありますので、関係部署の方から答えさせてもらいたいと思いますので、あしからず、よろしくお願いします。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  シカの関係でございますが、シカの捕獲頭数でございますが、平成17年度で1,196頭、平成18年度で1,385頭、平成19年度で1,927頭ということで、もう毎年増加傾向にございます。この増加した背景としまして、やはりシカの生息頭数の増加それから生息範囲の広がりがございまして、やはり今は市内全域で被害が発生している状況にございます。平成20年度におきましては、1,900頭の捕獲計画数をもとに捕獲を行っておりますが、10月末では去年の時期と比べますと、それを上回る今、1,700頭以上の捕獲数となっておりまして、本年の計画数を超えることが今予想をしております。21年度以降の捕獲計画頭数につきましては、やはり本年の捕獲実績とか被害状況等を踏まえて市で持っております有害鳥獣対策協議会で決めていきたいというふうに考えております。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  はい、失礼いたします。簡易配当に対する異議申し立てを市が行ったが、その真意は何かということです。議員の言われたとおり、11月12日に京都地方裁判所福知山支部に対しまして、簡易配当に対する異議申し立てを行いました。異議申し立ての理由は二つあります。一つは、菅野氏がふる里公社に対して100万円を支払うという約束があったことを本市として確認しており、管財人において引き続き債権確保に努めていただく必要があるということ、二つ目には、ふる里公社は、本市が筆頭株主である第三セクターであり、その公的性格にかんがみ、破産事件の終結についても官報に記載するなど、公明正大な処理の必要があるということであります。以上です。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  それでは、最初の農業者の労災保険の加入促進についてから入っていきたいと思います。先ほど市長から平成15年から19年度まで5年間の府下の状況と市内の状況ということで報告いただきました。しかし、私、念のためにと思って福知山の警察署にも行って聞いてまいりましたが、福知山市内でもそういった少ない件数ではなしに、毎年死亡事故が2件から3件起きているというふうに聞いてまいりました。ここにも資料も持っているんですが、そういう状況であります。それで、なぜこの農業にかかわる、あるいは農機具にかかわる死亡事故が集約しにくいのかということになりますと、大きなあるいは会社組織での事故などの場合は、全部労働基準監督署に報告しなければならないというようなことがあったりして、すべて1件漏らさず集約ができるんですが、個人の農家という場合には比較的つかまりにくく、警察署でも刑事課でないとわからないということになっていることがわかりました。そういうような状況ですが、ただ、全国的には先ほど言いましたように平成の初めから400人を上がったり下がったりして、平均400人ということになっております。しかも建設業は3K職場と言いますか、危険な職場としてよく言われるわけですが、1,000人当たりの年間の労災発生率、率で見ますと建設業は8.5人なんですが、農業は13.6人ということで非常に高いということになっています。また、先ほど言いました福知山警察署管内のことでは、私も身近なところで上夜久野でも、私の知っている方が4年前にトラクターでの事故で亡くなられるというようなことも身近なことで起きております。そこで、恐らく皆さんの周りでも身近に知っている方がトラクターでひっくり返ったり、あるいは運搬車で道を走っているときに自動車とぶつかったりなどして事故死されたということが幾つか起きているんではないかというふうに思ったりしますので、最初に市長さんの場合は身近な人が農作業や農業機械にかかわって亡くなられたというような事例は起きていなかったか、その辺をお尋ねしていきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  急に私の記憶をたどってみますと、私のずっと若いころにそういうことがあったということは記憶にありますが、そのときはまだ牛であったと思うんですけれども、それ以来、私はちょっと近辺ではございませんので、しかし議員がどこかでまた調べられて、そこでもあったんだと言われれば、今の警察の話ではないか私は府の方のデータから言っていますし、議員が足まめにやっぱり調べられたというのは感心するんですけれども、川北でもひょっとしたら証拠を握って、証拠を握りながら質問されているんじゃないかと思ってびくびくしながら、小心者ですからそれだけ答えさせてもらいます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  恐れ入りますが、農林部長さんはどうですか、そういう近くには起きていませんか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  福知山市で過去5年間に1件の死亡事故があったというデータでございますが、これは19年度に夜久野で起こった農機具に対する死亡事故でございます。データ的にはこの1件ということでございます。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  農機具あるいは農作業にかかわる事故のこと、全国的な例で一番細かくつかんでいるのは、恐らく、私も細かいことはわからずに言うんですけれども、社団法人の日本農業機械化協会というのがありまして、ここをパソコンで開いていただきますと出てまいります。そこのところをずっといろいろ出したりしていたりするのを見たり、ほかにも幾つか調べたりしますと、年齢別の死亡発生事故状況を見ますと65歳以上が75%と非常に高いんです。で、しかもこれは余分なことですが、発見されるまでに平均で1時間40分もかかるという、一人で事故を起こしていて、事故が起きてからもなかなか発見する人がいないという、そういうのが農業での死亡事故の特徴だと思います。それで、65歳以上の方が75%と非常に高いということを見ますと、合併しましたこの新福知山市も周りの旧3町はもちろんですし、旧福知山の周辺部も中山間地が非常に多いということで、農区の数で言えば全体で248ある中で半分の124が中山間地域にあるという状況ですし、もちろん中山間地ということは起伏が激しいとか坂道が多いとかいうことですし、田畑の出入りが急であったり狭かったりするということになってきます。そうしますと、もちろんここでは先ほどの話にありましたように、ふくちの農山村応援プロジェクトなどで取り組まれているように高齢化がどんどん進んでいるという状況ですから、福知山の周辺部を中心にして農業での事故が起きる状況が1年1年ますます条件としては高まっているということが言えると思うんです。そういう状況の中ですから、これが、こういう制度があるのならそれに加入する方向、そんなに事業費もかからないと思いますので、取り組むべきではないかというふうに思ったんですが、その辺高齢化の状況やあるいは中山間地といったようなことが多いとかいうような状況認識は、恐らく市長さんも同じではないかなと思うんですがいかがでしょうか。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  私もトラクターのハンドルも握っていますし、山間地の中でひっくり返った覚えもありますし、大変今の発見時間1時間40分とかですね、こういったあたりは思い当たる節は確かに私自身もあります。ただ、福知山市の農業者がそういう労災制度を利用されている状況を、私たちも含めてまだ確かに把握しておりません。従いまして、担い手農家で組織するそういったこの福知山農業経営者会議でありますとか、あるいはまた関係機関で構成する福知山市担い手育成総合支援協会というのがございまして、そういったところで制度のもう一度そういう勉強会をしていただくようにとか、あるいはまた今後、農業者に対する制度を周知に向けた取り組みが必要かとご指摘のありましたように思っておりますので、今後こういったことにつきましても考えてまいりたいとこのように思いますのでよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  今後、考えていきたいという前向きなご返答ですので、それを信じております。ただ、この保険制度の中身については、ちょっと後からになりましたが、よい機会ですからちょっとだけお知らせしておきます。この農業に関係する労災保険の場合は3種類ありまして、一つは市長がちょっと触れられました経営面積が2ヘクタール以上か、農業生産額が300万円以上の場合の方、こういう方は動力で駆動する機械を使うとかそういう場合が一つの例でございます。で、この人の場合は、給付の基礎日額が1万円の場合、掛金がどれくらいかということを言いますと、年間2万9,200円、12で割りますと2,433円の掛金ということに、保険料ということになります。それから二つ目は、指定農業機械作業従事者と言いまして、指定された農業機械を操作しているときに限って保障するという制度です。これは日額1万円に対して保険料は年間1万8,250円、月で言いますと1,520円という安い保険料ではないかと思います。それからもう一つは、事業主や家族従事者の場合のがあります。この三つの制度があります。ただ、これはよい制度なんですが、市長もおっしゃいましたように団体加入が条件だというのが一つありまして、20人から30人ぐらいまとまらないと入れないということがありまして、残念ながら今福知山の中では丹の国農協も京都農協も取り組んではおりません。だからこそ、この福知山市が音頭取りになって声を出して取り組むことが大事ではないかということで今提案しているんですけれどもね。それで、ぜひ福知山市が積極的に音頭取りになってほしいというそのためにも、お隣の綾部が既にそういうことも早くから取り組んでおられて、時間の関係もありますので一言で言いますと、昭和52年から名前が農林業者労働災害共済条例という条例をつくりまして、そして基礎日額がわずか3,000円で非常に少ないと思いますけれども、昔からやっていますからそれがなかなか引き上がらないで今日まで来ていると思います。で、農家の支出する会費は1世帯年間1,200円出すだけで、あとは市が応援するという形で、昭和52年からずっとやってきているんです。それで亡くなられた場合もけがをされた場合もずっと応援するということを、実績を随分積んで来られております。お隣の綾部でもそんなことは早くからやっておられますので、福知山市ではそんなにお金をたくさん出せということを言っているわけではありませんので、ぜひ積極的に取り組んでいただいて、先ほど市長がおっしゃっていただいたようなところにも声をかけて実現していくように、ひとつよろしくお願いいたします。  では、続いて有害鳥獣の駆除の問題に移りたいと思います。駆除しても駆除しても一向に減らないということも言えると思うんですが、結局、結果的に言いますと、捕獲目標数が少なかったんだと、結果的には言えると思うんです。それで、これから平成20年、21年、22年と3か年1,900頭ずつ駆除しても、シカの場合は大体5年から6年で生息数が2倍になると言われています。10年ないし12年しますと4倍になるということになっているようですので、そういうことを考慮しますと、今の駆除している数がどんどん急激に増えている、それとこうした5、6年で生息数が2倍になるというようなことを勘案してみますと、やっぱり1,900頭ずつの駆除数では増えていってしまうということにならざるを得ない。だから、年間で言ったら先ほど言いましたように、2,500から2,600頭の目標を立てるという大幅修正が必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。部長さん、どうですか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  確かに、シカの頭数が増えております。それで、猟期も含めた捕獲の実績なんですが、各3か年の実績なんですが、平成17年度で1,598頭、それから平成18年度で1,777頭、それから平成19年度で2,465頭というふうになっております。今、進めておりますのがこの平成19年度から23年度までの5か年でシカを半減させていくという目標を定めまして捕獲を進めていくところでございます。で、この半減させる計画につきましては、この猟期も含めた頭数を半減させていくということで、これまでの捕獲実績を踏まえて5か年で半減する目標達成が可能な数字ということで挙げております。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  5か年で半減させると、その目標にあわせて1,900頭でいけるということのようですが、水かけ論になりますのでこれ以上は言いませんが、ただ20年度、いよいよ締めくくった時点で、昨年よりも増えてそして駆除頭数がさらに増えているけれども生息数もているというようなことになったら、やっぱり修正が必要ではないかと思いますので、その時点では柔軟な対応をしていただきたいなということだけ申し添えておきます。  それで、この駆除をきちっとやっていくためには、私は以前から駆除隊のあり方を改めるべきではないかということを提案しておるんですが、きょうはもう少し踏み込んで言ってみたいと思うんです。それで、このことを駆除隊のあり方を考える上では、まず一番に駆除の権限が市にある、福知山市にあるということをはっきりさせて、いわば鳥獣行政と言いますか、その駆除を行ういわば鳥獣行政のトップは松山市長だということを明確に位置づけることが大事だと思うんです。それで、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、駆除と言えば私が9月議会でも質問したときでも「猟友会のことでっしゃろう」と言って市長はおっしゃいましたけれども、猟友会の言葉を一言も使っていなくても駆除と言えば猟友会のことになってしまう。これを改めることだと思うんですわ。それと、猟友会と駆除隊というのを、ちゃんと線引きをしてはっきりと区別した組織に再編成する、見直しするということが必要だと思うんです。と言いますのは、そもそも狩猟というのは、猟友会の狩猟というのは、趣味でやることですわね。で、この趣味の会に農家の方は自分たちの生計まで大きく影響する駆除をお願いするということでは、これは趣旨が全然違う、それを混同しているということになってまいります。そういうことで、いろいろ鉄砲を持ったりしている狩猟者の方々に聞きましたら、まず鉄砲を持つ場合には、銃の所持許可証というのを取らないといかんということで、公安委員会に出かけていって筆記試験を受けると。それで銃刀法や狩猟法の法令についての試験、それから銃の取り扱いだとか火薬の扱い方についてだとか、とっさのときに冷静に判断できるかどうかといったようなことの筆記試験があって80点以上で合格するというようなことのようです。それで、その筆記試験を通った人が次に射撃の実技講習を受けて25発中2発当たればいいらしいですが、そうすると合格するということで、銃の所持許可証を手にすると。ただこれだけでは猟はできないということで、鉄砲を持ってもいいということで町へ出て発射することはできません。今度は、都道府県に行って狩猟の免許を取ります。これもまた狩猟法とか猟具の取り扱いなどの試験を受けて、それで狩猟免許というのを取るわけですが、この狩猟免許とそれから銃の場合ですと銃の所持許可証、この二つがあれば猟はできるはずなんです。ところが、特に駆除はこれでできるはずなんです。わなの場合でしたらわなの狩猟免許というのを京都府で受けて、そして受かれば駆除できるはずなんですね。ところが福知山は、それではさせないんですよ。何でさせないのかと言いましたら、11月15日以降の狩猟期、このときに猟をする場合は狩猟税を払いましてね、そして狩猟者登録というのをしないとこの11月15日から2月15日の間に猟をすることはできないとこうなっておるんです。で、これをやった人たちで、このお金を払った人で、しかも福知山の猟友会に入った人でないと駆除ができないとこう決めているんですね。これは間違っているんです。そんなことができないというのはこれは違法というか間違っているんで、狩猟免許を持っている人は、どなたでも協力してやろうという人は全員が駆除に入れるように改めないといかんと思うんですよ。そのためにも猟友会に丸投げのような形を取っている体制を改めないとあかんということだと思うんですが、いかがでしょうか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  確かに、今言われますように、猟友会からの推薦を受けた方によりまして福知山市の有害鳥獣駆除隊を組織しておりまして、市がこの駆除隊員に捕獲許可を出すことによりまして捕獲を行っている状況でございます。この駆除隊におきます捕獲活動につきましては、やはり的確な技術と判断力が求められまして、隊員の資質の確保と組織的な活動を継続していくということが必要でございますので、猟友会に所属している者であるということをこの駆除隊の中で一つの要件ということでされております。で、こういう要件のもとで猟友会から推薦を受けた方によって駆除隊を編成しているということでございまして、そういう中でさらにやっぱり駆除隊員の確保をするために本市では狩猟免許取得者に対して支援を行ったりする中で取り組みを進めている状況でございます。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  何で猟友会の推薦を受けないといけないのですか、駆除隊に入るのに。先ほど言ったように、わなの場合でしたら、狩猟免許を取っていれば法律上はできるんでしょう、できないんですか、言ってください、できるかできないか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  やはり、本市の取り扱いとしましては、猟友会からの推薦を受けた方ということで駆除隊を編成させてもらっております。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  答えになっていませんね。狩猟免許を取っていたら駆除できないんですかって聞いているんですよ。猟友会に入らないと駆除できないという、その法的根拠を出してくださいよ、じゃあ。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  法的根拠と言うよりも、やはり駆除隊を福知山市が編成するという考え方のもとに、それはやはり一般的にこの狩猟活動に組織的な活動をされております猟友会から推薦を受けた方々によって駆除隊を組織しているということでございますので、その方向に基づいて駆除隊の編成を行っているというところでございます。
    ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  猟友会に入っていれば、組織的な活動をしているからとおっしゃいますけれどもね、例えば上夜久野の状況は、福知山の東部の方に猟友会に入っている人ではわからないでしょう、地理的なことも。山のわからないというようなことでは、そんなもの組織的な活動もくそもないですよ。銃の場合だったら、狩猟免許と銃の所持許可証を二つ取るんですよ。それに銃の所持許可証の中では、とっさのときに冷静に判断できるかどうかという適性検査があるんですよ。だれでも取れるんじゃないんですよ。しかも、猟友会に入っているから経験豊かだとは限らないですよ。入っていたって経験のない人だってあるし、そうなのにしゃくし定規に猟友会の推薦がないと入れないとか、猟友会に入らないと駆除できないというのは、それは間違っていると言っているんですから、それは考え直してほしいんですよ。狩猟時期だったら狩猟税を払ってそして狩猟者登録をしなきゃいかんというのは、これは国で決まっているからそれはそれでいいですよ。11月15日から2月15日までの間の狩猟をやりたいという場合だったらお金も払わないといけない、税金を払わないといけないということはわかりますけれども、しかし、駆除期間中は11月の14日までの駆除の期間ではこれはさっき言った駆除の鳥獣行政のトップである松山市長は、農家の皆さん、林業の皆さんが困っておられるから駆除できる資格のある人は力を貸してくださいと言えばできるんですよ。それをゆがめて猟友会の推薦を受けないといけないとか、そんなことを言っていたら、さっきの駆除の頭数がむちゃくちゃ増えてきている、飛躍的に増えてきているという、間尺に合わないということを言っているんで、いつまでもそんなことをやっていたらこれは現状にあわないと思うんですよ。何とか考え直してもらうわけにはいかないでしょうか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  現在、つくっております福知山市鳥獣被害防止計画の中で、今後、鳥獣被害対策の実施体を組織化していくということも考えておりますので、そういう実施体の組織化も含めて総合的に考えていくといいますか、検討はしていきたいというふうに思っております。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  鳥獣被害対策の実施体をつくっていく上で、それをめざして今考えていくということですが、被害状況がますます増えて、私なども何度も夜シカに出くわすと、車に乗っていて、今にもぶつかりそうになるというようなことを何度も経験しております。本当に、生息数が多過ぎるんですよ、間違いなく。それで、思い切った駆除をしていただくためにも、やっぱり資格がある人が、免許を取った人が一般の人間じゃなしに特別な資格がある人なんですから、そういう人たちどなたでも協力していただけるような新しい体制をつくっていかないと、いつまでもおくれたそんな体制づくりを言っていると時代おくれになってしまうということをもう一度繰り返して言ってこの問題を置きます。  三つ目のふる里公社の問題に入りたいと思うんです。異議申し立てをしたのは二つの意味があったんだと。一つは菅野さんの言い分を、彼が返すと言ったことを本市としては確認しておるから、もう一つは第三セクターという公的な組織だから、公示されるようにしたいんだということのようでしたね。しかし、9月議会で、9月19日に私、この問題、少しだけ取り上げていったときに、菅野氏が返すと言った約束などしていないということを言ったと、破産管財人が言っていたということを言って、それはぐあいが悪いと言って理事も電話で破産管財人にそれはぐあいが悪いんだと抗議をしたという旨を、9月議会のときに答弁されておりましたが、そのときには、破産管財人が証拠がないんだと、対抗できるものがないんだということをおっしゃったということでしたが、新たな対抗できるものができたんではないんですか、異議申請をしたということは。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  確かに、菅野氏の100万円の支払いにつきましては、取締役会の席上で協議、約束されたことではなくて、会議録などは残っておりません。菅野氏は約束した覚えはないと答えられたようですけれども、私は当時の担当者から口頭ではあったけれども約束はあったと聞いておりますので、管財人に対しまして菅野氏に請求していただきたいと思っております。以上です。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  会議録では、会議の場で言ったのではないというんですね。同じことを、大江氏の場合、大江さんの場合は900万円の放棄はこれは会議の中ではっきり言われて議事録にも出ておるんですか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  失礼いたしました。確かにその旨は会議録の中に残っていたようでございます。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  じゃあ、菅野氏の場合、100万円を返済するとおっしゃったのは、会議の場ではなかった、取締役会の場ではなかったといったら、じゃあ、どこの場でだれがいた場所でいつですか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  菅野氏が100万円を支払うと言いましたのは、関係者によりますと平成19年8月27日の取締役会終了後、当時の総務部理事と総務部長との協議においてであります。以上です。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  この本会議場には、今おっしゃった総務部理事を当時されていた村上さんもおられるし、塩見総務部長もおられて、お二人に今のことを確認することはできませんか。市長、答えてもらっても構わないですよね、こんなの。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  私が答えるというよりも、関係部署に答えさせてよろしいかということでしょう、どうぞ。ガラス張りですから、どうぞ、やってください。議長、お願いします。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  市長のお許しが出ておりますので、確かに田中理事の場合は、その当時の事情は全くわからないということがありますので、当時担当されていた村上さん、それはどうだったんですか。19年の8月27日、理事会が済んでからあなたのおるところで梶村さんが菅野さんに言って、菅野さんも了解したということなんですか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  先ほど、総務部理事が申し上げたとおりでございます。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  それでは、その8月27日の定期の取締役会が終わった後、塩見総務部長、当時の村上理事がおられるところで、梶村さんが菅野さんから聞いたわけですね。そのときは、その100万円を返すということに何か特別な条件でもつけられたんでしょうか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  失礼いたします。菅野氏が100万円支払うと言った協議は、私が聞いておりますのは、総務部理事と総務部長であったということでして、そのときに菅野氏は会社再建のためなら100万円を払うと言われたようであります。ただし、総務部理事の方は、会社経営の失敗の責任を取って100万円を支払ってほしいということを申し上げたということを聞いております。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  それでは、その場には梶村さんはおられなかったということですか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  はい、私は梶村、当時の副市長はいらっしゃらなかったと聞いております。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  ちょっと今、先ほどおっしゃったその条件、もう一度おっしゃっていただけませんか。再建されるなら出すということをおっしゃったんですか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  はい、菅野さんは「会社再建のためなら100万円を払う。」と言われたようです。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  しかし、それを破産管財人に異議申し立てをしたということで、そうした事情は村上さんなり塩見総務部長なり、口頭でおっしゃるなり破産管財人と出会ってするなり、あるいは会議録がなくてもそれに類するようなものを提出するなり、というような何か一歩踏み込んだことをなさったんでしょうか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  梶村前副市長と塩見総務部長と現在の村上部長さんは、破産管財人のところへ一度行ってお話はされていると聞いております。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  それは10月8日のことなんでしょうか。日にちがそうだとすれば、それは、じゃあ3人で行って管財人に出会われて、村上さん、どんな話をされたんですか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  破産管財人さんの方には、菅野氏が会社の再建を前提として100万円を負担するとこういうふうにおっしゃっているということですが、私たちは経営責任の一端であるというふうに理解しておるということで、ふる里公社の債権として請求をいただきたいとそういうふうにお話をいたしました。以上です。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  今のお話を聞いていると、その証拠にはならんという9月11日の時点での管財人の言い分を覆すような積極的な意味はほとんどないと思うんですが、塩見総務部長、同じことだったんですか、そういうそのインパクトも何もない9月11日に田中理事が電話で抗議されたときの状況とかわらないようなことを、3人わざわざ出会われて言われただけなんですか。 ○(野田勝康議長)  総務部長。 ○(塩見康郎総務部長)  私とそれから当時の副市長とそこへ3人で行きまして、電話でということでは何ですんで、当然、この当時の、当時と言いますか、武田弁護士さんですか、そこへ行って話をしまして、今、村上部長が申し上げましたように、当然その文書というのは取り交わしておらないけれども、こうこうこういうことで話をしたというふうに申し上げまして、そういったことをきちっと武田弁護士の方も菅野さんの方には問いただして、うちの方からもこういうふうな現状だったということをじかに直接に申し上げました。電話ではそういったことをやっておりませんので、そうした中で、やはりその文書というものが取り交わしておらないということですので、そういった点が実際にそういった追求にもならなかったということは事実として、事実と言いますか、そういったことで武田弁護士の方からそういうことは聞いております。以上です。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  ちょっと話がかわりますけれども、異議を申し立てられたのが11月12日ですが、その翌日、村上部長へヒアリングにお願いしたと。それから翌14日には菅野氏のヒアリングを行ったと。19日には梶村氏のヒアリングを行ったという日程が総務部の委員会の協議会の資料として出されていたのを私もちょっと横から見せていただいたんですが、これはだれがヒアリングをされたんですか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  私が行いました。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  そのヒアリングをされて、この3氏の方から新たな対抗できるような条件が新たに知らされましたか。 ○(野田勝康議長)  総務部理事。 ○(田中法男総務部理事)  新たなものというものは見つかりませんでした。ただし、確かに菅野さんは会社再建のためなら100万円を払うと言われたということですが、私とこの方としては、会社経営の失敗責任を取ってということにつきましては、平行線のまま行っておりますので、私としては会社経営の失敗責任をとってという言葉の方を選んでおります。以上です。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  9月議会のときに、私、このふる里公社のことを言ったときに、田中理事がなかなか返答しにくそうでしたので、松山市長にかわって答えを求めたときに、市長は市民のために正すことは正すのが私の姿やと。解明に努めると、臭いものにふたをしたりはしないということをおっしゃった。それはきょう9月議会の会議録がずっと配られて、活字としても今確認できるわけですが、こういうふうに9月議会でおっしゃって、その後しかし、ずっと事態を進めてこられているのは当然ながらと言いますか、総務部理事の田中さんがされたと。しかし、ヒアリングをする相手が村上部長であったり、あるいは梶村前副市長であったりとしますと、菅野さんに対しては別だと思うんですけれども、やっぱり、はっきり言って前後の事情もよくわからなく総務部理事になられた田中さんが、この先輩の部長でもある、あるいはその先輩の元副市長であった人たちにいろいろ細かく差し入ったことをあれこれ聞くというのは、かなり無理があると思うんですよ。だから、私、9月議会で市長が「私はちゃんとやるんですから、信用してください。」とおっしゃったそれを信用したいと思っているので、そのためには、やっぱり田中理事がもっと以前から理事をされていたらこんなことを言わないんですが、ぜひ、今の時点では市長なり、あるいは副市長が一歩踏み込んでこの村上部長のヒアリングやあるいは梶村さんとのヒアリングなんかにも、毎回毎回とは言いませんから、ぜひこの再度きちっと総括をするためにも、一歩踏み込んで市長、副市長のお力で事態の解明に努力していただくようにお願いでけんかなと思うんですが、その辺、お願いするわけにはいかんでしょうか。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  私、ご存じのように6月から登庁して仕事をさせてもらっているわけですけれども、部下という表現はよろしくないかもしれませんが、私のところの職員はすべて優秀であると、一人一人を信じながら今仕事をしてきておるわけでございまして、議員がおっしゃるように一人一人がよいとか悪いとか、たけているとかたけていないとか、あるいは関係しているとかしていないとかという、そこまでは私は思わずに、しっかりと前任者から引き継ぎ事項は引き継ぎ事項としてしっかり後を継いでくれているものとこう思っていまして、いずれにしましても、今の話を聞いていますと、ある意味ではしっかりとしたその書面での交換とかそういうあたりのものが必要だったんじゃないかなと私は今思っていますので、今後、この件につきましても両副市長とも相談しながら、関係者にもいま一度しっかりと報告をさせて、いわゆるホウレンソウの形でぴちっとしたものを見てみたいとこのように思いますので、ひとつ、ただ、前から言っていますように、守秘義務があるものは別といたしましても、できるだけ僕はガラス張りでいきたいというのは私の考え方ですので、その考えが変わったということはございませんので、そこはまた信頼関係でひとつ、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○(野田勝康議長)  中島英俊議員。 ○19番(中島英俊議員)  私、前にも問題にいたしましたように、例えば11月16日に自己破産の申請をしたわけですが、それを決めた、そういう自己破産をしようということを決めたのはいつごろだったのかと、少なくとも1か月なり2か月なり3か月なり時間がかかると、準備をするためには、ということを聞いたら、当時の梶村さんはその当日の朝の取締役会で決めたんだということを平気でしゃあしゃあとおっしゃっていた。しかし、塩見総務部長も村上さんもそれと一緒にやっていたんですから、だから、そういう責任の一端がありますので、それを市長の指導でぜひ解明してください。 ○(野田勝康議長)  一般質問の途中でありますが、この際、暫時休憩いたします。  再開は午後3時15分といたします。                 午後 2時58分  休憩                 午後 3時15分  再開 ○(野田勝康議長)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合により、定刻午後5時を過ぎましてもこれを延長いたしますので、あらかじめご了承願います。  それでは、一般質問を続行いたします。  次に30番、足立 進議員の発言を許します。質問方式は、一問一答方式とします。  30番、足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  (登壇)  日本共産党市会議員団の足立 進です。通告に従いまして質問を行います。  最初に、農業について伺います。一つ目に、遊休農地対策についてであります。この間、農業委員会では、毎年行われています農地パトロールにあわせて、遊休農地の調査が行われました。農地が荒廃化してきたことは急になったことではなく、年々増えてきた経過があります。その要因では、農産物の輸入により国内生産が縮小してきたこと、また農産物の価格が低迷してきたことも要因であります。このように国内産生産が少なくなれば余った農地で何をつくるのか、何もつくるものがなくなれば遊休農地になってしまいます。農水省は、昨年度より農家に対して米の作付面積配分の提示とする方法にしてきました。それまでは、麦・大豆・小豆・野菜などをつくれば、作付農家に国として転作助成金を出すとの提示もありました。現在は小規模農家に対しては、産地づくり交付金の総額の中で決まっていることであり、再生産の補償がされているとは言えません。農家にとっては農産物の栽培経費を補い、それ以上の収益が上がれば農地が荒れることはありません。また、高齢化によりつくり手がなくなれば、農作業に余裕のある方に耕作してもらえば農地はありません。しかし、今は農産物の価格低迷、担い手農家の減少で農地が荒廃しても当たり前になっています。そこで5点について伺います。  1つ目には、遊休農地解消をどのように考えておられるのか。2つ目に、過去の新規参入、一昨年は建設業者との表示もありましたが、その結果はどうであったのでしょうか。3つ目に、飼料米の栽培の奨励をするべきではないでしょうか。4点目に、市街地に近い住宅地に近いところでの市民農園の開設を望みますがどうでしょうか。5つ目に、地域で対策を考えるのに農家意向調査が行えないかお聞きをいたします。  次に、価格補償制度について伺います。地域農業では集落営農なり、法人化や組織化で旧村単位で地域農業を守る取り組みも行っておられます。こうした組織には、国より助成金が出ていますが、年々米価の下落が続いている状況では、経営内容を見ると年間の収支はわずかの黒字になっているのが現状です。また、大規模農家でも米の価格が下がり、収入が減少するのを抑えるために、消費者とのつながりを生かした直接販売に取り組んでおられます。今こそ、稲作農家の支援として、米の価格補償が必要ではないでしょうか。そこで伺います。現在、特別栽培米について、産地づくり交付金で10アール当たり1万円、また他のところから3,000円が出ていますが、なお、特別栽培米作付拡大と、そのことに対応した価格補償ができないか伺います。  次に、非正規労働者の雇用について伺います。長田野工業センターの紹介をした資料では、総従業員数は6,144人となっています。そのうち、福知山市の人が4,863人となっています。総従業員数の中には900から1,000人が協力会社による雇用、また700人弱の派遣労働者が働いておられます。ことしになりアメリカ発の金融危機により、世界経済が大混乱を引き起こし日本経済にも深刻な影響を与えており、連日、大企業による派遣労働者の解雇、雇いどめがマスコミで報道されています。一部の派遣労働者は、組合をつくり再雇用の申し入れを行っている人もあります。こうした姿を見ますと、企業は労働者の立場をどう考えているのか、忙しいときは安く働かせて、いざ景気が悪化すると使い捨てにするこうした理不尽なやり方は、社会的に人間の働くルールを壊すもので許されないことです。今こそ、政治の力で雇用を守らせることが重要になっています。そこで伺いますが、実態把握は行っておられるのでしょうか。また、国、府への雇用を守る対策を求めるべきではないかと思いますが見解を伺います。  次に、市民病院の経営業務改善計画について伺います。先日もこの計画の資料に基づき説明を聞かせていただきました。市民病院がこの地域において、市民の命を守る医療面で果たされている使命については、十分に理解をさせていただいています。しかし、今回の計画は、国が行っている毎年2,200億円の社会保障費削減に沿ったものと受けとめます。病院の経営が優先され、先では患者に対する医療がないがしろになるのではと危惧するところであります。そこで8つの点で伺います。  1つ目には、この計画を進めなければどうなるのか。2つ目には、平成23年に目標に到達できなければペナルティなどがあるのかどうか。3点目に、財政健全化法の連結決算との関係ではどうなのでしょうか。4点目に国の社会保障費削減の影響をどう見て、どう受けとめられているのか、5つ目に、入院数が年々増えていく中で看護師数も増える計画でありますが、看護師の確保をどうされていくのか、6点目に雲原、金山診療所への医師派遣には影響はないのでしょうか。7点目に、DPC診療群分類包括評価には課題があると思います。患者への影響はないのでしょうか。8つ目に、救急医療体制、脳神経外科の拡充を求めますが、以上のことを伺います。  次に、交通事故対策について伺います。福知山市内での交通死亡事故がこの夏までに多くあり、緊急事態との報道があったと記憶しています。そうした事態の中で11月12日と14日に岩井新町とかしの木台が隣接する道路において、自動車と歩行者の接触事故が起きました。それも同じ場所であります。発生はどちらも夜間であり、自動車の進行方向、歩行者の動きも同じという偶然が重なりました。こうした事故は、住宅地の周辺道路では起き得ることが想定されます。そこで伺いますが、今回の場所での対策は何が講じられたのですか。また、地域において、交通安全上で、道路改良や信号機設置、カーブミラー設置などの要望件数は幾らあり、この対応はどうなっているのか伺います。また、過去の交通事故現場において危険と感じられる場所への対応はどうなっているのか伺います。以上で一回目の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  足立議員に対して、お答えいたします。  最初の遊休農地対策の件でございますけれども、本年度全国の規模の耕作放棄地全体の調査が実施されております。で、福知山市におきましても農地のパトロール時に、委員も農業委員だと思いますけれども、ご存じのように農業委員会とか、あるいはまた農業振興課が全市の耕作放棄地を、例えば遊休農地あるいはまた荒廃農地、原野化した農地、あるいはまた不作付農地というような区分をして実態調査を実施しているわけでございます。この調査に基づきまして地域単位の地区推進協議会におきまして、耕作の放棄地区の解消計画を策定することとなっておるとこのように聞いております。耕作放棄地の解消計画につきましては、現行の中山間地域等直接支払い交付事業でありますとか、あるいはまた農地・水・環境保全の向上対策事業等を有効に活用していきたいということと、それからまた、市単独として取り組んでおります遊休農地対策支援事業とあわせて地域に応じた解消計画の策定に向けて推進を図っているところでございます。  その点が一点と、2つ目の過去の新規参入の件はどういうことなのかということでございましたけれども、私より議員の方がご承知やと思いますけれども、異業種参入に関する検討委員会が平成18年、それからその後19年にいろんなモデル事業として参加したけれども、実際には異業種参入がモデル化したにもかかわらず参入がなかったということであったとこのように私どもは聞いております。後のことにつきましてはかなり専門的なことでもありますし、関係の部課長の方に回答をゆだねますのでその点よろしくお願いいたします。よろしいですね。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  3点目の飼料米の栽培の奨励についてということでございますが、今、国の方で平成21年度概算要求予算で、水田におけます飼料用米の生産拡大を支援する水田等有効活用促進交付金が予算要望されておりまして、主食米から飼料米への転換を図ることによりまして、生産調整の拡大を図った場合に、飼料用米10アール当たり5万円助成ということになっているようでございます。本市におきましても、国において予算化されれば畜産農家とか耕種農家のこの飼料用米の生産について積極的に働きかけていきたいというふうに考えております。  それから、4点目の市民農園の開設の件でございますが、現在、本市におきましては、市とか農業協同組合が主体となって開設している市民農園はございません。多くの形態は農地所有者が開設する農園利用方式による市民農園となっているところでございます。市街地に近い遊休農地の活用方法としまして、この農園利用方式による市民農園の開設というのは、大変有効な手段というふうに考えております。それらの対策を考えるのに、農家とか農業アンケートをするべきではないかということでございますが、この遊休農地の解消計画の策定につきましては、地区推進協議会の範囲で策定するということにしておりますが、遊休農地対策には農地の所有者や農業者の農地に対する意向調査というのが当然必要なことと考えておりますので、そのためにも地区推進協議会と十分調整を図りながら意向調査を実施していきたいというふうに考えております。  それから価格補償制度の関係でございますが、特別栽培米の価格補償の関係でございますが、本市におきます特別栽培米への取り組みといたしましては、平成20年産で約71ヘクタールの作付が行われたところでございます。販路としましては、農協へ出荷後主としまして生協等へ出荷されております。この特別栽培米への助成につきましては、産地づくり交付金の中で特別栽培米助成といたしまして、10アール当たり1万円、それから米の安心・安全助成としまして10アール当たり3,000円を出荷量に応じて助成を行っているところでございます。この特別栽培米につきましては、減農薬、減肥料により栽培することにより収量が減少するところでございますが、やはり安全・安心な環境に優しい水稲栽培を推進するために、特別栽培米の出荷数に応じて価格補償を実施していきたいということで、今後においても作付や需要の動向により一層の支援をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  議員さんのお尋ねの非正規雇用の状況について、お答えを申し上げたいというふうに思います。  非正規雇用につきましては、平成18年の事業所・企業統計調査の数字によってお答えを申し上げます。本市内の事業者4万1,593人から個人の事業主でありますとか、家族従業員あるいは有給役員、または雇用期間1か月以内の臨時雇用者、こういった数字を差し引きますと約85%の常用雇用者3万5,038人でございます。その常用雇用者3万5,038人のうち正社員の方は2万3,537人、構成比で67.2%という数字になります。ちなみに京都府平均の数字は62.9%となっております。逆に正社員以外につきましては、1万1,501人でございまして構成比は32.8%、ちなみに京都府平均は37.1%ということで本市の正社員の構成比は京都府平均を4.3%上回っているということで、少しは救われる道があるんじゃないかというふうに思います。  また、議員さんご質問の中にもありましたように、長田野工業センターが毎年調べております20年4月に調査した結果から見ますと、長田野工業団地の従業員数は6,144人でございます。そのうち正従業員は3,868人で構成比は約63%でございます。それからパートの従業員は704名ということで構成比が11.5%、派遣社員は685人構成比で11.1%、それから協力会社の社員ということで887人構成比で14.4%、こういった状況になっております。  それから2つ目に、雇用を守るためにそれを要望していくべきではないかというご質問がございました。非正規社員の雇用のあり方につきましては、これは毎日、新聞等でも報道されておりますように全国的な問題でございます。今後とも国の問題として、やはりこの不況下での経済雇用対策も含めた法整備を強くお願いをしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  市民病院事務部長。 ○(森下恒年市民病院事務部長)  市民病院の経営業務改善計画についてでございますが、まず、この計画を進めなければどうなるのかということでございます。基本的に良質な医療を進めるためには、安定した経営ということがまずベースになるというふうに考えておりまして、この業務経営改善の計画につきましては、総務省のガイドラインが出される以前から検討を進めてきておりまして、病院経営の健全化を進める上で必要不可欠なものというふうに考えております。で、総務省では、策定をしていない自治体について今後取りまとめた段階で公表していくということにはなっておりますけれども、ペナルティ等については明示をされていないという状況でございます。  それから次に、平成23年度に目標達成ができなければどうなるのかと、ペナルティなどはあるのかということでございますが、遅くとも2年後の時点で数値目標の達成が困難と認めるときはプランを全面改定という必要もございますが、未達成の場合のペナルティというものについては、現時点では明示をされておりません。  それから、財政健全化法の連結決算との関係でございますが、病院の経営改善が今のところ順調に進んでおります現状でございます。今後この計画に基づいて進行していきますと、市の連結決算の改善にも寄与できるものというふうに考えております。  それから、国の社会保障費削減の影響の関係ですけれども、この社会保障費の抑制に伴います診療報酬のマイナスということにつきましては、当然病院経営に直接影響を与えるものでございます。しかしながら、病院といたしましては、その枠の中でできるだけの工夫を行って地域の医療を安定的に守っていくというそういう役割を果たしていきたいというふうに考えております。  それから次に、看護師の確保をどのようにしていくのかということでございますが、当然この質の高い医療を安定的に供給するためには、医師や看護師を初め、そういった人材の確保が必要となります。手法といたしましては、職員募集パンフレットあるいはホームページの充実、さらには看護の日などのイベント参加を通じたPR、それから看護学校なり看護大学そういったところからの実習を積極的に受け入れる、さらには教育体制や業務体制の改良・改善を図って人材の集まる魅力的な病院づくりを進めたいというふうに考えております。また、本年度からですけれども、看護学生に当院をPRする看護情報誌としてタイトルが「聞いてナース、見てナース」というようなタイトルをつけているわけですけれども、そういった情報誌も今年度新たに発行していくという、そういった取り組みも行っているところでございます。  それから次に、雲原診療所等への医師派遣に影響はないのかというところですけれども、今回の計画によります診療所への医師派遣については影響がないというふうに考えております。
     それから次に、DPCの課題ですけれども、DPCにつきましては単なる支払い方式の変革にとどまらずに、良質で効率的な医療を提供して医療の標準化・透明化を図ることを目的としております。従いまして、これによりまして本来必要な検査や治療を制限していくと、そういったものになるものではないというふうに考えております。  それから次に、救急医療体制ということで、脳神経外科の拡充のご質問だったと思いますけれども、現在脳神経外科につきましては、常勤医師1名と非常勤医師で対応をしている状況でございます。この脳神経外科医につきましても極度に不足をしている現状がございまして、なかなか確保が難しいわけでございますが、今後も医師の確保に努めていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  市民人権部長。 ○(廣田房代市民人権部長)  4点目の交通事故対策についてでございますが、まず1点目に、11月に起きました岩井新町で発生しました事故現場の安全対策は何かを講じたのかというご質問でございますが、事件発生後、直ちに周辺自治会に交通安全を呼びかける回覧をいたしました。また、近接いたします大型店に車で来店される方へチラシを配付し啓発活動を実施いたしました。さらに、事故発生現場には年度内に照明灯の安全施設を設置する予定で、道路管理者と関係機関と協議を進めているところでございます。  2点目に、地域からの要望でございますが、本年度に自治会等から寄せられました交通安全に関する要望件数、11月末現在で信号機が12件、カーブミラー32件、横断歩道8件、その他といたしまして26件、合計78件でございます。要望につきましては、緊急性や安全性等を基本といたしまして、道路管理者や警察署と協議を行い対応の可否や対応内容につきまして、それぞれに回答をさせていただいておるところでございます。  3点目に、過去の交通事故から危険箇所への対応をどのようにしているかというご質問でございますが、交通事故の発生にかかわらず危険箇所につきましては、道路管理者や警察署と随時その対応につきまして協議をしておるところでございます。ただ、運転者も歩行者も常に交通安全についての意識を持っていただくことも必要ではないかと思っております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  各項目にご回答、ありがとうございました。  それでは、一つずつ再度、質問をさせていただきます。最初に農地の関係なんですが、簡単に市長も終わられましたので、ここの農地のところでは私も現場も見させていただく中では、やはり意外と中山間地のところが荒廃農地、高齢化していたり、そこのところが多いわけですけれども、農業者の方とお出会いする中で、意外とその中山間地以外のところでも荒廃しているところがあったりいたしました。で、その方が相当荒廃しているし、電気柵も再度つけてほしいと言われるようなところがありましたので、私も一度その谷合ですね、何か所かありましたですけれども、そこも入らせてもらったことがありました。やはり、部分的に荒廃しています。で、一枚荒廃していて、その周辺もやっぱり悪影響が及ぼされるというふうなことにもなってまいります。多少なりとも法面、あぜの法面も急でありましたし、そこも草が刈れない状態で放置されていましたので、そういうところもあったのかなというふうに思いました。実際、私はその場所というには、市長のところの川北なんですけれども、行かせてもらって見させてもらったのは昨年のことですけれども、印内につながる市道まで、ここが市道なんやでというふうな山道もあってそれも聞かせていただきましたけれども、そのところはきれいに管理していました。それ以外のところが、かなり建設業者さんの土砂の搬入とか、そういったところでの状況になっていて後々畑にした状態ですけれどもその管理がしていないと、やっぱりほったらかしになっておるというふうなところも見させていただきました。そういうところがある中で、いろいろと対策としては、やはり今後、いわゆる地区推において、やっぱり地元の農業委員さんやら農区長さんですね、そういった方々と対策も講じていかんなんと思いますけれども、今も言わせていただきましたけれども、やっぱり昔は管理対策を認めていない地域は何らかつくっていて、価格も補償されていたら荒れなかったんですよ。しかし、もう本当につくるものがなくなってきたから、余計に荒れてきたというのが現状ですので、そのところで言いますと、やっぱり根本的にやはり日本の農業が今、外国との農産物を輸入しているところでの問題があると思います。で、身近なところで今さっきも言わせていただきましたですけれども、1年なくなってつくっていないようなところは、やっぱり飼料米と言いましたけれども、要はえさ米です。畜産農家等の契約も必要なんですけれども、3年間の契約で1反当たり5万円というふうなことで今、計画は出されているようですけれども、積極的に進めるということでしたら、どういうところら辺で行えばいいのか、これは畜産農家との契約ということですので、本市の中での畜産農家の近くにもなってくるかもしれませんけれども、できたらやはり平地でもできないことでもありますし、移動さえできれば可能ですし、そういう点でどういうとこらでできるのか、その点を聞かせてください。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  やはり、畜産農家との関係がございますので、今でも飼料用の関係については飼料作物としてつくっておられますので、そういうのにつながるように今度飼料米で生産調整を図っていってもらうという方向をやっていきたいというふうに思っておりますし、その場所的にということよりも、やはり畜産農家につながるあたりをどうするかということでありますので、一つの考え方としましてはやっぱり営農組合がそれぞれの地域にございますので、やっぱり営農組合との話の中で協定なんかもやっていってもらいたいというふうに考えております。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  そうしたら、市民農園も聞かせていただきました。農園利用方式というのが有効だというようなことで、聞きますと三和町の芦渕でしたかに、集落排水施設の下側に2反ちょっとでしたかな、9号線からも見えますけれども、そちらの方の農園もちらっと見に行かせていただきました。20何区画に分かれておるようですけれども、そういったやはり住宅地が多いとこら辺での、開設としてはそういう方法もあると思いますので、現在もそういう、わざわざと乗用車に乗ってきてでも、家庭菜園等をやっておられる方もありますし、そういうふうなところをより一層強めていただきたいというふうに思います。そういうふうな要望が、反対に農林部の方にこういった声が上がっていないのかどうか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  直接、農林部の方に来ているという状況ではないんですが、もう実際的には市街地に近いところでこの農園利用方式という形、これは法に基づきませんので、こういう形で農家の方と利用者の方と契約をされて進めておられる実態がたくさんあるようでございますので、やはりこういう方法が遊休農地の活用にもつながってくるんだというふうに考えております。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  次に、米の奨励金、価格補償の問題ですけれども、営農組合でもこの稲作に取り組んでおられますし、また、大型の農家のところも栽培しておられるわけですが、私、この間6ヘクタール栽培をしておられるところに聞きました。実際、ことしの米の価格、玄米でコシヒカリ1斗6,250円にあと幾らかの奨励金がついて7,000円になったらええやろうというところですので、そういう意味ではやっぱり成り立たへんと、まともに機械の更新もできないというふうなこともありまして、この方も4ヘクタールぐらいは利用権設定をされておる方ですが、米を収穫した数の中で幾らかJAに出しても残りはやっぱり自分で直接販売をされていると。またモチ米も、今回汚染米でもモチ米がああいうふうな形で事故米が食用に入っていたというようなこともありますが、そういった面では、モチ米もかなり需要があるというふうなことで、50袋ほど30キロ入りでつくっておられますが、そこもやっぱり、モチ米もこの正月に向けて残しておるんやというふうなことでございました。やっぱりこうして自分が現在、販売していかないと成り立たないような状態ですので、より一層この特別栽培米にも7,000円、幾らかついても8,000円ぐらいなんですかね、そういう状態ではかなんので、やっぱりせめてこの方も聞いていましたら8,000円は欲しいなと、最低ですね、というようなことでした。で、今後やはり産地づくり交付金、まだ来年度までであったと思うんですが、そういった中でも幾らか伸ばせる、枠が広げられる分があるのかどうか、その点をお聞かせください。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  この特別栽培米の作付につきましては、19年度が12.5ヘクタールやったのが、今年度71ヘクタールまで伸びております。やはり、安心・安全という意味からも、今後とも伸びていくということであろうと思っておりますので、その分、確かに収量が減収するということもございますので、それの補てんをするという意味合いから産地づくり交付金で10アール当たり1万円の助成をしているということでございます。単価については、この水田農業の推進協議会等でほかの作物についても単価なんかを決めているわけでございますが、今はちょっとこの現在の水田農業の制度が来年度までということもございますので、その辺は、ほとんど単価については直接見直すということはちょっと難しいんじゃないかというふうに思っております。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  交付金の総額が一定の中では大変だと思います。やはり、いろんな作物の生産を拡大されていく中では、そういったやっぱり交付金の枠も広げてもらうというふうなことでやはり府なりそういうところに要望していただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次に、ちょっと病院は最後に置かせてもらっておきます。交通事故の関係ですけれども、年内に照明というふうなことでした。これも地元のところでの要望があってですね、私も14日の日に家の前を通っていくものでいきますと、既に12日に発生しておりましたので、自治会長も見にきておられたというふうなことで、また驚いておられたというふうなことです。今、現在も夜間暗い時期ですし、やはり多少その現場では草刈りはしてありますけれども、やはりどうしても照明は電柱の方に向いているような、電柱についている照明も道路側を照らしていて、蛍光灯ですのでわずかな明かりだけでなっております。やはり4、5年前でしたかね、警察の方もやっぱり事故が発生したところに黄色い看板でここは死亡事故が発生したというふうな看板を立てられたというところもございました。やはり、知らない人が通っても目立つような黄色に赤字で書いてあったと思います。まだ現在残っているところもありますし、年末に向けてかなりまだ通るところでもございますし、早急に照明を待たずしても看板などを立てていただいて、通行される人、また通行する車に対しての知らせをしていただきたいというふうに思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○(野田勝康議長)  市民人権部長。 ○(廣田房代市民人権部長)  議員さんがおっしゃいますように、年度内にということを申し上げましたので年末に向けて同じようなことが起こらないようにしなければならないわけでございますが、看板等につきましても、関係機関と十分協議をする上で設置を考えていかなければなりませんので、関係機関と協議を進めてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  ほかのところの対応も、関係機関とまた警察というような答弁でございました。本当にこれだけ同じようなケースはそうそうないと。どうしてもそのケースが同じということはあると思いますけれども、本当に近い比率での発生というのはなかったんではないかというふうに思います。交通量の多いところはどうしても急がされるようなところもありますし、抜け道を通る車もあったりしますし、そういう面ではやはりスピードを緩める、やっぱり運転者のマナーの問題だと言われればそうだと思います。やはり、そうしたことを知らせるようなやはり対策ですね、道路が狭かったら少しはスピードを緩めるというのでゼブラのラインが引かれるようなことでありますので、やはり今までのそういった事故の現場等も確認していただいて、対策を打っていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  そして、雇用の問題ですが、このところそういうリストラにあってまた再就職を求めると。実際の協力会社に雇われていて、そしてそこのところでの首切りというふうな発生も起きているというふうに聞きますし、この地方でも100人ほどの従業員の方がそのような状態になっているということも聞かせていただいております。ハローワークにも行かせていただきました。ある程度年齢を区切って、また高齢者の人も雇うというふうなことでございましたし、求人にしても今、府内の中では高い方でも0.86でしたかね、そういうふうな数字に10月はおさまっているというふうなことで、やはり少ない状態でありますし、長田野の中でも同じような、業種がいろいろとあって勤められる労働がかわってくるかもしれませんけれども、そういうふうな、多少なりとも雇用の調整と言いますか、同じような長田野企業内での調整等が図れないものか、その点をお聞かせ願いたいと思います。 ○(野田勝康議長)  商工観光部長。 ○(岡田勝一商工観光部長)  今、議員さんがご質問の中で仰せのとおり、福知山市内でも一部そういった現実が起こっておることは事実でございまして、今、ありましたように長田野工業団地につきましてはいろんな業種が立地をいただいておりまして、現在工場が建設中のもの、あるいはおとといは1工場が竣工したわけですが、そういった今後投資を予定していただいている企業も今聞いているだけでも4、5社ございます。そうした中で、やはり企業内の再雇用につきまして、現にこれ、長田野工業センターとともに働きかけをお願いをしているというのが現実でございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  本市の労働組合のところに相談に来られた人の話を聞かせていただきました。非正規労働者同士の結婚で子供ができても最初に払うお金がないとか、後の妊婦検診の費用も払えない、ときには分娩費用も払えなくて分娩後にそのまま病院から出られると、支払いをせずにですね、そういったケースもあるようで、今はもう病院の方も母子手帳まで病院の方で預かるというふうなこともこの本市では起きているのが現実であります。そういった上で、やはりこういった労働者の皆さんの雇用なり賃金が確保される、生活を確保されるということが今必要でありますので、現実にそうした方がおられるところでは、昨日の仲林議員の質問に関連しますけれども、そういった方の相談等も聞いていただきたいというふうに思います。けさの新聞でも京都府と労働局の連携で、対策本部を持たれたというのを聞かせていただきましたので、やはり本市としてもそういう雇用のところでの実態をつかんでいただいて、やはりジョブカフェとかハローワークとの連携を強めていただくようお願いをいたしておきます。  最後に、病院のことをお聞きします。8項目について聞かせていただきました。で、一番やっぱり心配するのは、当然計画ですので数字が上がっているわけですけれども、その中身として実際に看護師さんなりまたお医者さんが足りないところで、本当にその今進められるこうした計画を練って、患者さんの医療に対する不足が出てこないのか、その点がやっぱり心配されるところでございますし、DPCそのものも院長が説明されたように30万が20万になるんやと、細かいいろんな点数によっての医療ではなしに、包括しての診療報酬になるんだと、で、安くつくということでしたけれども、やはりそういう面で言ったら細かい、本来行われないかんことが手抜きになるというふうな診療で、そういうことはないでしょうか。 ○(野田勝康議長)  病院事業管理者。 ○(香川惠造病院事業管理者)  あくまで私どもの病院は、良質で安心・安全な医療を提供するということでありまして、先ほど議員に、先般ですね、ご説明したのは、そのDPCのあり方をご説明したものでございまして、その利益がどうやって生じるかということを具体的に説明したことでございます。これは、非常に例えば手を抜くであるとかですね、あるいはそういうその患者さんを中心にしないことであるということとは全く違います。ですから、私どもは、良質で安心・安全な医療を提供する、これは今後も変わらないということをご理解していただきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  説明の中でも、こうしたやり方というのはアメリカから持ち込まれたというふうなことをちらっと言われたと思うんですが、ちょっと見ておりましたら、やはりアメリカから行ってヨーロッパに行って、そしてアジアの方から回ってきたというふうなことも書いてありました。日本でももうこの計画というのは他の病院でも行われているというようなことも書いてございました。どうしてもやっぱりそこのところですね、病院としては地域医療を守るべきところで、やっぱり緊急の対応とかいろんな面があると思いますけれども、そうした中で細かい点を見ていったら看護師さんの補充もしていかないといかんというところでありますし、実際のところではそういう離職者も多いということを聞いておるんですけれども、その点で、本当にそういう確保がされるのか、人が確保されるのか、再度お聞かせ願いたいと思います。 ○(野田勝康議長)  病院事業管理者。 ○(香川惠造病院事業管理者)  DPCという制度はですね、これはアメリカからヨーロッパに回ってアジアから帰ってきたというようなものではございませんで、これはアメリカである一つの原型ができて、それを我が国に取り入れて来ようとしているものであります。で、このDPCそのものは今後私どものような急性期病院は全国すべてDPC化するというふうに言われております。ですから、私どもの病院もその流れにきっちり乗っていくという意味で採用していくと。そしてまたそれに参加していくというふうに決定したものであります。そして、このDPCの流れの中で、この地域の中でどれだけ良質な医療を提供できるかということが私どもの課題でありまして、そういう意味で今後も努力していくというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、その医療を遂行していく上でのマンパワー、特に看護師の問題でありますけれども、私どもの病院は全国平均から見ましても離職率は高いものではございません。そういう意味で、今後もやはり先ほど部長から述べていただきましたが、いろんな意味で働きやすい職場環境をつくっていって、そして当院に勤めたいという非常に若い方々が積極的に医療者として参加したいと、そういう病院になろうとしております。以上です。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  脳神経外科のお医者さん状況も、お二人ですね、医師1人と非常勤1名でやっておられるということでした。で、確保が難しいというようなことでしたけれども、今、現在のその体制というのは、やっぱり24時間体制でそのお二人で十分賄えているのかどうか、対応できているのかその点をお聞かせ願いたいと思います。 ○(野田勝康議長)  病院事業管理者。 ○(香川惠造病院事業管理者)  もちろん、マンパワーは決して潤沢ではないと。そして24時間一人の常勤医が対応するということはこれは困難であります。従いまして、他の職種の医師がそれに対して対応して、そしてカバーをしていくと、こういうことによって地域の医療を守ると。すなわち、チーム医療をどれだけ駆使できるかということがですね、病院、あるいは地域の医療を守る上で大事なわけであります。ですから、現状としては、これは全国どこも脳神経外科医が少ないわけでありますが、それをどういうふうにカバーしていくかというところを、知恵を絞ってこそ地域医療が守られるということでございますから、そういう意味で、私どもの病院はできる限り満足の医療ができるように頑張ってやっているとそういうことであります。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  本当に、いろんなケースで患者さんが入って来られると思いますし、そういった中で大変やと思います。で、今の果たされている役割の中にがんのこともございました。がんの方の取り組みもやっておられます。先日も1日でしたか、テレビで放映されていたようですけれども、がん患者のところでの状況ですね、手術を受けて、兵庫県の神戸の方の病院だったんですかね、ことしになって検査を断られ、今後は地域の病院に行くようにというようなことを言われたというふうな方で、どこら辺までの、末期の方なのか、いろいろありますよね、初期の段階だとか末期やとか、そういう方が病院に来られた場合に、この前の話がありましたが日数を減らしていくようなことを聞かせていただいたんですが、そういった対応はどうなんでしょうか。がん患者に対するステージというので言われるんですかね、進行状況、がんの。やっぱり病院でがんが発見された場合には、ずっとおられると思いますけれども、そのときに処置としてやっぱり十分完治して退院されるのか、また短く期間を済ませるために違う病院まで転院されるのか、その点をお聞かせ願いたいと思いますが。 ○(野田勝康議長)  病院事業管理者。 ○(香川惠造病院事業管理者)  ちょっと、そのテレビは私は見ておりませんので、どういう意味かちょっとわかりませんが、ただ、議員がおっしゃっているのは、要するに、例えば十分医療ができていないのに他院へ行かされるというようなことがあるかということじゃないかと思いますけれども、これは、私も先般からこの医療ということの基本的原則はですね、やはりそれぞれの病院あるいは診療所、そういうものを持っている医療機能を最大限発揮して、そして全員で地域の医療を守ろうということであります。すなわちですね、例えばがんの診療におきましても急性期である、例えば私どもの病院でやるべき事柄が済めば、今度は次のステップを受けてくれる病院あるいは医療機関でまた見ていただくと、そういう連携をすることによってパーフェクトな医療を個人に提供すると、そういう理念のもとやっておるわけであります。ですから、この回されるとか出されるということではなくって、それぞれがやはり機能を発揮して守っていこうということであります。私どもの病院は、何遍も言いますが安心で安全な医療を提供するということであります。 ○(野田勝康議長)  足立 進議員。 ○30番(足立 進議員)  その福知山市民病院の話ではないんで、受けとめていただきたいんですけれども、やはり痛みとかどうしても治してほしいとなったら、やっぱり最終的には病院に頼るというのが最後ですし、私もまだ市民病院のお世話になったことはないんですけれども、今後、お世話にならないんなんことも出てくるかもしれません。そういった中で、やはり病気を治してほしいとかそういうことに対しての患者の思いと、また病院の経営というところであり、どうしても私たちは今の国の悪政、2,200もの削減のもとで総務省が出してきたそういった内容でやっぱり不安に思っています。本当に患者さんのために尽くそうと言われる医療に対する理念はわかります。で、片一方でそうやけれども、国が押しつけてきているそういう流れというのには乗らざるを得んような姿がどうしても見受けられますので、そういった中で地域医療に尽くしていただくんですけれども、やはり患者さんのことを優先して今後とも取り組んでいっていただくようにお願いいたしまして私の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  次に、1番 池田雅志議員の発言を許します。質問方式は一問一答方式とします。  1番、池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  (登壇)  新政会の池田でございます。4項目について、通告に従って質問をさせていただきます。  はじめに、環境パーク事業でございますが、今年の3月ごろから突然始まりましたプラごみの分別点検強化と、それに伴って回収されずにステーションに残されたプラごみが大きな問題になりました。現在はAランクで落ちついているようでございますが、それでも今月に入ってある程度残されたという地域もございます。回収されなかった原因を私なりに調べてみますと、張り紙がしてありますので、それに従って調べさせていただきました。その内容は、少し汚れが残っている、洗ってあるわけですけれども少し汚れが残っている佃煮の袋があることを確認させていただきました。プラ製品容器包装類の分別基準は、きれいに洗って乾かして出す、汚れの取れないプラ容器は、燃やさないごみで出すとなっておりますので、汚れていないプラもしくは汚れても水洗いをして汚れを落とし乾燥させたプラのみ回収され業者に引き取られ、資源としてリサイクルしているということになります。一方、ごみステーションに残されるであろうと市民の方が判断された汚れのあるプラについては、燃やさないごみとして出され、回収埋め立て処分されるわけでございます。そこでお伺いをいたします。プラごみ分別点検強化をして以来、不燃物が急増していると聞きますが、本当に急増したのかについてお伺いをいたします。  次に、市民の分別制度の基準であるAランクを下回って、引き取り業者との契約が維持できなくなったからだと思いますが、市民、自治体を混乱させてでも突然実施されましたプラごみ分別点検強化、Aランクをそこまでして維持しなければならなかったのはなぜか、重要性についてお尋ねをいたします。  次に、プラごみの回収回数、週1回を週2回に、また不燃物ごみ月1回を月2回にそれぞれ増やしてほしいという強い要望があります。理由といたしましては、プラごみについては、家族構成の多い家庭の悩みでして、かさばる物ばかりであり、一週間に1回では屋外保管もできず保管場所がなくて困っておられます。また、不燃物についても月1回ですので、さっきのプラごみの不燃物廃棄の件も絡んでくるわけなんですけれども、プラごみの不燃物廃棄が増加したということで、保管場所に困っているということから回数を増やしてほしいという要望があります。ご検討の方、お願いいたします。この件につきましては、昨日の福島議員さんのご答弁がありましたので、改めてご答弁いただかなくても結構でございます。  次に、2番目のテレビ受信共聴組合のない難視聴地域、勝手に難視聴地域と言っていますけれども、難視聴地域に対する本市の考えと対応についてお伺いをいたします。烏ヶ岳の電波は山の下で受信できませんが、市島中継局の電波を受信している地域は、市で言う難視聴地域となるかについてのお伺いでございます。市島中継局からのデジタル試験電波の受信状況は、読売テレビを除いて問題なく見ることができます。読売テレビのデジタル放送は、受信しますけれども全くと言っていいほど見ることができない状況でございます。本市の言われる難視聴地域は烏ヶ岳の電波が受信できない地域を指して言われているのか、市島中継局の電波を受信している地域も含め難視聴地域となるかについてお伺いをしておきます。  次に、難視聴対策を受けるためには、組合の結成が必要だと以前指導を受けたことがございますが、個人資格ででも難視聴対策は受けられるのかについてお伺いをいたします。また、個別対応をすることによる工事費などの予定外の市の負担が増えるわけですが、負担金、維持管理費についても同額となるのかもあわせてお伺いをいたします。  3つ目には、電気柵の購入補助制度、いわゆる有害鳥獣対策事業でございますが、電気柵設置後8年も経過しますと老朽化がひどく、修理箇所がどんどんと増えてまいります。故障部材の購入補助が受けられるかを問い合わせしましたところ、獣害がどんどん広がっている現状で、電気柵設置希望の多い折に、故障部材の購入補助など考えられないと断られた経緯がございます。確かに獣害がどんどん広がっております。私の地元でも40ヘクタールほどある平たん地の川北橋周辺に、ことしの9月下旬ごろからシカ3頭が毎晩出没し、小豆、黒豆、栗の木の皮を食べるなどの被害が出ております。最近では、野菜の被害も出ているようでございます。また由良川を泳いで対岸にも行っているのを目撃をしました。福知山盆地に出没するようになるのも時間の問題ではないかと思っております。今は、明るくなれば山にも帰っているようですが、由良川の両岸にはやぶや茂みがあって住み着く条件が整っています。住み着いて頭数を増やす前に、今出没しているシカ3頭を駆除することが重要であるとは思いますが、こういう状況下の中で電気柵設置の補助申請をお願いするかもしれません。補修部材にまで補助など考えられないと言われることは一定理解できないわけでもありません。電気柵機材購入要件としまして、5年以上の使用に耐え得る機材に対して補助をとなっていまして、5年でいわば減価償却が終わったということになるのだと考えられます。古くなれば、改めて新規申請となるのかもしれませんが、8年たっていても補修しながら十分に使用に耐えられる状態です。しかし、電線がかなり弱っていて、渡りの線の結束部分から漏電による青い火花がパチパチと音を立てていて、至るところで100ボルトの電源を浪費しております。電気の流れの正常なところと弱いところとまちまちで、電線の老朽化ははっきりしています。それでも、秋の収穫を楽しみにこれまでは組合で補修を行ってきましたけれども、ゲート周り、電線、ゲッターなどの部材・機材の更新が個人の負担金でも高額になりますし電気柵の管理も大変ですから、更新修理を機に組合を脱会されることも考えられます。言いかえれば、耕作放棄地が増えることを意味しているわけでございます。これは電気柵を設置されている多くの地区団体の悩みではないかと思います。補修用機材・部材にも補助対象とするべきだと考えます。ご所見をお聞きいたします。  4つ目には、雀部小学校における電車の騒音対策についてお伺いをいたします。雀部小の授業参観がありまして、ことし1年生になりました孫の授業を一目見たく参観させてもらっているとき、授業が突然中断しました。なぜと思う間もなく大きな騒音とともに電車が近づき走り去りました。その間、20秒足らずの出来事でございましたが、45分間の授業参観の間で2回の授業中断がありました。時間帯によっては3回から4回電車の通過があり、そのたびに授業が中断しているのが実態でございます。1日の授業中断時間はおおよそ3分ほどになろうかと思います。昔から電車が走っているわけですが、校舎が今ほど軌道上近くに建てられたことは初めてではないかと思います。現在、1年生3学級の教室の前だけ防音壁がありますが、電車が近づくと授業を中断している現状ですから、効果があるとは思われません。防音壁の延長と二重構造の窓の取りつけと空調設備の導入によって、静かな環境で授業が受けられるよう早急な整備が必要と考えますがご所見をお伺いいたします。以上で一回目の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  私の方からはテレビの関係についてお答えをさせていただきまして、あとはまた所管の部長の方からお答えさせてもらいますので、よろしくお願いいたしたいと思います。  最初に、その市島中継云々ということでございましたけれども、市で言うその難視聴地域というのは、現在位置づけていないわけでございますけれども、池田議員のお住まいの川北の状況については十分把握しているつもりでございます。もちろん、お聞きになっていました今の現在のアナログでは、市島の中継局が入れば難視聴地帯という扱いにはしておりません、テレビが見れればそれで十分だという解釈をしていますので。それから、デジタル電波が届かずに放送が見られない地域につきましては、これは毎年市が行っています受信点調査と言うんですかね、それを進めている中で、今後とも地元と調整をしながら検討していきたいとこのように思っておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それからその次の関連質問の中で、共聴組合に入っていないけれども、個人的に難視聴対策が受けられるかというご質問につきましては、今、現在行っております「e−ふくちやま」のテレビ難視聴対策事業の中でも共聴組合に入っておられなくてもこれは大丈夫でございます。特に、共聴組合に入っている方だけでなく、デジタル放送が見られない地域であれば、個人についてもデジタル難視聴対策として今後取り組んでいくこととしております。  それから、負担金の関係と維持費の関係でございますけれども、負担金とかあるいは使用料につきましては、共聴組合に入っていない方であっても、福知山市有線テレビジョン放送施設条例、そういったものに基づいていきますので、同じ額であるということでございます。私の方からは以上でございます。 ○(野田勝康議長)  環境政策部長。 ○(足立恵次郎環境政策部長)  失礼いたします。分別の点検強化により収集される不燃物のごみが増えていないかというご質問でございますが、本年の4月以降の燃やさないごみの収集実績を昨年と比較しますと、月平均で約1割強の増加となっております。  次に、プラごみのAランク維持の必要性についてお尋ねでございました。福知山市で収集しておりますプラスチック製容器包装類につきましては、再資源化の費用を一部負担して日本容器包装リサイクル協会に引き取りを委託しているものでございます。引き取りに関しましては、プラスチック製容器包装類の品質の基準を満たさなければならないことになっております。また、基準となります評価ランクは、搬出しましたプラスチック製容器包装類の一定量の中から汚れや容器包装でない不適物を除いた残りの割合、容器包装比率で判定されております。上位から3ランクございまして、容器包装比率が90%以上がAランク、85%以上がBランク、85%未満がCランク、Dランクになります。Dランクでは引き取り拒否となります。そうなれば市単独での処理による大きな費用負担がかかるため、AもしくはBランク維持をしていく必要があるということでございます。  次に、プラスチック製容器包装類の収集日を週2回にできないかというお尋ねかと思っております。プラスチック製容器包装類の質や量の問題、また、このほかに燃やすごみの収集が週2回である上、資源ごみの収集等もあり、過密したスケジュールの中でプラスチック製容器包装類の収集を週2回とすることは難しいと考えております。もう一つの、不燃ごみの収集の月2回につきましては、昨日福島議員さんにお答えしたとおりでございますので、省略させていただきます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  電気柵の関係でございますが、現在は農区等が電気柵や金網柵を設置される場合につきましては、資材費を対象にしまして4分の3の補助を行っているところでございます。この平成20年度におきます地元要望の総延長が約50キロにのぼっておりまして、そういう中で京都府の補助枠の関係などから十分に地元要望に応え切れていないという現状でございます。このように電気柵に対する多くの要望がある中で、やっぱりより多くの地域で新規に設置をしていく必要があるというふうに考えておりまして、老朽化した部品の交換や電線の張りかえなどの修繕とか部分補修は補助対象外とさせてもらっているところでございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  雀部小学校における騒音対策でございます。  1点目、防音壁の延長の件でございます。現在、既存の防音壁は電車通過音を遮音をするために昭和56年に延長50メートル、高さ3メートルで設置しております。防音壁の東の先と校舎の距離が離れておりまして、その間、さらに高い木の植樹があるため設置しておらないということでございます。平成11年に管理棟東側に建築しましたコンピューター室を含む特別教室棟については、防音壁がない部分があったため、線路側の窓ガラスをペアガラスにして防音対策を高めております。防音壁の延長や高さの変更、その影響による高木樹の伐採などについては、JRとの十分な調整はもとより、学校、地域との調整も要することでありますので、今後検討していきたいと考えております。  それから二重窓と空調設備の件でございます。校舎外で騒音測定をいたしております。防音壁がない部分では平均85デシベル、防音壁がある部分では平均68デシベルという結果となっております。防音壁の効果は一定あらわれているものと考えております。電車は、普通電車で約7秒間、特急電車で約12秒間の通過時間を要しております。学校環境衛生の基準では、室内で窓が開いている状態で55デシベル以下が望ましいとの基準があります。で、平均68デシベルということでございますので、若干上回っている状況であります。今後も可能な限り、授業の支障にならない方法を学校とも調整して工夫をしていきたい、そんなふうに考えております。二重窓等の対策については、他の改修等も含めて今後の課題とさせていただきたい、そんなふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  それぞれのご回答、ありがとうございました。個々の問題について2回以降の質問をさせていただきます。  まず、環境パークについてでございますけれども、今のご回答の中で不燃物の量がプラごみの方から増えたということで、1割以上増えたというご回答をいただいたわけなんですけれども、原因についてはどういうふうに分析されておるかお聞かせ願いますか。 ○(野田勝康議長)  環境政策部長。 ○(足立恵次郎環境政策部長)  原因と言いますか、燃やさないごみの収集量が昨年の実績よりも増加した要因でございますが、プラスチック製容器包装類の収集時の点検強化移行、分別を明確化したことにより、各家庭におきまして汚れの取れない物や容器包装でないプラスチックの製品が今まで以上に厳格に分別されたものと考えております。市からは、洗っても汚れの取れないものに限って、やむを得ず燃やさないごみで出していただくよう説明もしておりましたし、市民の皆様には再資源化の目的を十分理解の上ご協力をいただき分別に努めていただいておりますが、今後もできる限り再資源化にご協力いただけるよう啓発もしていきたいと思っております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ありがとうございました。今のごみの増加の関連質問でございますけれども、平成16年から平成23年の7年間で31億8,000万をかけて今整備中の最終処分場があります。18年度から埋め立てが始まっているようなんでございますが、今のままで1割増で増えていくと15年間もつと言われております最終処分場、これがどうなるかについてお伺いをいたします。 ○(野田勝康議長)  環境政策部長。 ○(足立恵次郎環境政策部長)  本市は、先ほど議員もお話されましたように、15年3月に完成しましたリサイクルプラザのほか、焼却炉、不燃物埋め立て処分場を最大限に活用しながらごみの減量化、再資源化の推進と、不燃物埋め立て処分場の延命化に務め、環境に配慮した施策を目指してきております。ご指摘の燃やさないごみの収集量の増加が続けば、埋め立て量など埋め立て処分場に影響が出てまいります。市民の方々の協力を得ましてプロジェクトの改善事業を実行することにより、今後とも再資源化によりますごみの減量化、埋め立て処分場の延命化を推進していきたいと思っております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ありがとうございました。次のごみのAランクの維持についてお聞きをいたします。Aランクの重要性については、よく今のご答弁でわかったわけなんですけれども、仮にAランクが維持できない場合どうなるのかということについてお伺いをいたします。 ○(野田勝康議長)  環境政策部長。 ○(足立恵次郎環境政策部長)  Aランクが維持できなければどうなるかということでございますが、日本容器包装リサイクル協会の検査によります品質判定がBランク以上を維持できない場合は、協会に引き取りが拒否をされます。もともとプラスチック製容器包装類の再資源化、リサイクルでございますが、この義務は生産する事業者等が負っております。そういうことで事業者も負担金を出しているのが現実でございます。従いまして、プラスチック製容器包装類が協会へ引き取りされた場合は、そのほとんどの処理料は事業者からの負担金で賄える、今、現在はシステムとなっております。協会に委託できなければ、先ほど申し上げましたが市単独の処理となってまいりますので、今以上の大きな費用がかかると思っております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ありがとうございます。今、このAランクの話を聞かせていただきまして、Aランクがいかに重要であるかということがわかったわけなんですけれども、実際にステーションで出しておられる方々、なぜAランクが必要なのか、なぜ残されるのかということについてさほど認識されていないだろうと思います。やはり、これだけ重要な分別が言われる中で、重要性についての説明、これはよりするべきではないかなというふうに思いますんで、ちょっとつけ加えさせていただきます。済みません、何かありましたらお願いします。 ○(野田勝康議長)  環境政策部長。 ○(足立恵次郎環境政策部長)  この春からのステーションでの分別の指導等も含めまして、たび重なるステーション指導、さらには自治会等とお話もさせていただきました。我々もこのことについては、たびあるごとにお話をさせていただいて理解を求めてまいりました。今後とも引き続きこのことにつきまして、広報啓発等もしてまいって分別のご協力、そしてごみの排出の抑制に努めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ありがとうございました。よろしくお願いをしておきます。  次に、テレビの受信の方でお話をさせていただきたいと思います。今、市長が言われましたのをもう一回繰り返して頭の中で考えていたんだけれども、要するに、市島局で出されている電波が受けられたら、福知山市としては難視聴地域ではないということですね。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  議員の解釈のそのとおりでございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  今も申しましたけれども、要は、読売テレビを除いてほとんどの局は全部入ります。ただし、読売テレビ局については一切入りません。それでも難視聴地域とは言えないんですか。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  私は、川北のことはよく存じておるつもりでございます。私のところはKBSは入りますけれども、恐らく今のところはKBSは入りません。逆に大阪テレビは入りますけれどもうちの方は大阪テレビは入りません。そういう状態になっております。
    ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ここで議論してもしようがないですけれども、要は市島局から出ている電波が、要するに読売は出ているんですけれども受信しないんです。そこで画面がつぶれてしまうんですよ。ですから、そういう地域でも難視聴地域とは言えませんかということをお聞きしています。 ○(野田勝康議長)  企画管理部長。 ○(溝尻憲章企画管理部長)  先ほど市長が申したとおりでございます。ただ、今回、平成23年7月にデジタル放送への切りかえ、転換になってまいります。そのデジタル放送が受信できるかどうか、これにつきましては、先ほど市長が申しましたように毎年市の方で行っております受信点調査の中で確認をしていくというんですか、点検をしていくということになりますんで、川北地区におきましても今後地元の方と調整をしながらそのデジタル放送が受信できるかどうかの受信点調査を検討してまいりたいということであります。以上であります。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ちょっと一点違いがあったと思います。今、試験結果が出ているのは、地デジの試験電波が出ているわけです。その受信ができないということを言っているわけです。ですから、今、答えていただきましたように、地域的に見て調べるということなんで、お願いしたら調べていただけるということですね。 ○(野田勝康議長)  企画管理部長。 ○(溝尻憲章企画管理部長)  はい、当然、この受信点調査の実施をしていくということになります。毎年度、この「e−ふくちやま」のテレビ難視聴対策事業を行います前に、対象エリアごとの先ほど申しました受信点調査というのを実施をいたしております。で、現段階では川北地区さんはいつだということはまだはっきり申し上げられませんですけれども、平成21年度、22年度の対象事業の時点で、その上半期にこういった受信点調査を実施をいたしますので、その中で取り組んでいきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  一つだけ疑問があります。要は、テレビが映ればいいやという話のようなんです。というのは、ほとんどのところの福知山市民は、烏ヶ岳からの電波を受けて福知山の内容のあるニュースを聞ける。ところが烏ヶ岳じゃなくて市島の電波を受けたら、神戸のことばっかりを聞いて生活せんならんというような、ちょっとバランスが悪いような気がするんです。やはりお願いとしては、同等に考えていただきたいというふうに思いますんで、これはこの検討していただいたらいいことですけれども、要望としてお願いしておきます。この点、ありましたらお願いします。 ○(野田勝康議長)  企画管理部長。 ○(溝尻憲章企画管理部長)  結果的に先ほど申しておりますように、デジタル放送、いわゆる7チャンネルが見れないということになりますと、本市で言います光ファイバー網を活用いたしまして、現在難視聴対策を行っております。その中で川北方面につきましては、佐賀地域の方にも一部テレビの難視聴地域がございますので、そういった中でFTTH網の整備の中で改善を図ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  私が言いますとすぐ川北のことになってしまうんですけれども、川北以外にもそういうところはないんですか。ということは、もしあるとしたら、同じ疑問を持っていると思います。よく調べていただいて広報等で知らせて、そういうところがないかどうかということの調査も必要じゃないかと思いますけれども。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  議員のおっしゃっているのは、アナログの件ですね。現在のあれではないんですか。  試験電波のお話ですか。それだったらもう、企画管理部長が言いましたようにちゃんと21年、あるいはまた22年のそういった期日は言えませんけれどもちゃんと2年、21年度と22年の上半期にそういった地点を調べることになっておりまして、実際に放映されるのは23年7月24日からですね、そのテレビは。で、それまでにそういう調査をしますよと。僕が勘違いしていたのは、アナログの方は私が言いましたように近所で大阪のあれは入るけれども、KBSは入らないという、これがありますので、そういったことと勘違いを私がしたんだと思いますけれども、わかりました、そのとおりで企画管理部長が答えたとおり、いずれ21年、22年にそういった期日は決まっておりませんけれども23年の7月24日までに間に合うようには点検をしていくとそういうことでございまして、ご理解のほどよろしくお願いします。ほかについてもまた調べるということですので、ありがとうございます、よく言っていただきました。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ありがとうございます。やっとわかっていただきましてありがとうございました。  次、電気柵の件について、2、3お伺いをいたします。今もご回答いただきましたんで、電気柵の、要は修理用部材のあるいは機材のことは考えていないということなんですけれども、そうしたら逆に言いまして、5年以上、5年の使用に耐えられるものということで、要は補助をいただいて設置をしているところがたくさんあるわけなんです。例えば、線をかえんなんと、そうすると30万、40万いると。それは自分の組合の中で、あるいは個人で負担せいやということになっておるんですけれども、それやったらもう一度申請をし直して、5年たっていますからもう一度申請をし直して、いる部分だけ挙げて見積もりを出して申請をしたら受理されるのかどうかをお聞きしたいんです。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  この補助対象とさせてもらっておりますのは、耐用年数が過ぎまして、そうして一括更新をするという場合について補助対象ということで取り扱いをしておりまして、やはりその場合におきましても、やっぱり機能改善をして施設更新が必要と判断できる場合において採択要件に基づいて補助対象とさせてもらっているところでございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  ということは、受理される場合もあるということですか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  部分更新ということで、部分的な修繕ということは補助対象になっておりませんが、全面的に一括更新をされる場合は補助対象にしておるということです。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  済みません、もう一回聞きます。よくわからないんで、教えていただきたいと思います。要は、線をすべて、周囲2キロぐらいあるんですけれども、すべて5線かえるあるいはもう山側については6線入れておるわけですけれどもそれをかえるとなると、何千メートルになるか、2キロ、2キロ、2キロで1万メートルぐらいになると思うんだけれども、その線をすべてかえるからということで新規で申請をしたら受理されますか。受理していただけますか。 ○(野田勝康議長)  農林部長。 ○(藤田重行農林部長)  その一部分の更新ということは無理だということを言っているんです。それで、全部を一括更新をしてもらうということが条件でございます。すべての資材をかえてもらうということが条件でございます。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  はい、わかりました。というのは、使える部材があってもなくても、とにかくもう一回申請をするときには、すべての物の部材を出せと。そして申請を出せということでございますね、もったいないと思いますけれどもね。使えるものは使った方がずっといいと思います。電気柵をどんどん、どんどんつけていきますと、電気柵のないところ、ないところというふうにイノシシでもシカでも行きますので、とうとう平たん地に行ってしまったというようなことにもなってくるので、決していいことではないとは思いますけれども、でも使える部材までほかして申請を出して、再申請を出して、また電気柵をつけるというようなむだなことはやらない方がいいんじゃないかと思います。できるだけ私の言った修理部分の補助が対象になるように考慮していただきたいというようにお願いをしておきます。  次に入らせていただきます。電車の騒音の件でございます。ようけ言ってもらったので、よくわからなかったんですけれども、要するに、今後継続して考えていくということではないかと思います。でも、常に電車が通るたびに授業が中断しているということは、例え15秒であろうと20秒であろうと、これは正常ではないと思います。で、なぜああいう短い距離の防護柵ができたのかというのはちょっとよくわかりませんけれども、防護柵は非常にお金がかかると思います。あるいは反対側の住民の方にも問題も出てくるだろうと思います。で、せめて特別校舎の方の電車敷の入っている校舎の方はペアガラスになっていると言われておりますので、何で同じように新校舎じゃなしに、今言っている1年生が入っている3学級の教室にペアガラスが入らないのかということにちょっと疑問を感じるわけなんです。ですから、やはり静かな環境で勉強させてやりたいというふうにも思いますので、先送りする問題ではないと思いますけれども、ご意見がありましたらお願いいたします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  議員さんのおっしゃるとおりで、何秒であろうとどうあろうとその理論は正しいと思いますので、ぜひ次年度の予算の方で考えて対処してまいりたいとこのように思いますので、ひとつよろしくご理解のほどを。 ○(野田勝康議長)  池田雅志議員。 ○1番(池田雅志議員)  お世話になりますけれども、よろしくお願いします。ちょっと時間がありますけれども、これで終わらせていただきます。 ○(野田勝康議長)  一般質問の途中でありますが、この際、暫時休憩いたします。  再開は午後5時15分といたします。                 午後 4時58分  休憩                 午後 5時15分  再開 ○(野田勝康議長)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、9番 審良和夫議員の発言を許します。質問方式は、一問一答方式とします。  9番、審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  (登壇)  失礼をいたします。新政会の審良和夫です。通告に従いまして質問を行います。非常に議場が先ほどの質問で和やかになったところで、申し上げにくいことかもわかりませんがご答弁をいただきたいというふうに思います。  まずはじめに、市長の公約実現に対する思いについてお伺いをいたします。私は、松山市長が就任以来、6月議会、9月議会、そして本12月議会と市長の公約についてお尋ねするのは3回目となり、また今回の定例会でも多くの議員がさまざまな角度からお尋ねになっておりますので、しつこくお思いかもしれませんが市長の立候補前からの基本姿勢でもありますし、市民の信託を受けられた約束事でもございますので、あえてお尋ねをすることをお許し願いたいと存じます。  さて、公約実現に向け各担当課とさまざまなプロジェクトチームを立ち上げ検討を重ねられてきました。そして、2回の全議員協議会において中間報告をいただいたところでございます。その内容は、凍結をうたわれた大型事業が階数を1階のみの縮小となり、また、きのう質疑でお聞きしました土日開庁は、期間限定の土曜日のみと、そして地デジテレビ難視聴対策地域負担ゼロは、維持管理費の1,000円が500円となり、ごみ処理の簡素化に至っては、回収袋の種類を増やす等々公約で述べられた形とはほど遠いものになっているように感じられます。こうした公約とは異なる内容で、果たして公約を果たしたといえるのでしょうか。そこでお聞きをいたしますが、19プロジェクトの検討結果をどのように感じておられますでしょうか。きのう、きょうのご答弁の中で、市民アンケートやパブリックコメント等々を考慮して方針を決定し、長・中期的に考えると述べられておりますが、今後、市政のこの矛盾をどのように解消されるのでしょうか、市長のご所見をお聞かせください。  次に、ことしも11月23日、秋色の丹波路を1万人以上のランナーが激走した第18回福知山マラソンを終了し、その成果と課題についてお尋ねをいたします。平成16年の23号台風により中止になってから、減少ぎみだった参加者もことしは例年になく多く集まっていただき、三段池公園一帯は全国から来られた方々の笑顔で埋め尽くされておりました。ボランティアの皆さんとの会話も弾み、遠く福知山まで来られたことを喜びながら、にこやかにランナーの帰りを待つ応援の皆さんとの出会いもあり、福知山市最大イベントの一日が終了いたしております。そこで余り日もたちませんが、本年のマラソンをどのように分析され、その成果はいかがであったかをお尋ねいたします。また、無事大盛会に終了いたしましたが、今後、来年、再来年に向けての課題はどうだったでしょうか、あわせてお聞きをいたします。  最後に、先ごろ設置をされました中学校給食検討委員会についてお聞きをいたします。学校給食は合併協議の中でも決議され、小・中学校とも完全給食をめざし、7,000食規模の給食センター建設の計画も進められているところでございます。しかし、松山市長になり給食センター建設場所の移転が検討される中、この委員会が立ち上げられました。また、計画見直しとともに、給食方式についてもさまざまな意見が聞こえております。そこでお聞きをいたしますが、委員会設立の経緯と目的はどのようになっているのでしょうか。委員会構成についてもお聞きをいたします。そして給食方式と移転計画に関係はあるのでしょうか。あわせてお尋ねをいたしまして1回目の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  ただいまの審良議員の質問に答えさせていただきたいと思います。かなり痛烈な批判も入った上でのあれですので、謹んで今からお答えをさせてもらいたいとこのように思います。  19プロジェクトにつきましては、もちろん当該公約を第一義に、私のところの職員の皆さんにプロジェクト及びプロジェクトに関連する事項の現状でありますとか、あるいは諸課題さらには公約の柱の一つである健全財政という財政面の健全化も踏まえながら、多面的・総合的に検討した次第であります。これはどなたかの議員さんにも同じことを申し上げた次第でございます。さらに、その上たたき台といたしまして、それをパブリックコメントでありますとか、あるいはまたアンケートなど、関係先のあるいはヒアリングなども実施しながら方向性の検証を行っているところでございます。おっしゃるように私は常々市民による、市民のための市政いわゆる政治というのはすべて私の公約のベースにあると、常々そういうことを私は政治信条として持っておりますので、公約を基本に諸要素を検討し、そして市民の意見を聞いた上で、本当に市民にとってあるいはまた福知山市にとって最もよいと思うものを信念を持って、それをもとに置きながら、最終的に私が皆さんのご意見も含めまして判断するのが私の役目であると、このように思っております。市民の思いやりでありますとか、あるいは市民の心情でありますとか、それぞれのたくさんのご意見もいただいて今回はおります。市の現状と将来を見渡したときに、本当に最良の選択と思えるようなですね、例え私の公約とは全く同じ姿にならなくても、ここは強調しておきます、最良の市民のための選択だと皆さんの意見も聞きながらそう思ったときは、今のを繰り返しておきますけれども、私の公約を意地で通すようなことは一切いたしませんし、全く同じ公約の姿が施策の中であるいはまた今後の形の上にならない場合もあると私は考えております。そういった点で、ぜひ審良議員におきましてもこの辺でもご理解を願いたいとこのように思っております。今後とも、市長の任期、一応4年間ということになっておりまして、19プロジェクトを含めた公約の実現を第一義に考えて、全力全霊をもって取り組みたいというのが私の考えでございます。もちろん、いろんな意味でいろいろな判断要素をしっかりととらえておりますけれども、特に今、審良議員がおっしゃっていた一つの市長としてのリーダーシップ的なものを先に出すべきだというように私は今意見を聞いておりました。それはたたき台としてと何回となく伝えておりますけれども、原案を提示した中で市民の皆さんの意見を聞いた、あるいはまた聞けたそしてまたそのことが行政の施策の中に組み込めたというように最終的に決断して説明して市民の信託をいただくのが私の務めだと思っておりますので、どうか、審良議員もご理解のほどひとつよろしくお願いいたします。  このほかの件につきましては、関連の部長の方から回答させますので、ひとつ、どうぞよろしくお願いいたします。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  福知山マラソンのお尋ねでございます。まず、議員さんの方にもおっしゃっていただきましたが、今回のことしの大会は、たくさんの方が参加をいただきまして成功裏に大きな事故なく無事終えることができました。議員の皆さんをはじめ、ボランティアの皆さん、沿道で協力していただいた皆さん、応援していただいた皆さん、まず厚くお礼申し上げます。どうもありがとうございました。  そういうことで、18回マラソンは好天に恵まれて盛会に終了することができました。参加者も13回大会以来、5年ぶりに1万人の定員に達したほか、10キロラン、2キロラン、2キロ、3キロファンランを含むと、1万1,562人の多くの方から申し込みをいただきました。その参加者が増えた要因をどう分析しておるかということでございますが、まず、開催日が土曜日になりまして3連休の中日であったということが一つではないかと。それからもう一つは、ゴールの制限時間が1時間延長できまして、5時間から6時間になったということ。それから3つ目に、申し込みの方法、これをレギュラーエントリーのほか、10人1組で申し込んでいただくと、1人当たり500円お得になるチームエントリーという制度を導入したと、そういったことが相乗効果を起こしまして参加者が増えたんではないかなとそういうふうに現在のところ分析いたしております。  それから、課題ということでございます。参加者が大幅に増えましたことにより、新たに駐車場の問題とか、あるいはほか会場のトイレの問題とかその他運営上の問題も浮き彫りになってきております。で、来年に向けまして今大会の成果と課題を踏まえ、市民の絶大なるご理解をいただく中で参加者の確保に努めるとともに、ランナーが安心・安全に楽しく参加していただけるようさらなる工夫を図って福知山マラソンを全国にアピールしていきたいとそういうふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  失礼いたしました。学校給食の件でございます。検討委員会を立ち上げた経過と構成メンバーということでございます。福知山市立中学校の給食実施に当たりましては、課題や問題の整理及び給食の実施方法、その他実施に必要な事項に関することを調査研究することを目的に検討委員会を設置いたしました。中学校給食につきましては、当初センター方式による給食の実施という方向でありましたが、今回、建設地の見直しということをきっかけにいたしまして、実施方法も再検討を行うことといたしました。そういうことで中学校給食検討委員会を設置いたしております。第1回の検討委員会は、平成20年11月17日に開催いたしております。構成メンバーは、学識経験者、中学校PTA保護者、小学校PTA保護者、中学校長、小学校長、小学校給食主任、行政関係者、以上であります。  それから給食の方式と移転計画に関係あるのかということでございます。今回の事業見直しに伴う学校給食センター建設地変更の手順は、三和地域の住民の皆さんの理解を得ることが大前提であります。現在、その準備を進めているところでございます。その移転計画と給食方式の見直し等に関係あるのかということでございますが、ちょっと先ほどもふれましたとおり、中学校給食実施に当たりまして、生徒の皆さん、保護者の皆さん、学校関係者の皆さんの理解を十分得て、中学校給食の実施を決めてきたかなということで少し振り返ってみますと疑問が残る点がありますので、建設地の計画の変更の見直しにあわせまして、再度、方式についても議論をしてみようということでございます。以上であります。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  それぞれにありがとうございました。決して皮肉ったつもりはございませんので、ご勘弁いただきたいというふうに思います。時間配分が非常に下手でございまして、9月議会の折にも時間を最後切られたような形になっておりまして、きょうは皆さんもお疲れですし5時も回っておりますので、できるだけ早く終わりたいというふうには思っておりますが、いましばらく時間をいただきたいというふうに思います。  それで、ちょっと質問の順序と逆になるんですが、中学校の給食検討委員会の方から先に聞かせていただけますでしょうか。センターの移転に関しましては、それぞれ議員の皆さんのご質問もされておりますし、私も前の議会でさせていただいたところでございますが、今、方式を検討していきたいんだということで、センターが移転になるのと同時に方式も検討していきたいということでのご答弁だったんですが、どんな方式を考えておられるんでしょうか。これは検討委員会の中でまた出てくることでしょうけれども、教育委員会としてはどのようなことを想定されておるんでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  方式については、現在、検討委員会の方で議論をいただいておるということでございます。で、教育委員会といたしましては、この方式ありきということで検討委員会で検討はしていただいておりません。ただ、全国で実施されております給食の方式には、学校給食センターでつくった給食を学校の方に提供するという方法と、それからちょっとこれは言葉が適切ではないかもわからないですけれども、お弁当の業者さんがつくったそのお弁当を生徒が予約すると、幾つか2つか3つの中から予約をしてそのお弁当を食べるという方式、それと家庭でつくったお弁当を持ってくるという方式との組み合わせ、こんなことが全国的には行われております。そういう方式をすべて検討委員会の方で検討していただくということで、今お願いいたしております。以上であります。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  今、方式を、給食センターでつくる方式、また弁当を予約する方式いろいろとあるということでご意見をお聞きしたんですが、まず、中学校の現場の声とそれと保護者の声というのはどんなものがございますでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  今、お話しした方式についての保護者の皆さん、学校関係者の皆さんのご意見は、現在、まだいただいておりません。以上であります。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  こういうふうにしてほしいんだけどというような声も上がらないわけですかね。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  過日、開催しました検討委員会では、ちょっとまだそこまで議論が至っておりません。以上であります。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  給食センター建設のときに、中学校も完全給食になるんだという話が福知山市中に流れまして、それはもちろんいいことだと、保護者も大変喜んでおるということでの話だったんですが、中学校側の学校の現場から給食を配るなんてことは大変なことなんだと、授業の合間に給食を配って時間を取って、またそうした食べ物の中の事故があってもいけないと、給食はできることならば家から持ってくる弁当が一番いいんだけどなという現場の声も、私は聞かせていただいております。そうした中で、先生方は自信がないと言いますか、このように給食を、小学生はきちっと配ってきちっと食べているわけですね、時間内で。中学生になってそれができないというのはいかがなものかと、どういった3年間の教育なのかと、中学校の教育はどんなものなのかなというふうに感じておるんですけれども、そして、これは話は別ですけれども、先々日ぐらいでしたかね、新聞報道で市内の中学校に暴力事件があって警察が入って、二人逮捕されたという事件がありました。そういうことも踏まえますと、そういう先生方は大変だろうなという思いは十分にわかるんですが、中学校教育と言いますか、福知山市の教育ということは、そういうものでよろしいんでしょうか。新教育長としてご就任されました荒木教育長さん、いかがなものでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育長。 ○(荒木徳尚教育長)  審良議員の方から、小学校でできている給食指導が中学校でできないというような状況というのは、一体、中学校の指導はどうなっておるのかというご質問ではなかったかと思いますが、中学校の生徒の指導でございますけれども、全教育活動の指導を通しまして、望ましい学校生活の過ごし方だとか、それから最近話題になっております規範意識を持つこと、こういったことの大切さだとか、あるいは中学生としての行動の取り方だとか、そういったことも含めて人間としての生き方、あり方ということを機会をとらえてはそれぞれの学校が精いっぱい指導の努力を重ねていると私は認識をいたしております。それでもときには多感な思春期の生徒たちでございますので、指導が届かずに人間関係がうまく結べないだとかそういうふうなことで友人との間にトラブルを起こすだとか、そういう生徒指導上の問題を抱えることはあると思っております。しかし、基本的には、それも成長の一過程であるし、それから指導上の過程でもございます。で、各学校ともそういった子供たちに対しましては、長い目で生徒を支え心に寄り添いながら、家庭だとか関係団体、関係機関と密な連携をしながらよりよい方向に導く努力をしているというのが現実だとこのように思っております。  この間の新聞の事件もおっしゃっていただきましたが、ついでですので、そのことについてもご質問の中に入っておりましたのでちょっと触れさせていただきますけれども、学校は一生懸命先ほど言ったような指導努力をしておりました中でああいう事件が発生したということは、まことに残念なことであったと私は教育長として思っております。ただ、周りの生徒たちの学習権の問題だとか、あるいは本人の立ち直りの方法はどうあったらいいのかだとか、あるいは教職員の心身の安全の問題、安心の問題だとか、あるいは学校の秩序をどうしていくかといういろんな問題、それを総合的に考えて学校もああいった判断をしていったんではないだろうかということで、教育委員会としては理解をいたしておりますし、子供の早い立ち直りを支援し学校を支えていきたいとこのように思っております。で、学校と家庭が改めて信頼関係を強いものにしていただいて、該当の生徒のよりよい立ち直りを祈っているとこういうことでございます。  そこで、そういう学校は学校なりに努力をしているということを申し上げたとしても、その給食がなぜできないのかというところの回答にはなっていないと思いますので、ちょっと触れてみたいと思いますが、給食を通じて生きる力を身につけるだとか、健康な心身と豊かな人間性をはぐくむということは、食育の観点からも非常に意義があることでございまして、中学校で給食がなされるということについても大変意義深いことであると、基本的には認識をいたしております。ただ、学校がちゅうちょしたりしていることが議員のお耳に入っておるとすれば、これは推測の域を出ないわけですけれども、教育課程上の問題で昼の時間というのがあるわけですが、大体どこの中学校も給食を食べる時間が25分であとゆっくりする時間というか休憩する時間が25分で大体50分ぐらい、45分から50分ぐらいじゃないかなと思っておりますけれども、この間を使って子供たちは自主活動をいろいろするわけですね、図書だとかいろんな連絡事項だとか、クラブの調整だとかいろんなことをいたしますので、子供たちは子供たちなりに忙しかったり、学校はそれを貴重な時間として認識をしているということで、さあ、そういう状況の中に給食が入ってきたらどうなるだろうなというそういったちゅうちょするような気持ちがあったり、あるいは大きな学校ですね、この間も私、大体すべての学校を回らせてもらったんですが、一校、中学校だけ回れておりませんけれども、そこに行かせてもらって、大きな学校で一瞬給食のことも念頭にありましたので、そんな目で教室を見たときに、もう中学校の35人といったら本当にかさが高い。もう教室いっぱいなんです。ここに小学校でやっているような完全給食を持ってきたらどういうことになるだろうなというふうなことも一瞬思いましたので、そういった学習する場と食事をする場が別になっていない状況の中では、中学校もいろんな思いを持ったんだろうなと思います。そんなちゅうちょ感がひょっとしたら議員のお耳に入ったのかと思います。いずれにいたしましても、いろんなことを検討委員会の中で意見として反映していただいて、その中から教育委員会としての適切な方法を選択していきたいとこのように思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  ありがとうございました。荒木新教育長の力強い教育方針を聞かせていただきまして、また福知山市の子供たちもすくすくと育つのではないかと、よい教育がしていただけるんじゃないかなと期待が大きく膨らんでまいりました。ありがとうございました。  検討委員会に話を戻させていただきますけれども、今後の検討委員会の予定と言いますか、一回開催されたということで、いつごろまでに答申されるか、何回ぐらい会議をされるのか、今後の予定はどのようになっておりますでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  回数については4回ないし5回ぐらいを予定いたしております。今後の予定につきましては、ことし中、今月中ですね、できましたら今月中に保護者の皆さんやら生徒の皆さん、それから学校関係者の皆さんにもアンケート調査を実施したいなと、そんなふうに考えております。それから、年明けには先ほど申しましたいわゆるスクールランチ方式、あるいはデリバリー方式と呼んでいる方式の先進地へ視察に行ってみたいなと、そんなふうなことです。今、予定が決まっているのは以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  スクールランチ方式という言葉が今出ましたけれども、この視察は委員会として参加をされるのか、それとも検討委員会ですね、検討委員会の皆さんが行かれるのか、教育委員会の皆さんが行かれるのか、そこら辺はどうでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  検討委員会の皆さんに行っていただきます。なお、教育委員会事務局の職員も何人か同行させていただくという予定でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  ありがとうございました。子供たちが先ほどおっしゃいましたけれども、食事をする場と教育を受ける場と一緒の部屋ではという話もありました。そういう意味では、やはり食育も少し考えていただいて、そういうことが分けれるような施設ができれば一番いいのになというようには思いますけれども、たくさんのお金もかかることですし、なかなか一気には無理だと思いますけれども、そういうような食育のよい方向に向けて検討していただけたらなというふうに思っております。この検討委員会がよい結果を生み出していただくことを願っております。  それでは、検討委員会の方を終わらせていただきまして、マラソンですが、本当に1万1,000人を超えて参加というのは数年ぶりではなかったかなというふうに思います。私も三段池を歩かせていただいて、例年になくたくさんの人がおられるのに驚いておりました。ところが、その前日ですね、私、夜の福知山を車ではなしにうろうろとしておりますと、余り見かけないんですね。1万人増えている町とはとても思えない、それはスポーツをされる方ですから夜更かしはされないのかもしれませんが、もう少し食事に来られたりとかいろいろあってもいいのになと思いながら、なかなかそういうことは、姿は見えずに会場に行ってどっとその1万人の方を見てびっくりするぐらいなことだったんですが、将来、こういった意味で福知山市にもう少し時間をとっていただけるような参加の仕方、方法もあればいいのになというふうに思って見させていただいておりました。その辺、何かございますか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  おっしゃるように泊まっていただいて、お金を使っていただいたら非常にありがたいということでございます。ただ、最近の世相を反映いたしまして、できるだけお金を使わずにというのが選手の間でも一般的になっております。車の中に泊まったり朝早く出てきたりというふうなことで、泊まる選手が増えておるということは、ちょっとこれは実際に数字を調べておりませんので申し上げにくいんですけれども、感覚的には少ないかなという気がしております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  時間ですね、5時間から6時間と1時間延長していただいたということを私はあんまり知らなかったんですが、実は昨年の3月議会で、東京マラソンの完走率が余りにいいもので、1時間でも2時間でも延ばしていただけたらたくさん集まっていただいて完走が多くなるんじゃないでしょうかという意見を出させていただいて、それが通ったとは思っていませんけれども、そういうことも人数が増えた要因であったのではないかと言っていただきましたのは非常にありがたいことで、この時間延長で完走率は上がりましたでしょうか、どれくらいになりましたでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  男子で86.1%、18回大会です。それから女子の方で80.0%、合計平均いたしまして85.2%となっております。で、この数字が過去の大会に比べて高いのか低いのかということでございますが、平均的な数字でございます。で、6時間になったことによって完走率が高くなったということはちょっとあらわれていないということです。ちなみに一番高かったのが第7回大会の97.9%というのがございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  そうしたら、余り時間は関係なかったんですね、完走率には。そうですか。先ほどの、今後の課題の中でちょっと出て来なかったんですが、1時間時間を延長していただいたということ、また毎年この23日、庵我のですね、大江町までのあの道を使わさせていただいておると、その沿線自治会のマラソン全般、また時間延長になったことに対しての反応はどんなものだったでしょうか。
    ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  1時間延長になったことで、沿線の自治会の皆さんからおしかりを受けたということはございません。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  しかられなくても、例えば「いや、1時間、かなわんな」とか「もとに戻らんのか」とかそんな話はないわけですね。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  今のところ、そういう話は聞いておりません。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  そうしましたら、来年もこのような形で進められるということでよろしいんでしょうか。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  基本的に、ことしと同じような方法でやらせていただきたいなと考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  開催日が連休ということにおいては、1時間延長またこのチームエントリー等はそのまま行けるかというふうに思いますし、来年もまたすばらしいマラソンになることを祈念いたしておきます。  それでは、いよいよ後半でございますけれども、市長よろしくお願いします。もう40分もたっておりますので、そんなに長くはやる気はないんですけれども、私、松山市長が当選されて大きく変わったことの一点に、市民の方がこの市政に対して大変関心を持たれるようになったと。きょうは少ないですけれども、市長が当選されたころには、傍聴席が落ちるんではないかと思うぐらい満席の状態で傍聴人がみえてましたですし、本当に市政全般に対して今まで余り見向きをされなかった方も、随分興味を持って見ていただいておると、関心を持っていただいておるなと感じておったんです。ところが、6月がやっぱり一番多かったですね、で、9月も多かったんです。この12月になって余りちょっと満席になった状態の日が少ないのかなというふうに感じておるんですけれども、松山市長は、当選当時に新聞報道に出たんですけれども、汚職事件の件に関して「そういうものか」というコメントが大きく出たんですよ。そう言われたか言われていないかはちょっとわかりませんけれども、新聞記事に松山市長が給料を払っていかなければいかんことも含めて説明を受けられて「そういうものなのか」というふうに答えられたということが毎日新聞に載っておったんですけれども、ちょっと手元のないので申しわけないですけれども、市民の方もやっぱり市長はああして公約を掲げて出られたときに、すばらしい答弁がいただけるんではないかと、「こうします。」ということが出てくるんじゃないかと期待を持って見に来ておられたんじゃないかなと思うんです。それが、やっぱり市長もここへ入られて各担当課から財政のことをまたいろんな職員のことも考えていくと、やろうと思ったけれどもそのままできないこともたくさんあったということで、言葉は悪いですけれども歯切れの悪い答弁と言いますか、「私はこうします。」というその選挙のときの公約のように、鋭く返ってこなかったと、それで市民も期待して傍聴に行っているけれども、そういうものかということになったんではないかなというふうに感じているんです。これですね、読みますか、読みませんか。これは、公約に対してではなしに、不祥事のことに対してそういうものかということなんですが、7月の11日に載っております。だから、市民もやっぱり市長がかわったということで福知山市は変わるんだと、こうなるんだということを大きく期待を持っておられたんではないかというように感じております。そういった中で、今のこの19プロジェクトの結果を踏まえて、市長、市民の皆様方に向かって何かございましたらお願いしたいと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  前半の件は、確かに私、地公法29条の第3項にこれは値するということで、直ちにという形で確かに言っておりました。そのとおりです。おっしゃるとおりで何の弁解もいたしませんけれども、そのとおりです。ただ、入ってきたときに、まだ刑もそれから本人も自白も何もないという状態でしたので、今、さっきもその公約の話もしましたけれども、私が言ったことが必ずしもそのままに公約どおりになるとは限らないということはきょうも言いましたし、実際に外から見ていたこの市役所の内部と、外から見ていたのとはもう全然違ったことがたくさんありました。従いまして、今の件につきましても、そういった周囲からいろいろと聞いていますと、その裁判の中でのその自白の関係、それまではだからどうしても生活権を守るためにはそういうことをしなければならないということでありましたけれども、せんだっての11月19日だったな、初公判。そのときに初めて飲食関係を認めましたので、即座にバスっといかせていただきました。1千万の関係を抜きにしまして、このことについては悪は悪ということでその決断をさせてもらって、時期的に確かに私の支持者だとか、あるいはまた支持者以外の方、どっちかというと支持者以外の方から何であれをせえへんのやと言って声が入ったことが事実です。しかし、事を急いでけつまずくようなことをしては、私もですけれども皆さんにも迷惑をかけると思いまして、人間はせっかちなんですけれども、その辺を辛抱して辛抱して判断させてもらいました。この後も、皆さん方にいつも言っていますように、議員の皆さんが市民の代表者でありますし、公約に対して私もすべてが私の言うとおりになるとは思っていませんし、皆さんの意見やとかそれから市民の意見を十分聞きながらまいりたいというのが、市民とともにあるということと、それから私のその公約はいつも言うんですけれども、市民からいただいた公約が大半なんです、うちの支持者の。それが私は逆に言ったら選挙が済んだから敵とかなんとかいうことは余り言いたくないんですけれども、相手方から言ったら憎いと思うんですよ。僕だって4年前は憎いって思っていましたからね、これはもう正直な話ですわ。だから、僕は憎く思ってほしくないんですね。僕はぬいぐるみやと。公約のぬいぐるみやと思ってほしいと。松山正治違うぞと。市民の要求の一番の理解者、ぬいぐるみだと思っていただきたいということで、決してもともと私の、それから相手方のお二方も福知山をようしたいということで争ってきたわけですから、もうそのことについては済んだんですけれども、常に私は「市民のための市民による市民の政治」をしたいというのが私の政治信条ですので、どうか、審良議員におかれましても、ひとつ何としてもまたいろいろとご意見を出していただいたり、ときにはしかっていただいて結構ですので、福知山の市民のためにお互いに議員とそして私どもで一体になって頑張っていきたいというのが私の考えでございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  だんだん、松山市長の人間性が半年たって私どもも少しずつ見えてきているかなという感じがするんですけれども、だからこうすぐにすり寄って行こうという気はないんです、済みません。  今、アンケートや市民の声を聞いてということをおっしゃっていただきました。しかし、市長、ぬいぐるみになられてしまったら、やっぱりこの町のトップ、リーダーとして首長としてやっぱり責任を持って我々を引っ張っていっていただかないといけませんので、あっちの意見を聞きこっちの意見を聞く、それは聞いていただくのは非常に結構です。でも、最終的には市長が市長の責任でもって判断いただいて、そしてそれを打ち出していただいて市民のためのよい町をつくっていただく方策を提案をいただかなければいけないんじゃないかなと私は思っております。そういう意味で、やっぱり今後、もう半年たちましたので、市長ももうそろそろ、きのうももうここまで出ているんだというような話もされておりましたけれども、そろそろ市長として責任を持ったリーダーとしてのまとめをしていただく時期が、そろそろ来ているんじゃないかなというふうにも感じております。それが、恐らく来年度予算として出てくるんではないかと思っておりますが、そういうことでちょっと何かございましたらお願いします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  くしくも、私、今さっきの池田議員の回答をしましたように、防音装置の関係でも、私は福知山は教育の町とあれだけ大きな看板を上げているんですから、教育の町がそんなに子供たちに迷惑をかけていたなと思うことで、即座に今も回答を出したというような状態でして、あらゆることについても確かにそういったあたりを判断していきたいとは思っておりますけれども、まだ、なかなか心臓が弱いものでして、もうひとつはっきりしたいところがありますけれども、予算の段階で、この前、永田議員に大変すばらしいことをおっしゃっていただいたし、議員の中にもああいった方がおられるんだなと思ってうちの連中にも話したことがあるし、きょうもたばこを吸いながらそういう話もしておったんですけれども、本当にお互い今回のいろんなことにつきましては、今後、私はこれから施策で予算化していく中には、特にこの経済的に荒廃した中で、議員がおっしゃったように6月と9月12月も全然かわってきましたから、特に経済的なことに財政負担をかけていくのはもう困ると思っていますので、いろんな点で決断するときにピシッと出してまいりたいと思います。何分にも、議員さんのそのときにはすべてご協力がいるわけでして、一方的に私がやることがすべて議員さんが賛成されるとは思っていませんけれども、いずれにいたしましても私が原案を出してそれを出すときはリーダーシップを取りながら出していきたいと思っていますので、ひとつ、議員の皆さん方、本当にいろんな意味で慎重審議をしていただいて、市民のためにお互いに頑張りたいというのは先ほども言ったとおりでございますので、どうぞよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  先ほど、「そういうものか」という新聞記事の話をさせていただいて、市長のご答弁ですぱっと切ったんだというご答弁をいただいたんですが、私は逆に「そういうものか」というのは、市長もそういうものかと感じられたと、ここへ入ってきてですね、いろいろ説明を受けられてそういうものかと感じられたけれども、傍聴に来られた市民の方、また傍聴で来られなくても市民の方も、市長がかわったということで急激にそんな大きく市の運営が急転換するものではないんだなと、それをそういうものかと感じられたんではないかなと、私はちょっと言いたかったんで、ちょっとご答弁とは違ったと思うんですが、当然、市長はもっと早くいろんなことをやりたいという思いがあって入って来られたと思うんですけれども、外から見ている雰囲気とはやっぱり違って、中に入ってくるといろんなことが重なってくると。で、その中でどうしていったらいいかということを決めていただかなければいけない、そしてどこにも持っていけないんですよね、トップというのは。本当に申しわけないと思います、孤独なものだというふうに思っております。幾ら職員の皆さん方がおられても、トップが決断されるということは本当に孤独で大変なことだというふうに思いますけれども、そこで市民のことを考えていただいて一番よい方策をとっていただきたいということなんです。先ほど、傍聴者というか市民がそういうものかと考えておるんではないかということなんですが、その辺のご答弁、何かございますでしょうか。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  大変、難しい解釈、私の解釈のしようが間違っていたかもしれませんけれども、そういうものかというその中身につきましては、失礼ながら議会もそうですし、あるいはまたうちの職員もそうですし、54年の壁というのは本当に分厚いものがあるなという中から「そういうものか」という発想が私は出てきておりまして、確かに孤独であるということはもう事実ですし、いろんな皆さんの、議員さんの意見を聞きたいけれども、それがそのようにはいかない事実もありますし、そういった点で大変、私自身は案外あっけらかんとしておるようでまた悩んでですね、胃薬を飲むというような格好にもなっていますので、ぜひ、そういう意味でご理解を賜って、要は市民から目線を外したないというのが私でございますので、ひとつ、どうぞよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  公約の細かいこと、プロジェクトチームの詳細については、この後また、我が会派の井上議員も手ぐすねを引いて待っておられるようでございますので余り細かいことは聞きませんけれども、一点だけ、一点だけ市長の公約の中で、私は6月のときから言わせていただいているんですが一点だけ、ごみの簡素化というのは、市長のイメージの中でどのようになっておりますでしょうか。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  この点も実は今悩んでいる一つなんですが、ただ、資源というものを大切にしなければならないという点と、それから今、袋関係を出しておりますけれども、ごみ問題は僕はまだまだ解決しているとは思っていません。というのは、私のところにいろんな会社の方々がみえまして生ごみはうちで欲しいとかですね、それから今プラ関係のあれを全部うちに回してくれとか、いろんなご意見があるわけですよ。だから、ごみ問題というのは僕は一番早く片づくと思ったんです、実は。僕が安易だったかもしれません。ところが、一番長引きそうです。そういった面で、悩みの一つはいまだにこのごみ問題が出るたびにどきどきしていて、もういいかげんでこらえてほしいなと思うぐらいあれしているわけでして、本当にあのごみが将来僕の見通しでは、近い将来すべてごみは資源になるというように実は考えております。で、生ごみもあるところからもう早く農家の肥料にしたいと。そうしたら4袋になるんですね、そんなことをし出したら。だから、もうそれでまた頭が痛いし、それからそのプラスチック関係の容器も、あれはもともと捨てていたんですわな、だからそういった面で燃やす方の関係からも耳に入ってきていますし、まだまだ解決しないということで、本当に市民の皆さんに迷惑をかけないでいきたいと。ただまあ、独居老人という表現はよくないかもしれませんけれども、お年寄りとかあるいは障害のある方につきましては、そういう地域ボランティアを使ってそういうのを立ち上げて、そしてその人たちに分別だとかあるいは持ち出しだとか、歩けない人についてはやろうかと、そういうふうにしてほしいという形にはしておりますので、いずれまた環境パークの方からそのあたりにつきましてもPRし、そしてボランティアあるいは地域のそういった助け合いのグループをこしらえる方策でいく予定でおりますので、おいおい皆さんに喜んでもらえるような形を考えておりますので、ひとつ、どうぞよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  審良議員。 ○9番(審良和夫議員)  はい、ありがとうございました。ごみ問題、本当に恐らく簡単に片がつくんじゃないかと思われていたんじゃないかと思うんですが、ああいう公約でしたら。でもやっぱり市長も最初の答弁で、分別は大事なんだと、分別をやるんだということを言っていただいておりますんでね、そうした中での簡素化、何か考えられることがあったらまた今後、お世話になったらいいんですが、今の状態で進めていっていただくのは、先ほどもう一袋増えるかもしれないという話もありましたが、もしそうなったとしても、それはもうやっぱり限りある資源ですから大事に使っていこうという思いの中からの発想ですので、そういうやり方をしていただけたらなというふうに思います。大変、失礼なことも申し上げたかもわかりませんし、無理なご質問をさせていただいたかもわかりません。教育長につきましても、ヒアリング外のことだったかもしれませんけれども、申しわけなかったと思いますが、今後とも、福知山市民のために市長がおっしゃっております市民のための、公平な市政を進めていただきますようによろしくお願いをいたしまして、これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○(野田勝康議長)  審良議員、教育部長から一部、答弁の訂正があるようなので。 ○9番(審良和夫議員)  まだ時間もありますし、ゆっくり言っていただいたら。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  申しわけございません。沿線の自治会の皆さんから苦情がなかったかというご質問の中で、ゴール制限時間が1時間延長され6時間になったという答弁をさせていただきました。これはそのとおりなんですが、交通規制の方は昨年までと同様5時間であるということでございます。で、交通規制は昨年同様5時間で解除されておりますので、ご迷惑をおかけする時間帯は昨年までと同じ時間帯ということであります。  それからあと、市内に宿泊された選手の皆さんの数がちょっとわかりましたのでお答えさせていただきます。800人ということでございます。これは、当日市内に泊まれる宿泊施設の定員いっぱいということでございまして、もうこれ以上は無理であるということでございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  よろしいですか、終わりましたんですけれども申しわけございません。沿線に交通規制はなかったんだということだと思いますが、しかしながら、やはりたくさんの方が走られているわけですね、その最後の1時間もですね、歩かれているかもしれませんけれども、そうしたいろんな迷惑をおかけしながら、そしてボランティアの多くの皆さんのお力をかりながらの大きなイベントですので、そういう皆さん方に感謝をしながら今後も進めていただきたいなというふうに思います。これで終わります。ありがとうございました。 ○(野田勝康議長)  次に、22番、井上重典議員の発言を許します。質問方式は、一問一答方式とします。  22番、井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  (登壇)  新政会の井上でございます。本日のこの議会の最後となりますが、新政会議員が後半3人続いて登壇できることは、非常にまれなケースではないかと考えております。また、席順に質問することもまれだと思っております。しかしながら、手ぐすねを引いて待っておったわけではございませんので、その点は十分に理解をしていただきたいと思います。それでは、最後ですけれどもよろしくお願いを申し上げます。  さて、松山市長におかれましては、(仮称)北近畿の都センター建設は、市長選挙では凍結が公約であったと思っておりますし、この凍結についてお伺いをいたします。財政立て直しのためには、(仮称)北近畿の都センター建設事業費64億円の建設事業凍結として、「松山正治と語る市民参加の会」で入会を募集されておりますが、この凍結は市民一人当たりの借金は130万円ある中で、財政再建のためには大型事業を凍結として公約に関する19プロジェクト見直し案とは、全議員協議会で示された計画とはかなり違いがあると私は思っておりますが、その点をお伺いいたします。また、事業費64億円などの建設事業費を凍結し、そして巨大公共事業や地元業者への貢献はほとんどない、事業効果を市民の立場で再検証する、この考え方は現在も堅持しておられますのかお伺いをいたします。市民の声、パブリックコメントを募集するときには、市民の意見を十分聞いた上見直しを行うと明記してありますが、コメントの内容の受けとめ方と、その声を反映することは実行されるのですか、お伺いをしたいと思います。高日前市長計画案は、図書館を中心にした北近畿でも誇れる図書館機能でありましたが、見直し案では四隅を手直ししただけのような建物になっております。まちづくり交付金、合併特例債への影響が懸念され、建設をせざるを得ず前の計画を少し手直ししただけの計画になり、重要箇所がカットされていて目的がわからない建物になっております。隅っこを手直ししただけのような建設計画で、本当にこれでよいのか松山市長のお考えをお伺いしたいと思います。公約では見直し凍結でその予算を旧市街地などの市民の生活ニーズ予算に回すと公言されておりますが、その意味もしくは内容はどうであったのかお伺いをいたします。  続きまして、ファミリーの寄附についてお伺いいたします。全議員協議会でも断っていると答弁、断言をしておられますが、現在もファミリー寄附行為を市民向けアンケートなどで全戸配付しておられます。寄附申し入れ者は、松山市長の支持者であり選挙当時に何らかの話があったのではないかとこの点をお伺いいたします。凍結を公言され当選をされたのですから、隅をいじった見直しをするより、凍結を決断され松山市長としての建設計画案をじっくり時間をかけて発表するか、もしくはノーかを意思表示されたらよいのではないかと考えておりますが、そのことについてお考えをお伺いしたいと思います。  次に、計画されております学校給食センター建設用地が、公設卸売市場に計画変更になっております。この建設計画は、平成17年、私が議長当時に計画を総務部より三和町に建設すると報告を受けました。そのときに、私はまず距離的な問題と運送経費などの財政面的なこと、それと児童が8割方集中するこの市街地に建設して、そこから配送するのが常識でないかと意見をいろいろと言わせていただきました。そのときの回答は、職員がいろんな角度から検討をした結果、三和町の水問題も、簡易水道の水を工業用水と生活用水とに分けているので問題はない。三和町建設計画地点から、配送も40分ですべての学校に完了できますと。福知山市の現在ある学校給食センター建て替えでは合併特例債が活用できない、合併特例債が活用できるのは老朽化している現在の三和町学校給食センターならできますと。特例債を活用して建て替えをすることが財政的に考えても賢明な方策であるとその当時は聞きました。この問題は、当時の市、町の理事者協議で決定しており、合併協議会においても学校給食センター整備事業の項目で、老朽化した学校給食センターの整備は確認をしてきております。こういった内容のもと、積み重ねてきた当時の担当職員の英知の結集した計画が一転して変更になるのは、またこの体質は一体時間をかけてきた議論は何であったのか市長にお伺いをいたします。また、新しい建設計画予定地は、道路的には建設用地に通じる市道が通行不能になるおそれがあると聞いておりますが、その対策をお伺いいたします。  次に、高齢者運転免許証自主返納支援制度についてお伺いをいたします。高齢ドライバーが第一当事者になる交通人身事故が増えております。そこで高齢ドライバーが原因となる交通事故の増加傾向に歯どめをかけるため、運転免許自主返納支援制度をつくり、返納した高齢者への特定サービス事業を開始している自治体がありますが、福知山市においても高齢者返納に対して支援サービスがあるのかお伺いをいたしますのと、現在、福知山市では自主返納されている方が何人おられますかお伺いをしておきます。これで第1回目の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  最初のご質問ですけれども、凍結の問題、私は凍結または見直しという格好で出させてもらいましたけれども、凍結というのはどういうことかということでご質問があったように思っておりますので、何回となく今まで議会では話してきたつもりですけれども、一たん執行をストップすると、これは凍結に値すると思いますが、事業の内容でありますとかあるいは効果を市民の意見も聞いて、ぜひ見きわめていくという意味で使っておりまして、きょうもたび重なる議員さんにもそのような形の中でお答えしているわけですけれども、建設を是と判断すれば解凍ということになると思いますし、それは選挙を通じて出した私の公約に関するお知らせを見てもらえばよくわかるんじゃないかと思っております。そういう意味では、当初、本年度の秋の着工のスケジュールを今、まさに凍結して是非を皆さん方に聞いているところでございまして、そういう意味で凍結または見直しという形の言葉を私が使っているとご理解願えれば大変ありがたいと思います。巨大公共事業につきましては、確かに地元以外の企業といいますかそういった面には外から見えてくるときには大きく働きますけれども、その反面、そうすると地元の企業が全体的には小さくなっていくという格好で下請になったり、あるいはまた共同企業体になったりということで、いろんなことも考えながらこのことについては考えてまいります。僕は常々、地元の企業を使っていただきたい、あるいは使うべきやという話も、今までそういう中でやってまいってきたものでございます。確かにこの前の議員さんにもお答えしましたように、54年間の内部からの市長によって福知山市政がやってこられたと。それが一転にして、一市民から市長に就任させていただいたということにつきましては、私自身は画期的であるとこのように思っておりまして、そういう面で私は常に一市民の感覚で施策を検証していきたいと、市民の意見にも十分真摯に耳を傾けながら行政をしてまいりたいと。だからこそ、たび重なって言いますけれども、市民による市民のための市民の政治やと、福知山政治をそうあるべきやというのが私の考えでございますので、市民が常に中心であるということを私の頭からは外れませんので、そういうことであるというふうにご理解を願いたいと思います。  それから、パブリックコメントのことだったと思いますが、パブリックコメントは手紙やはがき、電子メールによりまして152通のご意見をいただいたし、連名でいただいたものもありますので人数では181人とかですね、また1通に複数のご意見をいただいたのものありますし、意見の件数は265強に入っていますし、私の家にもたくさん来ていますので、そういったものはこの中には入っていないと思いますけれども、いずれにいたしましても市民の皆さんから多種多様なご意見をいただいてきておりますことにつきましても、この場をかりて厚く御礼を申し上げたいと思っています。同様の意見についていろいろとございますけれども、前に意見の内容は協議会で発表させてもらいましたので、あえてここではもう時間もあれですので、申しませんのでよろしくお願いします。  ただ、ちょっと気になったのは、議員が、余りこういうことをいうとまた議員に謝れと言われるので嫌ですけれども、隅っこを直すなんていう表現というのは、うちの職員に対して大変僕は失礼やと思っています、私は。もっと表現の仕方が多々あると思います。職員は一生懸命、本当に夜中まで、私のためではないと思って、市民のためやと思ってやった、当選した者のために一生懸命汗を流しているのに、隅っことか小手先とか言われる表現については、僕はもう本当に腹立たしいと思っていますので、そのあたりにつきましては、何ぼベテランの議員であっても僕は、僕は外へ何ぼでも勝負をかけていきたい、これぐらいに思っていますんでね、それはもう本当に失礼だと私は思いますよ。むしろ、すばらしい議員さんもこの前から発言されて、自分らも賛成したけれども、やっぱりこの時勢になってと一方で言われる議員さんもおられるし、少なくても、徹底的に私のために挑戦的にものを言われるというなら、それはそれで私も覚悟の上でやっていかなければならないわけで、表現としては大変私のところの職員に対して失礼ではないかと思っておりますことだけはあえて言わせていただきますので、またそれに対して反論があればしっかりと受けとめて回答してまいりたいと思いますので、ひとつ、私は市民を守っている市役所の職員を何としても守りたいと思っていますので、そのあたりにつきましては、ひとつまたご意見も賜りたいとこのように思っております。図書館ということもありますけれども、その前にほとんど私のお話は聞いていただいていたと思うんですけれども、永田議員のときにもほとんど声は、はっきりは言えませんけれどもこの覚悟でおりますよというあたりは見え見えでお話しさせてもらったつもりです。凍結見直しが、そしてまたそのことがどういう形で出てくるかは、今度の21年度の予算編成を見ていただいたらいいんじゃないかとこのように思っていますので、ひとつよろしくお願いいたします。  それから、公約で見直し凍結云々ということにつきましても、私のマニフェストは大きな柱は今言いましたけれども3本柱を立てておりました。それは、生活を重視する福知山、それから小さな役所で高いサービスをしようというのも入れておりましたし、また、にぎわいのある快適な福知山ということも入れておりました。そういったあたり、先ほども申し上げましたように凍結とは、執行を一たんストップすると、是非を見きわめながら都センターの見直し案につきましても、凍結につきましても、今後の私たちの予算に結果を見ていただくことが一番いいんじゃないかと思っております。  それから、最後にファミリーの寄贈については、せんだっても全議員協議会の中で荒川議員が質問されたときもはっきりと申しましたけれども、最初、そのお話がありました。そのことにつきましては、私どもの技術の専門家に見ていただきまして、例えばですよ、あそこの耐震の調査だけでも780万、それでもし、耐震がどうしてもあそこに柱を入れるとか、あれをせいこれをせいということになっていったときには、天井の中にもアスベストばっかりなんですよ。そういうことも全部私の方でも技術屋さんに見ていただいて、最終的に私がみずから「そんなものはいりません」と断っているわけですよ。今さら市民アンケートがどうのこうのと言われますけれども、支持者はいろんな支持者があります。多分、議員さんだっていろんな支持者があると思いますよ。僕はしがらみを持たないというのが私の信条ですので、支持者は支持者ですよ。しがらみを持って一緒に政治をしようなんて思っていませんのでね、そのあたりはもっともっと私の公約でありますとか、私の演説の中身を聞いていただいたら、聞いていただいていないと思いますけれどもそういったあたりにつきましては、とんでもない誤解じゃないかなと。もちろん先方に迷惑をかけたらいけませんので、例えば、京都の門川市長との対話についてはもう既に印刷物ができておりましたので、そのことについては行ってまいりましたけれども、すぐに協議をしてあとはすっと帰らせてもらいましたので、そういったあたりをいずれまた第2の質問で出るかもしれませんけれども、そういう形で先に言っておきたいと思います。アンケートについては、何の相談も私にあったわけでも何でもないし、独自でやられているアンケートでございます。そのことに私がとやかく意見を申すような立場でもありませんしそんな間でもありませんから、私のあずかり知らないところで行われておる結果が表に出てきて、それを私の方にも持って来られた事実はあります。うちの秘書を通じて持って来られた事実はありますので、そういったあたり誤解のないように、ひとつ理解していただきたいと。このほかのことにつきましては、関係部署の方から例によって答えさせますので、ひとつよろしくお願いします。 ○(野田勝康議長)  教育部長。 ○(村上政彦教育部長)  新学校給食センター建設当初計画に向けて積み上げた職員の英知についてというご質問がありました。議員さん、ご発言のとおり、合併前に新学校給食センター建設事業にかかわっては、当時の担当職員をはじめ、1市3町の理事者、合併協議会委員、議会議員の皆様で多面的な角度から精査されるとともに、十分議論を尽くされ決定されたと伺っております。しかしながら、再三申し上げておりますとおり、学校給食センターは児童生徒に給食を提供するため、毎日食材を調理し学校へ配送することを目的に建設する施設でございます。学校配置状況や児童生徒数の将来推計をもとに、施設整備計画策定に当たっては運営管理を20年の長期にわたり継続的に実施することを十分考慮し、投資的経費や管理的経費などの財政負担も含め、総合的に検討する中で建設地を決定していくことが最善の方策であると考えております。合併協定を踏まえ、建設地については三和地域で行うことが旧1市3町の理事者会議で確認されているので、建設地の見直しについては、三和町域の住民の皆さんの理解なくしてはできないと考えております。将来の福知山市の学校給食の望ましいあり方を展望し、市立学校配置の中心に位置し、流通拠点である公設地方卸売市場が学校給食建設用地として最適地であることを三和地域の住民の皆さんにご理解願い、ご協力いただけるよう説明申し上げていきたい、そんなふうに考えております。  それから新学校給食センター建設予定地に通じる市道が、豪雨時に通行不能になることについての対策ということでございます。豪雨時の豪雨の影響で、建設予定地に通じる市道が通行不能になる状況が発生する場合は、時間帯にもよりますが、食材の納品あるいは調理従事者の出勤ができない状態であると判断いたします。こうした緊急時の対応については、次のような危機管理を行うことにいたしております。警報が発令された場合は、庁内関係部署、関係機関などと情報収集並びに連絡調整を行い対応に当たります。仮に、京都府中西部に大雨洪水等警報が当日午前6時までに解除されないときは、給食は行わないことといたします。ただし、午前6時までに解除されたときは給食を実施いたします。前日までに警報が予測できる場合は、給食の有無を食材納入業者及び給食業務委託業者、受配校に、受配校というのは、給食を届ける先の学校でございます、にお知らせいたします。給食通知を前日までに連絡した場合、警報等が解除されたときは弁当を持参して登校をしてもらうとそんなふうに考えております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  土木建築部長。 ○(桐村俊昭土木建築部長)  卸売市場近くの先ほどの通行不能の件でございますけれども、公設市場の近くの川としまして府道の管理であります弘法川と、それと市が管理しております横笹川、これは横笹川につきましては、市場の中を通っておる川でございますけれどもこの二つがあります。ただ、通行どめになったということですけれども、この平成16年の台風23号のときは、これは通行どめになったことはあるんですけれども、ここ数年台風等によってここの道路が通行どめになったということはありません。ただ、道路等にごみ等が蓄積しまして断面が不足して、これが道路にあふれて冠水するということもありますので、このあたりは道路の管理を十分していきたいとこのように思っております。 ○(野田勝康議長)  市民人権部長。 ○(廣田房代市民人権部長)  高齢者の運転免許自主返納制度についてでございますが、現在のところ本市では全国の他自治体が実施しておられます運転免許証を自主返納した高齢者への特典サービス事業としての高齢者運転免許自主返納支援制度は設けておりません。この制度は過去の運転経歴を証明するために公安委員会が発行する運転経歴証明書を提示していただきまして、特典やサービスを受けるものでございます。本市では、返納者のみならず、すべての高齢者に対して住民基本台帳カードの交付手数料を無料化し、身分証明書等に利用できるよう現在検討しているところでございます。また、自主返納者の数はというご質問でございましたが、運転免許の自主返納につきましては、さまざまな形態がございます。平成20年10月末現在で、運転経歴証明書発行に伴います自主返納者数は、京都府内で307名、うち福知山市は6名でございます。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  まず最初にですね、隅というその議論をするんだったら、市長、これがあって、こことここ、これは真ん中ではないですわ。全体をいらうんならひねってってしまう、やはり上か下をいらわれただけ、やはり隅じゃないですか。だから、私はあえてその職員の皆さんが結集された案は、上か下かをいらわれた、隅をいらわれただけとこう言わせてもらっただけで、あえてその言葉を何も訂正する必要は私はないと思いますので、まずその点はご了承願いたいと思います。  それからですね、ここにあります公約なんです。公約は、収賄事件の解明、徹底してここは追求すると。それから財政の立て直し、(仮称)北近畿の都センター事業費64億円等の建設事業凍結とあるんですよ。私は何もだからうそも何も言っていない、これは、公約はやはり公衆の皆さんに約束をしたことが公約やと思っておるんですよ。だから、それに対していかがなものかと聞いておるんです。まず、その点をご理解願いたいと思っております。  それで、審良議員の質問の中にもちらちら出ました。松山市長のこの選挙公約は多くの支援者の方々の考え方を集めて、そして作成されてきたものではないかと私は思っておるわけなんですね。だから、松山市長自体が、選挙戦が精いっぱいだったと、恐らく戦うことでいっぱいだったと思うんですよ。その中身とかこういったマニフェストが恐らく参謀の人がつくられてきたと、私は思っておるんです。だから、公約のその内容の一々した検討はされていなかったんではないかと思っておるんです。だから、当選してみて、行政の構造が何とちょっとやそっとでは動かんなと、こう私はこの仕組みに今思っておられるんじゃないかと、そういうことで松山市長の心中を察するわけなんですけれども、その点をまず伺っておきたいと思います。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  先ほどから凍結論議が出てきているわけですが、確かに凍結というのは、そのパンフレットは一番先に多分出たパンフレットだと思いますけれども、もう同じことを何回でも言わなければならないんですけれども、凍結というのは私の方は、一たん執行をストップすると、そのことが凍結だと。そして、事業の内容でありますとか効果を、市民の意見も聞きながら是非を見きわめていくと、そういう中で凍結を解凍するという形になっておるわけでございまして、そういう意味におきまして、皆さん方にもその見直し案を出させて冷蔵庫から初めて凍結から出させてもらって皆さん方にご意見を伺い、そしてまた自治会長会で、あるいはまたいろんな形の中で調べをさせてもらったというのが私の解釈でございます。  それと、隅っこは、僕は隅っこイコール小手先という形を両方あわせて余りよい言葉ではないなと、私も長年その議会の方はいろんな仕事があった関係から見せてもらっていますけれども、そういう表現の仕方というのは、余り私が言うとまた議長の方からも謝りに来いと言われるので、あんまりこれ以上は言えませんけれども、うちの職員が一生懸命やったことに対して、私が攻められるのはちょっとも構いませんけれども、ちょっと失礼な話じゃないかなと思ったので、あえて意見を出させてもらった次第です。以上です。 ○(野田勝康議長)  井上議員。 ○22番(井上重典議員)  市長はですね、選挙のときには、市の職員は何をしているんやと。鋭い批判をされて入ってみたら、職員は何と立派やと。これは本当に180度、360度かわった発言だと、私は思っているんですよ、本当のこと。だから、あえて私は職員さんが本当に賢いのかどうなんだかわかりませんけれども、この器の中に入ってみたら、本当に手のひらに、それ以上は言いませんけれども、なってしまったような感じでは、松山市長の支持者に対してこれは私は全くおかしいと思うわけです。それで、私がなぜ、これほどまでに公約宣言の凍結にこだわるかということですけれども、松山市長が当選された6月の15日の翌日、16日の両丹日日新聞に、福知山が救われたと、大きな見出しで載っておりまして、支援者の皆さんが「これでかわる、福知山は救われた。」と、男性女性を問わず泣き出す人、人、人と、こういう記事があるんですね。私はですね、この新聞を読んで、水戸黄門ではありませんけれどね、善玉と悪玉とこうよくドラマではあります。そういった中で、私は後者の方の支援議員団長として載らさせていただきました。で、この皆さんの涙を流された市民の半分の方のこの記事を読みますとね、何と、私たちは悪いことをしていたのかとつくづくこう寂しくなった思いがするんですよ。だから、6月15日をもって私は今まで議員を13年やってきましたけれども、少しかえてまいりました。で、私はこの松山市長の支援者の皆さんの意志をくんだら、やはり公約は不退転の決意で市政運営に当たっていただくことが、やっぱり勝利の権限、この得られました、執行権を得られた市長の責務ではないかとこう思っているんですよ。その点をお伺いいたします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  おっしゃるとおりでね、だからこそ一生懸命公約の実行のために努力をし、そしてその原案を出し、それに対していろんなご意見をいただき、そして何としても市民の意見を結集して市がよくなるような方向で今、市政に向かっているわけでございまして、お互いに選挙のことを言い出すといろんなことがありますわ。これはもう一種の選挙というものは、いつまでも私も尾は引きたくないですけれども、私の支持者が泣いて喜んで万歳してという格好で、お互いにどっちもそうだったと思うし、皆さんが今まで支持されてきた方が通っておられたら、また同じことをなさっていたと思いますし、私も府の市長会とか近畿の市長会へまいりますけれども、それはもうどこでも同じような形で選挙戦をやっておられる事実、そして当選されたところにも行きましたし、同じことを言われますし、落選されたところにも行きましたが、同じことをやっぱり言われるんで、それはもう選挙では、私以外にいろんなことを、私が言わなかったことまで言ったように言われますし、それはもうマスコミの関係もありますでしょうし、また間接的に聞いたことを膨大にお話ししてなさるという場合も、これは私が言わなくてもむしろ10何年間議員の経験をされているということは、私よりも先輩ですので、そういったことはよくおわかりかと思いますので、私の心は一つも市民からぶれておりませんので、その旨だけ伝えておきます。以上です。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  昨日の武田議員の質問の中で、市長は切実に5歳児の教育は本当に大切であると、これもやはり元教育者らしい答弁をされておりました。この幼児教育の中で、やはり発達段階の5歳児、3歳児、こういった子育て中の親子が最も必要とするものは、やはりその機能を持った児童図書館だと私は思うわけなんです。その児童図書館機能を、やっぱり縮小してしまったということに私は、言葉を選んで言いますけれども、残念だったと思っておるんです。その点についてお伺いをいたします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  都センターの件は、きのうもきょうもあらゆる形でお話しさせてもらっていますけれども、今までの計画段階というのは、これは全議員協議会で図書館長の方からもそういう機能面については、そういうことはないという回答はなされていたと思いますし、それから幼児教育関係、公私共ども、私のところにもいろんな要求にみえましたので、それも皆さんのおっしゃることを大事にしながら次年度予算もつけてまいりたいとこのように思っていますので、今も言いましたように、最前の答えも言いましたように、21年度の予算編成の中で私のその思いが組み込まれると思っていますので、そのあたりも、ぜひご理解を願いたいとこのように思っています。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  市長は、口癖のようにですね、口癖と言ったらいけないですね、何回か、言葉を選ばなければ非常に難しいんですけれども、3月議会でこの北近畿の都センターは、この建設に当たっては議決をしているじゃないかと、何回かこれは繰り返されております。しかしですね、この見直し案と前の計画案とでは全然違うんですよ。これはまた例にとって言うと、削除になるかもわかりませんけれども、ミロのヴィーナスがただのヴィーナスになったような、こういう表現でしたら、私はそう思っているんですよ。これは個人の議員の思いだからこれは仕方がないと思うんですよ。本当にそんなものになってしまったと。何が目的なのかわからなくなってしまったと、こう思っているんですよ。全議員協議会の中でも、福知山市にはたくさんの施設があると。しかしながら、グレードの高いメインというのは一つもないんですよ。そういったものが前の計画と今度の計画の見直し案では違うということを私は指摘しておるんで、永田議員の言われていることはちょっと違うんですよ。その点は、理解をしていただきたいと思うんです。そのことについて、市長の考え方を。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  さすが、美術の元教師さんでありまして、ミロのヴィーナスが出てくるとは私は思いませんでしたけれども、とにかく私の方はいつもよく野球で例えさせてもらうんですが、大変失礼な話ですけれども、せんだってもここで言ったかもしれませんけれども、1回から9回まで試合があると。で、5回までは前高日市長が一生懸命頑張ってやられたと。その後、私が6回から出てきてマウンドに立ったと。そのときに、僕は外から見ていたのと中から違うというその中にも出てくるわけですけれども、いわゆる観覧席から見ていたのと、チームを率いてゲームをしている展開とは全然違ったと。で、6回に入っているのに何でボールのメーカーはどこでバッドはどこで試合場はどこでするんだと、土地にはどれだけ行ったんだというその話が出てくるので、僕は不思議でならないんですよ。だから、そういう面でお話をさせてもらったんで、それは新しい、ことしだったかな選挙をやったのは、その皆さんは当然言われて当たり前なんで、そのことはおわかりでないから、だからことしの1年生の議員さんが何ぼ言われても僕は何とも思いません。ただ、あのときの全議員協議会でもベテランの井上議員が言われたときに、ムッとして言ったのは後で怒られましたけれども、「まあ、静かに、静かに」って怒られましたけれども、何でその前議員さんで1期も2期もされた方がああいう形で言われるのかなと。そのとき反対されていたグループがあるということは十分知っていました。しかし、何で反対されていたかということについてはちょっとわかりませんけれどもね、けれどもここで議決されたもんやといって聞いてきたもんだから、だから当然見直しだと。見直して一度出してみようという形で出したわけなんですけれども、そのあたりの議員さんと私の解釈の違いがあったかもしれませんけれども、いずれにいたしましても、今回はそのときよりは議員さんがおっしゃるように6月よりも何回も言っているように9月よりも12月、この経済を考えていったら、また逆に私が何らかの方法で次年度の予算の中にいろんなことを入れたりなくしていたらですよ、井上議員の追求の仕方ではまたこれ、何ぼ経済のことを思って、借金のことを思って直しても「何でやったんや」とまた言われそうな気がするんですが、そういったあたりにつきましては、審良議員にも答えましたように、私の公約のとおりになるとは限りませんし、形は変わっても、あるいはまた私の公約を消してでも何らかの市民のためということで判断をしていきたいと思いますので、そのあたりもぜひご理解だけはしていただきたいとこのように思っております。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  それで、このファミリーの寄附を申されておりますSさん、これも松山市長の支援者であったと、私も思うんです。で、このSさんは、福知山激変の会とか精力的にいろいろとやっておられます。独自でこのファミリー寄附などについてもアンケート、福知山市全戸配付にしておられます。それから、集約もされております。またこれは、こんなことを言ったら職員の皆さんに失礼かもわかりませんけれども、行政がやるよりも早いです、集約が。何回か集約して、きのうも大きな皆さん全議員さんに来ております。早いんですよ、やり方が。それが今のスピードなんですね。で、この中に、駅前のシンボルであったファミリー寄附問題をアンケートで個人的な団体とはいえ、ほっておけないと思うんですね。これだけ全市域にされると。それで、この北近畿の都建設は凍結されると思っておりましたかという問いに、回答388人、福知山のパブリックコメントより多いんじゃないですか、これ。でも233人が、完全に市長が当選されたときは凍結だと思っておったというのが回答されておると。それから延期だという方が28人入れたら68%が凍結か延期であるという回答が寄せられておったという結果になっているわけですね。だから、このファミリーの寄附を受けたらよいかというこの問いにですね、380人中282人は「よい」と回答されておるんですね。これもほっておけない問題なんですね。やっぱり市長が、やはりこのSさんとじっくり話しして、そしてもう受け取られないという断言をされたと聞いておるのに、なぜこうして調査して、なぜ全域の人にそんな市長の発言は私ら議員しかわかりませんので、出てくるのかと。一般の市民の皆さんは、それはあんたはあんなごっついのを受けたらいいじゃないかいと、あそこを利用したらいいじゃないかいとこうなるんです。これは市長、きちっとお話をされるべきじゃないかと思うんですけれども、もう一度その点をお伺いいたします。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  そのSさんなる人の話は、どこまで議員がご存じかということも、ここから先はいろんなことになりますのでお話はしませんけれども、どちらにいたしましても確かにうちの選挙の関係で三和におられる人ですので来られたことは事実です。しかし、いろんな後の問題につきましてはこれ以上はしゃべれませんし、私の思っていることまでもすべてここでお話しすることはできませんけれども、いましばらく、議員さんもあっちやこっちからいろんな情報も入れられたということやと思いますし、とにかく、僕はしがらみを持たないと。ましてや、あそこは答弁しましたようにいろんな耐震問題とそれからまたアスベストの問題と、それから地主の問題と、それから僕に言わせたら駐車場の問題と、それから前の道が狭いという問題ともう幾らでもあるわけですよ。だから、どちらにしても私ははっきり断ったもので、断ったのにまた弁解がましくやる必要はないと。一たん断った、もう男が断ったんですから、それはうちの技術屋さんに見てもらって、あれは適当でないという返事をもらって、僕は専門家やないからね、だからそういうあたりも加味して断りましたんで、だから荒川議員のときもそういうふうにお答えさせてもらったし、きょう日が変わって今度は井上議員が言われたから「はい、そうします。」という形には僕はなりませんので、少なくても、そういったことにつきましては、一たん判断したものでありますし、あそこのアンケートの取り方についても、幾らでも私もちょっと言いたいことがあるぐらいでして、結果は参考にはさせてもらいますけれども、決してうのみにはしませんけれども、参考にはさせてもらいますけれども、一意見として、一アンケートとしてせっかく取られたものですから見せていただいております。私のところにも来ております。以上でございます。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  全議員協議会では、恐らく声が伝わっていない。やはりこれは、恐らくインターネットで見ておられるかもわからない。ああ、そうだったのかと、今、言われるかもわからない。そして議事録にも載ります。やはり本会議できちっとやっていかないと私は全議員協議会で言った言わんの話じゃないと私は思っております。  で、次に学校給食センター建設用地変更でありますが、合併協議会において、平成15年から平成17年の間に合併協議会を22回、新市建設計画策定小委員会を14回、総務企画議会小委員会を7回、住民福祉教育小委員会を6回、経済建設小委員会を3回、合計52回延べ人数出席1,409人、延べ時間119時間をかけ、また助役会、幹事会、専門部会、分科会の合計864回開催、延べ人数出席6,369人、延べ時間2,806時間にわたり協議した中でこの学校給食センター整備事業は検討してきた結果であります。それで、当時ですね、解決したと言いながら、今さら水問題、交通問題が支障で変更するということはですね、これは全く話にならないと私は思っております。重ねてきた貴重な時間と人件費を換算するとはかり知れないむだなことやったと思うわけなんですね。これを、これはまた言い過ぎかもわかりませんけれども、こういった体質が市民に対して不信感を与えるんですね。当時は「そうですよ」と訴えながら、「いや、実はこうでした。」って、これはやっぱりきちっとしておかないとですね、やはり私はこういった閉塞感が皆さんに不信感を与えているんですよ。やはりですね、松山市長はなられたその意志で三和町は、また三和町から怒られるかもしれませんけれども、何かにつけて不便だから変更するんだというこういう強い意志だったら私はわかるんです。執行権を持った市長がそう言うんだったら私はわかります。しかしながら、何かみんなが協議してきた中でまた覆ってこうなったということ自体が私はわからない。やはり、市長が権限を行使してやられたらいいんじゃないかと私は思うんですよ。その点、時間がないさかい端的に言ってください、一つ残っていますので。短く。 ○(野田勝康議長)  芦田副市長。 ○(芦田 昭副市長)  きょう、その関係につきましては、木戸議員さんのご質問にもご答弁させていただいたとおりです。確かに合併協の中で今おっしゃったような長時間を費やして議論に議論を重ねられてそういった三和町に給食センターを配置するという結論が出たことは、十分承知いたしております。で、私は一点、財政面から申し上げました。いわゆるそのときは卸売市場の特別会計は赤字ではありましたけれども、いわゆるオール会計の中でやっていくという国の方針は出ておりませんでした。ことしからいわゆるオール会計の中で卸売市場が資金収支不足比率が全国ワースト1じゃないかというふうに私は思っております。その救済策をどうするのかというのは、これは職員も含めて議員の皆さん方も含めてこれは考えていただかないといかんことだというふうに私は強く思います。そうした中で、卸売市場の余剰土地をいかに有効に活用するか、民間売却ということもありますけれども、今のこうした事態で民間売却もなかなかままならないんじゃないかと、早急に処理するには何とかああいう活用方法を駆使すれば、何とかいけるんじゃないかというふうな、正直言いまして苦肉の策ではありますけれども、そういったことで財政面を最大重要視する中でお世話になったと。それにはやはり三和町の住民の方々のご理解、ご協力が必要だということで、今後十分その説明にはお伺いさせていただきたいというふうに思っております。簡単ではありますが以上でございます。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  だったらですね、副市長は総務部長のときから決算委員会で公設の問題は全部の議員がみんな言っていたはずですよ。時代がその言われた国の方針でなかったかもしれないけれども、何をどうするんだと、その累積赤字を。これはもうけんけんがくがくだったんですよ、公設は。私が平成7年に議員になったときから公設問題はずっとでした、決算委員会でも。副市長になってからそれがひらめいたんですか。それはおかしいと思うんですよ。またこれは3月議会でやりますわ。私はそういったものは、議員の皆さんがけんけんがくがくした審議をしておきながら、そのときは何らいろんな案を出されておきながら、こういったときにコロッと方向転換はちょっとおかしいと。しかし、建てる建てんの話じゃないですよ。そういった案が出てくるということが私はわからないということなんです。で、これはまた3月でもよろしい。 ○(野田勝康議長)  市長。 ○(松山正治市長)  副市長は、私の両腕ですので、そういう面で私の公約に対して忠実に指示通り動いてくれていますので、決して責めないようにしてやっていただきたい。責めに聞こえますからね、私としては。それと、もう一件、前の回答をちょっと忘れていたんですが、選挙前はえらい市役所の職員が悪くて、後になったら褒めておるということですが、それこそ入ってみてわかったんですから、そういった点につきましては、職員にも申しわけないし、それとまた今後ともまだまだ私の公約について一生懸命やってくれとっても、皆さんのご意見だとかいろんな形でまた職員に謝らないといけないそういう場面も出てくると私は思っています。そういうことをすべてビシっとした中で21年度の編成を全部していきたいと思っていますので、そういった形もあわせながら、ひとつ回答が漏れとったなと思いながら、私の見方の違いにつきましての訂正をさせてもらいたいとこのように思っています。 ○(野田勝康議長)  井上重典議員。 ○22番(井上重典議員)  市長は、別に職員さんに謝らずに、やはり市長らしくどんどんやっていただいたら私はいいんじゃないかと思っております。で、副市長、そして部長、課長、係長、皆さんの意見をくんで、そして立派な市政運営にあたっていただいたら私はいいんじゃないかと思います。ぶれたら、ぶれたらやはりこの8万3,000の市民がですね、やはり築いてこられたこの福知山というのは、きちっとした町に先人の皆さんが築いてこらえたんですから、やはりぶれないようにやっていただきたいと。で、必ずしもだからそれが一致するとは私は言っておりませんけれども、ぶれないように市長にやっていただきたいとこう思っております。それで、この高齢者運転免許証自主返納制度については、よろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終わります。 ○(野田勝康議長)  この際、お諮りをいたします。  質問の通告者はまだおられますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これにご異議ありませんか。               (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(野田勝康議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。  次回は、来週15日午前10時から本会議を開きます。  それでは、本日はこれをもって延会といたします。  ご苦労さまでした。                 午後 7時15分  延会...